飲むだけでOK?プラセンタの摂取方法について

美容効果を期待してプラセンタを摂取している人は多いと思いますが、サプリメントやドリンクをただ摂取するのではなく、プラセンタの由来や配合量、摂取方法にも注意することで、その効果をより高めることが期待できます。
今回は、プラセンタの効果的な摂取方法と、摂取する際の注意点についてご紹介します。

プラセンタの種類

美容成分として知られるプランセタですが、その素となるのはヒトや家畜の胎盤です。胎盤には自然治癒力を回復させる効果があり、出産により低下した体力を速やかに回復させると言われ、古くから医薬品として応用されてきました。

さまざまな種類があるプランセタ

一口にプランセタと言っても、その原料である胎盤を採取した生き物によってさまざまな種類があります。市販されているものに含まれているプランセタはほぼ全てが家畜由来のものですが、医療用途で処方されるものにはヒト由来のものもあります。プランセタの種類を見てみましょう。

最もメジャーな豚プラセンタ

豚由来の豚プラセンタは、最もポピュラーな種類のプラセンタです。豚は年に2回・一度に10頭前後の子供を出産するので、他の動物に比べて大量に胎盤を採取できることから、プランセタエキスの原料として多く流通しています。

高級品といわれる馬プラセンタ

馬由来の馬プラセンタは、他のプラセンタとよりも多くのアミノ酸が含まれているのが特徴。プラセンタに利用される種類の馬はほとんどがサラブレッドであり、ハッキリとした血統や徹底した品質管理、栄養管理など、申し分ない条件の下で育てられているものの、それだけ馬プラセンタは非常に高価になる傾向があります。

海外で人気の羊プラセンタ

ヨーロッパや北米で人気の高い羊プラセンタですが、日本では、羊肉を食べる文化がないことや狂牛病問題により流通量が極端に少なく、羊由来のプラセンタ商品はあまり目にすることはありません。

医療用途に限られるヒトプラセンタ

家畜由来のものよりも高機能と考えられているヒトプランセタですが、日本では2003年の薬事法改正により、ヒト組織由来の製品を使用した場合に記録保管の必要が生じたことから、ほぼ医療用途で処方されるものに限られています。

プラセンタは継続使用が基本

プラセンタは即効性を求めるものではなく、継続使用が基本です。最低でも半年から1年を目安とした継続使用が必要です。サプリメントやドリンクなら摂取量を調整しやすいため、少量から摂取をはじめて徐々に量を増やしていくのが良いでしょう。

副作用があることも知っておく

市販のプラセンタ配合のサプリメントやドリンクでは、プランセタを原因とする副作用は報告されていませんが、アミノ酸やたんぱく質が含まれているので、これらが原因のアレルギー反応を起こす場合もあります。
使用量を徐々に増やすのは、アレルギー反応の有無を見るためでもあります。

効果は確実なものの高価な「注射」

注射によるプランセタの摂取は「医療用プラセンタ注射薬」と呼ばれ、厚生労働省で認可を受けている医薬品扱いとなります。

リスクの大きいプランセタ注射

美容目的のプランセタ注射には皮下注射や筋肉注射、ツボ注射などの種類がありますが、医療行為であることや高額な費用、一度受けると献血ができなくなるなど、さまざまなリスクがあります。

負担なく安くできる「経口摂取」

サプリメントやドリンクでの経口摂取は、コストも低価格で済み、手軽に取り入れられるため人気です。製薬会社や化粧品メーカーなどからさまざまな種類の商品が発売されているため、自分に合ったものを選んで摂取するのが良いでしょう。

飲むタイミングは就寝前がおすすめ

人間は寝ている間に体や肌を作り、ダメージを受けた部分の修復をおこないます。プラセンタには細胞の新陳代謝を促進させる成長因子が含まれているため、成長因子の働きを最大限に実感したいのであれば、就寝前の摂取がおすすめです。

おわりに

せっかくプラセンタを摂取するのであれば、その効果を最大限実感したいもの。そのためにも摂取のタイミングや、自分が得たい効果に合わせたプラセンタを選ぶことが重要です。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう