女性ホルモン の種類は意外と多い!?

女性ホルモンの種類
女性の美と健康に欠かせない、女性ホルモン。女性ホルモンについて、なんとなく分かっているものの、いまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか。女性ホルモンには複数の種類があり、それぞれ異なる役割をもっています。今回は、女性ホルモンの種類と特徴についてご説明します!

女性ホルモンとは?女性ホルモンの基礎知識

女性ホルモンを整える方法

女性ホルモンとは、月経や妊娠、出産など、女性特有の身体の変化に大きく関わるホルモンです。そのため、女性ホルモンのバランスが崩れると、体調だけでなくお肌の調子も乱れやすいといわれています。

お肌の調子に影響する!?卵胞ホルモン

女性ホルモンは、「エストロゲン」として知られる「卵胞ホルモン」と「プロゲステロン」に代表される「黄体ホルモン」に分けられます。卵胞ホルモンは、皮膚や自律神経の状態に関わるホルモンで、生理の終わりごろから排卵前の時期に分泌量が増えます。

生理前に増加するプロゲステロン

「プロゲステロン」に代表される黄体ホルモンは、排卵期から生理直前の時期に増加します。食欲が増えたり、肌荒れが起きたりといった、生理前のお悩みにはプロゲステロンが影響していると考えられています。

意外と多い?エストロゲンの種類

エストロゲンの種類

卵胞ホルモンといえばエストロゲンとご存じの方もいるかと思いますが、実はエストロゲンにも複数の種類があるのです。エストロンとエストラジオール、エストリオールの計3種類があり、これらを総称して「エストロゲン」と呼ぶのです。

閉経前に最も多いエストラジオール

エストラジオール(E2)は、エストロゲンの中でも最も強く作用するといわれています。主に、卵巣内の卵細胞で生成されます。なお、卵細胞は排卵が近づくにつれて、発育する性質をもっています。
エストラジオールは、閉経前のエストロゲンの大部分を占め、閉経後は分泌量が減少します。

エストロンとエストリオール

脂肪組織で合成されるホルモン「エストロン」は、エストラジオールに次いで分泌量が多く、閉経後はこのエストロンが主要なエストロゲンとなります。
エストリオールは、妊娠時に胎盤などから合成されるホルモンですが、非妊娠時は、肝臓で合成されるといわれています。

ホルモンバランスの整え方

ホルモンバランスの整え方

ホルモンバランスを整えるには、まず生活リズムを整えることが重要です。生活リズムの乱れは自律神経のバランスを崩して、ホルモンバランスにも悪影響を与える可能性があります。

食事でホルモンバランスを整えよう

ホルモンバランスを整えるためには生活リズムだけではなく、食生活の改善も大切です。
女性ホルモンと似た働きをする、大豆イソフラボンを積極的にとるのもおすすめ。大豆を含む食品ばかりだけをではなく、複数の素材を組み合わせて、バランスの良い献立を考えましょう。

疾患がある場合は薬剤での摂取も

自分のホルモンバランスについて心配な人は、最寄りの婦人科で検査を受けるのも良いでしょう。疾患の程度によっては、薬剤で人工的に女性ホルモンを補う「ホルモン療法」が適用される場合があります。

おわりに

美容と健康に大きな役割を果たす女性ホルモンは、生活バランスの乱れにより正常に分泌されなくなります。美肌と健康のためにも、生活リズムの維持とバランスの良い食生活を心がけることは重要と言えそうです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう