眠り方で変わる?寝ているときの代謝改善のポイントとは


どんなダイエット方法も効果を実感できず、また別のダイエット方法に手をつける…。終わりなきダイエットを続けていませんか。思うようにダイエットの成果がでないのは、きちんとした睡眠が取れていないことが原因かもしれません。
今回は、睡眠とダイエットの意外な関係と、ダイエット効果をアップする睡眠についてご説明いたします。

睡眠とダイエットの関係

脂肪燃焼を促進する

アメリカのシカゴ大学の調査によると、適切な睡眠は脂肪の燃焼を増加させて食欲も抑えるという調査結果が出ています。「睡眠だけで痩せるなんてそんなばかな…。」と思いますが、ダイエットと睡眠には深い関係性があることは、すでに明らかになりつつあります。
質の良い睡眠を確保できれば、「睡眠時間=痩せる時間」にすることもできるのです!

ホルモンとの関係:体質に大きく影響する

睡眠中は基礎代謝によってカロリーが消費されるため、睡眠不足は代謝低下を招いて消費カロリーは大きく減少することにつながります。また、睡眠時間の変化はホルモンバランスの変化を招き、睡眠不足だとホルモンバランスは太りやすい方向に傾き、十分な睡眠時間を確保していると痩せやすい方向に傾きます。

ホルモンとの関係:美肌効果も期待できる成長ホルモン

美肌効果や代謝向上が期待できるホルモンとして知られる成長ホルモンは、良質な睡眠をとるほど活発に分泌されます。ダイエットや美容に欠かせない成長ホルモンの分泌量が多い生活を続けることで、若々しい体を手に入れることができるのです。

胃腸の働きを良くする

睡眠不足が続くと自律神経が乱れて胃腸の働きが悪くなり、充分に消化できなかった分は余分な脂肪として体にたまりやすくなります。さらに基礎代謝も低下するのでカロリー消費が落ち込み、太りやすい体になってしまいます。
十分な睡眠で自律神経を整えることで、腸内環境の改善につながり、これらの症状も改善が期待できます。睡眠によって体は変化し、ダイエットにも大きく影響するのです。

質の良い睡眠をとるためのポイント

寝る3時間前までに夕飯を終える

寝る前の食事は消化しきれず脂肪として身体にたくわえられるだけではなく、消化による負担が質の良い睡眠を妨げることになります。良質な睡眠のためには、寝る3時間前までには食事を終えて、間食なども控えるようにしましょう。

入浴は1時間前までに済ませる

寝る直前の入浴は交感神経が興奮して深い睡眠を妨げます。入浴は睡眠の1時間前までに済ませて、リラックスできる適温での入浴を心がけることがポイントです。

就寝前にインターネットをしない

布団に入りながら快適にインターネットができるスマートフォン。寝る前にちょっとと思っていじりはじめたら、ついつい夜更かしをしてしまった経験がある人は少なくないはず。コミュニケーションは交感神経を高ぶらせる効果があり、液晶から発せられるブルーライトには覚醒効果があります。
質の良い睡眠のためには、布団にスマートフォンを持ち込まず、照明を落とした部屋で暖かくするのが早く寝るコツです。

睡眠ダイエットの方法

7~9時間の睡眠をとる

睡眠時間が4時間程度という方は、7時間ほど睡眠をとった人と比べて肥満度が倍以上というデータが出ています。寝る前の時間は、唯一自分の時間を過ごせるリラックスタイムと言う方もいるかと思いますが、夜更かしで睡眠不足になっては元も子もありません。
なかなか睡眠時間を確保できないという方も、できるだけこの睡眠時間を確保することを意識してみてください。

22時~3時は必ず眠っているようにする

22時~3時は成長ホルモンの分泌が活発な「ゴールデンタイム」であり、ダイエットはもちろん、皮膚の修復など健康な身体を維持するために重要な時間です。日付が変わる時間には寝ていることが、ゴールデンタイムを逃さない絶対条件と言えます。

おわりに

目覚めがスッキリとして疲れが残っていないことが理想の睡眠ですが、急に習慣を変えることは簡単ではありません。できるところから意識して手をつけてみましょう。
ポイントを抑えた睡眠は、ダイエット効果が期待できます。思うようにダイエットの成果が出ないと悩んでいるなら、眠り方を変えてみると効果があるかもしれません。

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