空腹でアンチエイジング?きれいになれる空腹のカギとは

最近空腹を感じましたか?本当の意味での「空腹」とは、おなかが空いて鳴る状態のこと。実はこの空腹状態がアンチエイジングに効果があることが明らかになってきたのです。
今回は、アンチエイジングに効果がある本当の空腹の仕組みについて、詳しく見てみましょう。

サーチュイン遺伝子をONにして体を若返らせよう!

空腹がアンチエイジングをかなえてくれるメカニズムのポイントとなるのが、長寿遺伝子とも呼ばれる「サーチュイン遺伝子」です。
長寿遺伝子といっても、サーチュイン遺伝子は見た目が若い人や長生きする人だけが持つ遺伝子ではなく、全身の細胞を修復して、若々しい体を保つ役割がある遺伝子と考えられています。
誰もがもっている遺伝子ですが、ほとんどの人は機能していない休眠状態になっていることも明らかになっています。

サーチュイン遺伝子がONになると何が起こる?

サーチュイン遺伝子がONになると全身の細胞が修復されるので、若々しい肌のキープや病気の予防、健康な体の維持などにつながります。また、男性の薄毛にも改善効果が期待できるという研究結果も発表されています。

食事の量を減らしてサーチュイン遺伝子をONにする

サーチュイン遺伝子をONにするには、食事の量を減らして摂取カロリーを抑える必要があります。
ある動物実験では、エサを4割減らすと、寿命が1.5倍に延びるという結果が出ています。人間に近い動物であるサルを使った実験では、十分な食事を与えられたサルは心臓病やガンを発症することが多かったのに対し、通常より食事を減らしたサルは見た目の若々しさと健康を維持していたという結果が出ています。

食事のカロリーを減らすと見た目が若々しくなる?

なんとなく口さびしい、時間が来たから食べるというのは、若返りのタイミングをみすみす逃しているようなもの。サーチェイン遺伝子をONにするためにも、腹八分目を心がけてください。

成長ホルモンの分泌を促してアンチエイジング

サーチュイン遺伝子と並んでアンチエイジングで重要な役割を果たすのが、成長ホルモンです。成長ホルモンも細胞を修復して、若々しい体をキープするのに欠かせません。
成長ホルモンの分泌のピークは10代ですが、代謝や免疫といった機能にも関わるため、大人になってからも分泌は続きます。しかし、加齢やストレス、生活習慣などで、成長ホルモンの分泌量は低下してしまうのです。

おなかがグーっとなると成長ホルモンが出る!

さまざまな要因で分泌量が減少する成長ホルモン。その分泌を促すためには、空腹を感じたときにしばらくそのままの状態を維持するのが有効です。
空腹の状態が続くと、身体は内臓脂肪を分解してエネルギーにするため、成長ホルモンが活発に分泌されます。空腹の状態を維持することは、ダイエットだけではなく美容にも効果が期待できるのです。

おわりに

口さみしくて食べていたおやつや、小腹が空いたときの間食が老化を進めていたとしたら、ショックですよね。若々しい美肌やスリムな体型をキープするためにも、おやつや間食は我慢して、軽くおなかが空いた状態を維持するようにしましょう。

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