美容効果があった!?エストロゲンの効果について

エストロゲンの効果を説明する女性
女性ホルモンのひとつであるエストロゲン。美容にも欠かせない存在として、エストロゲンの効果に注目が集まっています。しかし、女性の体内で分泌されるエストロゲンの量は、生理周期などさまざまな要因によって乱れがちです。こちらでは、美容に役立つエストロゲンの効果についてご説明します!

エストロゲンとは?概要と役割

エストロゲンを味方につける方法

エストロゲンとは、女性ホルモンの一種で、卵胞ホルモンとも呼ばれます。エストロゲンは女性の卵巣から分泌されます。エストロゲンをさらに細分化すると、エストロンとエストラジオール、エストリオールに分類できます。

美容に欠かせない!エストロゲンの力

エストロゲンにはお肌の潤いとハリを保つために欠かせない、コラーゲンの生成を促す作用があるといわれています。そのため、エストロゲンが不足するとニキビやしわなど、さまざまな肌トラブルにつながる恐れがあります。

エストロゲンのさまざまな役割

エストロゲンの働きは美容効果だけではありません。エストロゲンは女性の妊娠・出産において重要な働きを担っています。子宮内を妊娠しやすい環境に整え、妊娠を継続するために必要な働きをすることで知られています。
また、血管や骨などの維持にも関わっており、エストロゲンは美と健康のために欠かせない存在なのです。

エストロゲン量の乱れでお肌がピンチに?

エストロゲンの乱れでお肌がピンチに?

生理が終わった後の1週間程度はお肌にツヤと潤いがあり、最高のコンディションではないでしょうか。これは、排卵に備えてエストロゲンの分泌が増加するからだといわれています。一方、排卵が終わるとエストロゲンの分泌も下り坂で、肌トラブルに悩まされる人も少なくありません。

エストロゲン量の周期

エストロゲンの分泌量は月経周期によって変動していて、一か月の中でもエストロゲン量が多い時期と少ない時期があり、周期的に増減を繰り返しているのです。

28日周期の場合

  • 月経期(月経開始~7日ごろ)‥‥エストロゲンの分泌は控えめ
  • 卵胞期(8日~14日ごろ)‥‥排卵に向けてエストロゲン量が増大
  • 排卵期(15日前後)‥‥排卵直前はエストロゲンの合成がピーク。排卵期になると減少します
  • 黄体期(排卵終了~28日)‥‥卵胞期と比較すると少ないものの、エストロゲンが合成されます

生活習慣の乱れでエストロゲン量が不安定に

20代から30代は、生理周期によって変動するものの、一定のリズムで増減するため、エストロゲンの分泌量が安定する時期だといわれています。その時々に合わせたスキンケアをすればお肌の調子も整いやすいのです。
しかし、生活習慣の乱れや喫煙、過度なダイエットなどによってホルモンバランスが乱れるとお肌のターンオーバーが滞ってしまう恐れがあります。

エストロゲンを味方につける方法

エストロゲンを味方につける方法

心と身体に過度な疲れがたまると、エストロゲンをはじめとするホルモンバランスの乱れにつながると指摘されています。仕事や家事などで疲れがちな人は、ぜひセルフメンテナンスを心がけましょう。特に重要なのは、忙しくても夜にグッスリ眠ること。時には家事を後回しにしてしまってでも、早めに布団に入りましょう。

バランスの取れた食生活でサポート

ホルモンの分泌には、睡眠だけではなく食事からの栄養摂取が欠かせません。特に、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンの摂取がおすすめ。納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品を積極的にとりいれましょう。
また、女性ホルモンの分泌にはビタミン類なども影響するとされています。特定の食材だけを多くとるのではなく、幅広い食材を組み合わせて、バランスよく食べることが大切です。

適度な運動で自律神経を整える

ホルモンバランスと深い関わりがあるといわれる自律神経。自律神経のメンテナンスには、適度な運動が有効と言われています。有酸素運動がおすすめですが、楽しんで継続的に取り組めるものを選ぶことが大切。自分に合った方法で身体を動かしましょう。

おわりに

エストロゲンはお肌の状態に深く関わっているだけではなく、健康維持にも欠かせません。これを機に、自分の生理周期や生活習慣などを振り返ってみてはいかがでしょうか。エストロゲンを味方につけて、美肌を目指しましょう!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう