生理周期によって変えるのがスキンケアのポイント?

生理前にニキビができる。生理前はいつものスキンケア用品がしみる。そんなお悩みを持つ女性は多いのではないでしょうか?肌の調子に最も影響するのは、生理周期です。
今回は、生理周期がなぜ肌に関係するのか、生理周期の特徴とそれぞれの時期に合ったスキンケア方法をお伝えしていきます。

なぜ生理周期が肌に関係するの?

肌の調子には、女性ホルモンが深く関係しています。女性ホルモンには卵胞ホルモンの「エストロゲン」と黄体ホルモンの「プロゲステロン」があります。エストロゲンは肌のうるおいやハリツヤを保つ働きがあり、プロゲステロンは皮脂の分泌を促してくれる働きを持ちます。

生理周期でホルモンバランスが変化する

エストロゲンとプロゲステロンは、生理周期に合わせて分泌量のバランスが変化するため、生理周期により肌の調子も変化するのです。

生理周期とそれに合わせたスキンケア

生理周期は月経期・卵胞期・排卵期・黄体期の4期に分けられ、それぞれの状態に合わせたスキンケアが必要になります。

血行や代謝が悪化する「月経期」

月経期は生理1日目~生理終了日までの期間で、平均すると3~7日間ほどです。この時期は体温が低くなり、血行や代謝が悪くなり、肌は乾燥しやすい状態です。

月経期のスキンケア

月経期のスキンケアでは、特別なケアではなくいつも通りのケアを心がけてください。ただし、肌が乾燥しやすいため、普段よりもしっかりと保湿をして肌をいたわってあげましょう。

妊娠しやすい身体になる「卵胞期」

卵胞期は生理後6~7日間ほどの期間で、排卵するために卵子を育てようと子宮内膜が厚くなり、身体が妊娠しやすい状態です。エストロゲンの分泌が最も増える時期で、肌の調子がよく肌トラブルが起こりにくいだけではなく、体調も上向きやすくなります。

卵胞期のスキンケア

卵胞期はスペシャルケアにもってこい。角質ケアや毛穴ケアなど、肌に多少負担がかかる特別なケアをするならこの時期です。美白やアンチエイジングなどの悩み別に新しいスキンケア用品に挑戦するなど、スキンケアを楽しんでみるといいでしょう。

生理周期の中でもっとも妊娠しやすい「排卵期」

卵胞期後、卵子が排卵される5日間ほどの期間。最も妊娠しやすい時期です。排卵前後の数日間はエストロゲンの分泌が多めですが、プロゲステロンの分泌も徐々に増えるので、肌の内側から乾燥しやすくなります。

排卵期のスキンケア

排卵期は肌の内側が乾燥しやすいため、特に入念な保湿が必要です。顔やデコルテのリンパマッサージで顔周辺の血行を促すと、保湿効果の改善が期待できます。

受精卵の着床に備える「黄体期」

黄体期は排卵期後の10~14日間ほどの生理前に当たる時期です。受精卵が着床しやすいように子宮内膜は厚く・柔らかくなるため、プロゲステロンの分泌が最も多くなり、皮脂分泌が盛んになるので肌が脂っぽくなります。また、肌が刺激に弱くなるためニキビなどの肌荒れが起こりやすく、紫外線のダメージも受けやすい状態です。

黄体期のスキンケア

黄体期はスキンケアに一番気を付けたい時期です。紫外線ケアを入念にして刺激から守りながら、普段のケアを普段よりも丁寧にします。
普段使いのスキンケアアイテム用品で刺激を感じるなら、使用量を減らしたり敏感肌用のものに変えたりして様子を見ましょう。また、皮脂分泌が盛んになっているので、油分が少なめのケア用品や化粧品を使うのがおすすめです。

おわりに

生理周期に合わせて変化するホルモンバランスによって、お肌の状況は一定の周期で変化します。生理後の卵胞期は「攻め」のスキンケア、生理前の黄体期は「守り」のスキンケアを心がけて、身体や肌の調子をよく観察しながら肌をいたわってあげましょう。

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