子供のときは眠い目をこすりながら参加していたラジオ体操。何の意味があるのかわからない動きが多いラジオ体操に対して、「こんな大したことのない動きで本当に準備運動になってるの?」などと不満たらたらだった人は少なくないでしょう。
そんなラジオ体操、体中をまんべんなく動かせる簡潔な体操として注目を集めていることを知っているでしょうか。
ここでは、そんな素晴らしきラジオ体操の世界をご紹介いたしましょう。
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健康向上を目的に開発されたラジオ体操
ラジオ体操は1928年に通信省簡易保険局(現・かんぽ生命)が国民の健康向上を目的に作った「国民健康体操」が原型です。第二次世界大戦後、「ラジオ体操」と改称されたうえで内容が見直されて、現在の形になりました。
皆さんがラジオ体操と聞いて連想するのは、ラジオ体操第一。ちょっぴりマニアックな方なら第二まで知っていることもあるかもしれませんね。しかし、ラジオ体操は実は第三まで作られているのです。ラジオ体操第一、第二と順番に第三もラジオ放送されましたが、戦後の混乱でラジオ体操第三だけはあまり普及せず、関連資料もあまり残っていないことから、今では「幻のラジオ体操」と呼ばれています。
ラジオ体操の驚くべき効果
血行促進
ラジオ体操は全身をくまなく使う体操なので、体の隅々まで血液が行き渡り、肩こりや冷え性の改善につながります。
血行が促進されることで体の代謝が向上するので、効率の良い脂肪燃焼はもちろん、無駄な脂肪がつきにくくなるので、太りにくい体質への改善が期待できます。
姿勢改善
ラジオ体操の動きには脊椎を補正して背骨や骨盤の安定させる効果があります。また、バランス感覚を養う動きも多く含まれているので、姿勢の改善や体幹の強化にもつながります。
美しい姿勢での生活は、体内機能の向上が期待できますのでダイエットの手助けになるだけでなく、見た目の美しさも同時に手に入れることができます。
便秘解消
ラジオ体操には、体をねじったり反らせたりする動きがあるため、腸の蠕動運動を促進させ、内臓機能が活発になります。その結果、食べ物の消化・吸収が良くなり、体に溜まっていた老廃物を排出し、便秘改善の期待ができるのです。
ラジオ体操のやり方
ラジオ体操第一は、男女を問わずお年寄りからお子さんまで、誰もが無理なくできる動きだけを取り入れている体操です。
- 伸びの運動
- 腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
- 腕を回す運動
- 胸を反らす運動
- 体を横に曲げる運動
- 体を前後に曲げる運動
- 体をねじる運動
- 腕を上下に伸ばす運動
- 体を斜め下に曲げ、胸を反らす運動
- 体を回す運動
- 両脚で跳ぶ運動
- 腕を振って脚を曲げ伸ばす運動
- 深呼吸
この13ステップを攻略すれば、あなたも美しいスリムボディに近づくことができるはず!
ちなみにラジオ体操第二は、筋力を鍛えることに重点を置いて、第一よりも大きな動きや複雑な動きが取り入れられています。第一に慣れたり飽きたら、第二を取り入れても良いかもしれませんね。
押さえておきたいポイント
代謝の高い夕方に集中してやる
ラジオ体操をする時間帯はいつでも構わないのですが、ダイエットに効果的な時間帯を考えると、夕方にするのが効果的です。
1日の中で最も体温が高い時間帯は、夕方の16時~18時。体温が高い時間帯にラジオ体操をすることで、消費カロリーはより高くなります。可能であれば3回のうち1回だけでも夕方にしてみてください。
指導にしたがってピシッとこなす
全身を動かす運動であるラジオ体操ですが、適当にだらだらした体操では、その効果は半減してしまいます。意識を集中して、ピシッとこなすようにしましょう。
おわりに
おわりに
お金も時間もかからないラジオ体操をみっちりとやりこむことは、健康増進だけではなくダイエットにも大きな効果が期待できます。
ラジオ体操を小馬鹿にするのは今日でおしまい。あなたもぜひチャレンジしてみてください。
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