パーフェクトなツルすべ肌になれるベーキングメイク。「名前は聞いたことがあるけれど、イマイチやり方が分からない…」という方も多いのでは?
そこで今回は、具体的なステップからおすすめの商品まで、ベーキングメイクのあれこれについて徹底レクチャーしていきます!
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今話題のベーキングメイクって?
ベーキングメイクとは、肌をスルッと滑らかに見せるベースメイク方法の1つで、大量のルーセントパウダーを肌に乗せて、一定の時間が経過したら、ブラシで払い落とすというものです。
「時間をおいて完成させる」という流れが、料理のベーキング(ある状態まで焼く)の工程に似ていることから、「ベーキングメイク」との名がつけられたと言われています。
ベーキングメイクのうれしいメリット
ベーキングメイクの魅力は、何と言ってもその崩れにくさ!パウダーをしばらく乗せたままにすることで肌にピタッと密着し、メイクしたての美しさを長時間キープできます。夏はもちろん、化粧が崩れやすいオイリー肌の方にもぴったり!
まだまだこんなメリットもあります!
ベーキングメイクは、その仕上がりの「質感」 も大きな魅力。パウダーの粒子が毛穴をフワッとカバーしてくれるため、ベールをかけたようなスルスルの陶器肌が簡単にゲットできます。
使用するのは色のついていない白っぽいパウダーなので、ベーキングメイクをほどこした部分はくすみが飛んで、肌全体がトーンアップして見えるので、さらに、肌のトーンが明るくなる効果も期待できます。
とっても簡単!ベーキングメイクのやり方
ベーキングメイクでは、油分や水分が多めのファンデーションを選んで、きれいに仕上がる土台を用意してあげましょう。
ステップごとにベーキングメイクのやり方を見てみましょう。
【ステップ1】基本のベースメイクをする
まずは、いつも通りにベースメイクをしていきます。ただし、普段パウダリーファンデーションを使っているという方は、リキッドかクリーム、またはクッションタイプにチェンジを。パウダリーファンデーションだと、あとのお粉がきれいに乗らなかったり、粉っぽ過ぎてパサついたお肌に見える可能性があります。
【ステップ2】コンシーラーを乗せる
次に、ベーキングメイクをしたい部分にコンシーラーをオン。肌トーンがアップするよう、色は実際のスキンカラーよりも少し明るめのものをセレクトします。
コンシーラーを乗せるのは例えばこんな場所
乗せる場所は、なりたい肌イメージや肌悩みに合わせて決めていくのがGOOD!もちろんコンシーラーを塗ったあとは、しっかり指やスポンジでなじませることをお忘れなく。
目の下
目の下の三角ゾーンに広げると、肌全体が明るくなってアイメイクも映えるように。特に美肌に見せたい方におすすめの場所です。
Tゾーン
顔を立体的に見せたいときやテカリを抑えたいときは、おでこと鼻筋のTゾーンにコンシーラーを乗せて。ボテッと塗ると化粧崩れやしやすくなってしまうので、{薄っすらと伸ばすような感覚} でOK。
頬骨の下
頬骨の下の斜めライン(少しへこんでいる部分)にコンシーラーを入れると、頬をシャープに見せることができます。
口まわり
口角部分、唇の山上部分にコンシーラーを乗せれば、ふっくらと若々しい唇に。
顎先
輪郭をキュッと引き締めたい場合は、顎の先端にも少量のコンシーラーを!
【ステップ3】パウダーを乗せる
ステップ2でコンシーラーを塗った場所に、ルーセントパウダーをたっぷり乗せます。ティッシュなどに粉をある程度出したら、スポンジに取り、肌にポンポンと置いていきましょう。ポイントは、下の肌の色が見えなくなるくらい、かなり厚めに重ねることです。
【ステップ4】余分なパウダーを落とす
ルーセントパウダーを乗せたら、触らずに3~10分ほどそのままの状態で置き、なじんだらブラシで表面の余分なパウダーを払い落します。広い部分には大きめのブラシを、小鼻や鼻筋といった狭い部分には小さめのブラシを使います。
力を入れ過ぎるとパウダーがヨレてしまうので、ソフトなタッチでサッと軽く落としていくのがポイントです!最後に、パウダーを乗せた部分の境界線が目立たないようになじませればOKです。
知って得するプラスワンのテクニック
ベーキングメイクをする前は、「ただのカサついた肌」に見えないよう、いつもよりしっかりと保湿するのが成功の秘訣。あらかじめ水分と油分を十分に補給してあげましょう。
しっかり保湿がきれいに見せるコツ
さらにメイクが終わったあとも、化粧水やセッティングスプレーなどをシュッとひと吹き。これだけで、モチと潤いがグンとアップしますよ!
パウダーの色を自分好みにカスタマイズ
「ルーセントパウダーを使うと白浮きしちゃう…」という方は、パウダーファンデーションを少量混ぜてから使用してみましょう。程よく薄っすらとベージュがブレンドされ、とっても使いやすい色味になります。
または、淡く肌色がかった、セッティングパウダーやフィニッシングパウダーで代用するのもいいですね!
こんなスポンジを使うとやりやすい!
細かい部分にもきちんとパウダーが乗るように、スポンジは角のある多角形タイプがいち押し。よりパウダーの密着力を高めたいなら、スポンジが重くならない程度に、あらかじめスポンジに化粧水をスプレーするのも効果的です。シュッと2~3回ほど吹きつけておきましょう。
またスポンジ以外にも、今人気のビューティーブレンダーを使ってみるのもおすすめです。
シェーディングで骨格にメリハリを
「ベーキングメイクをしたら、何だか顔全体がのっぺりしちゃった…。」そんなときは、シェーディングで自然な陰影をつけていきます。おでこの両端や頬、えらのラインなど、引き締めて見せたい部分にシェーダーをオン。こうして影をプラスすると顔に立体感が生まれ、骨格にもメリハリが出てきます!
ベーキングメイクにはこんな商品を要チェック!
パウダーはふんだんに使うので、大容量タイプがおすすめ!また、商品によって質感や色の濃淡が違ってくるので、自分にベストなものをチョイスしましょう。
大容量のものがおすすめ!ベーキングメイクに向く化粧品2選
数あるベーキングメイクの中から、おすすめのベーキングメイクをピックアップ。
ローラ・メルシエ ルースセッティングパウダー トランスルーセント
ローラ・メルシエのルーセントパウダーは、海外のメイクフリークの間でも大人気!透明感のある色で、ナチュラルなマット肌に導いてくれます。とにかく軽く、肌をふんわりと見せたい方にぴったり。
カバーマーク ブライトニングパウダー
極マットではなく、ほんのりツヤ肌に仕上げたいという方はこちら。ツヤ肌と言ってもギラギラになるわけではなく、上品でさり気ない輝きを放つヘルシー肌に。オイルフリーなのもいいですね!
ベーキングメイクのここは気をつけよう
魅力的に仕上がるベーキングメイクですが、やはり向き不向きがあります。ベーキングメイクをするときに気を付けたいポイントを見てみましょう。
厚塗り感が苦手ならあまり向かない
ベーキングメイクではたっぷりのパウダーを使用するため、「厚塗り感」が苦手な方は控えておくのがベター。どうしてもやってみたいなら、パウダーの量を丁寧に調節しながら試してください。
乾燥肌の人にも向いていない
また、乾燥肌の方にもベーキングメイクはあまりオススメできません。パウダーが油分を吸収するため、場合によってはヒビ割れや粉吹きを起こしてしまうなんていうことも…。乾燥肌の方は、事前にしっかりと保湿してからトライしてみて!
おわりに
肌印象が変わるベーキングメイク。なかなか化粧直しできない日や、どうしてもメイクを崩したくないという日には特にピッタリの方法です。皆さんもぜひトライして、誰もがうらやむサラサラの陶器肌を目指しましょう!
美容・ファッション系メディアのWEBライター。また、「スタイルプロデューサー」としても活動中。みなさんのコーデに関する悩みを解決すべく、各種情報発信をしたり、ちょっと変わった手法で個人のスタイリングをコンサルしています。とにかくオモロイことが好き★