こんなに違うの!?年齢・性別での体脂肪率の特徴

体重の減量だけがダイエットではない!ダイエットをするにあたり、日々追っていく数値は体重だけではありません。体重が減って喜んでいても、体脂肪が増えてしまっては、見た目は変わりません。
運動をしなくなってから、特に何もしていないのに体重が減った経験はありませんか?それは、体内の筋肉量が減り、脂肪が増えてしまったからです。脂肪は筋肉よりも軽いため、一時的に体重は落ちますが、そのままだと脂肪がどんどん増えて体重増につながる可能性があります。
健康に痩せるためにも、今回は体脂肪率について学びましょう。

そもそも体脂肪率とは?

体脂肪率とは、言葉の通り体内にある脂肪の割合のことです。体脂肪は、皮下脂肪と内蔵脂肪などに分けられ、体内のどこにつく脂肪かによって呼び方が違います。体脂肪率の計算の仕方は以下のとおりです。

体脂肪率(%)=[体脂肪の重さ(kg)÷体重(kg)]×100

体中の脂肪と聞くと、悪いイメージがありますが、体脂肪は人が生きていく上で、エネルギーを貯蔵する働きをしたり、内蔵を保護したりと、生命を守る重要な働きをしています。
よって、多すぎるのはもちろん体に悪いのですが、少なすぎても健康にはよくありません。体脂肪率もバランスよく調節するようにしましょう。

体脂肪率の男女基準値とは?

男性 女性 判定
5.0%~9.9% 5.0%~19.9% 低い
10.0%~19.9% 20.0%~29.9% 標準
20.0%~24.9% 30.0%~34.9% やや高い
25.0%~ 35.0%~ 高い

この表を見ると、男性と女性にかなりの差があります。これは、男性よりも女性のほうが、体脂肪がつきやすい体質であることが影響しています。
しかし、この表で「高い」と判定されると、「肥満」に分類されます。肥満状態だと生活習慣病にかかるリスクが高まるので、体脂肪率を減らすことを心がけたダイエットをしましょう。

年齢で見る体脂肪率の平均値

先ほど男女の体脂肪率の判定基準値を紹介しました。しかし、体脂肪率は年齢別でも基準値が異なります。今度は、年齢別の体脂肪率の平均をまとめてみました。

男性の年齢別体脂肪率の平均

年齢 低い 標準 やや高い 高い
~13歳 ~6% 7~24% 25~29% 30%~
14~17歳 ~7% 8~23% 24~27% 28%~
18~39歳 ~10% 11~21% 22~26% 27%~
40~59歳 ~11% 12~22% 23~27% 28%~
60歳~ ~13% 14~24% 25~29% 30%~

女性の年齢別体脂肪率の判定基準値

年齢 低い 標準 やや高い 高い
~13歳 ~14% 15~33% 34~37% 38%~
14~17歳 ~17% 18~35% 36~39% 40%~
18~39歳 ~20% 21~34% 35~39% 40%~
40~59歳 ~21% 22~35% 36~40% 41%~
60歳~ ~22% 23~36% 37~41% 42%~

このように年齢が上がるに従って、体脂肪率の平均も上がる傾向にあることがわかります。これは、体脂肪は年齢を重ねれば重ねるほど、増えやすくなることが主な原因です。
エネルギーを消費する筋肉が加齢により衰えることで、基礎代謝も、比例して少なくなります。
基礎代謝量の減少により、摂取したエネルギーのうち消化しきれなかった部分が脂肪として体内に蓄積されるため、年をとると体脂肪が増えるのです。

理想の体脂肪率を目指そう!

体脂肪率が高すぎると、脂肪が多いことにより、生活習慣病などにかかりやすくなってしまいます。体脂肪率をコントロールするためには、食事メニューの見直しや運動量の上乗せなどが効果的。
逆に、体脂肪率が低すぎると、脳が、「体が飢餓状態である」と誤認してしまう恐れがあります。そうすると、飢餓状態から脱出するためにエネルギーが使われてしまうので、女性の場合、生理が来なくなる減少が起きてしまう可能性があります。その他にも病気にかかりやすくなるなど、免疫力が低下してしまいます。

おわりに

体脂肪率は、高くても低くても良くないが、ダイエットをする上では大切な情報となります。体重を減らすだけがダイエットではありません。体脂肪にも注目しながら、減らしていきましょう。
体脂肪率が減っていれば、ダイエットの効果が表れている証拠です。無理をしすぎず、理想の数値に近づけるように頑張ってください。

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