筋トレと有酸素運動、ダイエットに有効なのはどっち?


ダイエットに効果的といわれている「有酸素運動」と、筋肉を付けることで引き締めと基礎代謝アップを狙う「筋トレ」。
これから運動でダイエットをしようと思っている方は、はたしてどちらがダイエットに有効なのかが気になるところですよね。
ここでは、筋トレと有酸素運動のそれぞれの特徴と、ダイエットに効果的なのはどちらなのかを考えていきます。

筋トレのメリット

ダイエット効果

筋トレをして筋肉が付くと、基礎代謝がアップすることで安静にしているだけでも消費するエネルギー量が増加します。します。運動をしなくても脂肪を消費してくれるエネルギー増えるため、脂肪が付きにくくなります。筋肉量が増えるほど、より痩せやすい体をつくることができます。

成長ホルモンの分泌

筋トレは筋肉を増やす以外にも、姿勢の改善や骨密度の強化、成長ホルモンの分泌を促進させる働きがあります。成長ホルモンの動きが活発になれば、女性にとって嬉しい美容効果も期待できます。

むくみ改善

筋トレをすることで血液やリンパの流れが良くなります。すると全身のむくみが改善されるので、スッキリとして顔色もよくなります。
むくみ改善については筋トレだけでなく有酸素運動でも言えることではありますが、肌のハリや引き締まったボディを手に入れることができるのは、筋トレならではと言えます。

有酸素運動のメリット

ダイエット効果

有酸素運動は、体の脂肪をエネルギーとして燃焼させる働きがあるので、体脂肪の減少が期待できます。燃焼するためには酸素が必要なので、20分以上継続することが必須ですが、続けた分だけ脂肪を燃やしてくれます。

生活習慣病予防

体脂肪を減少させる有酸素運動は、その働きによって高血圧、糖尿病、心筋梗塞などの生活習慣病の予防効果があります。特に血圧が気になる方には、血圧や心拍数に負担がかからないので、有酸素運動はおすすめの運動法です。

ストレス解消

有酸素運動をすることで「セロトニン」が増えて、満足感や達成感を感じやすくなります。体を動かすことでも気分転換になり、ストレス解消に繋がりますね。
運動でほどよく疲労した体は、回復するために深い眠りにつこうとします。そのため、寝付きを良くして睡眠の質を良くしてくれる効果もあるのです。

脳の老化防止

有酸素運動には、脳の機能低下を防ぎ、若く保つ働きがあることが研究データーでわかっています。1週間に3日、45分以上の有酸素運動をすることで、この「脳機能の向上」が見込めるようです。

ダイエットに有効なのは?

脂肪燃焼に有効なのは「有酸素運動」

脂肪を燃焼させる目的でダイエット効果を狙うのであれば、やはり有酸素運動が効果的です。筋トレは無酸素運動なので、脂肪燃焼には直接繋がりません。
ただし、筋肉が少ないと、有酸素運動で脂肪燃焼してもリバウンドしてしまう事があります。「ジムで有酸素運動をしているのに痩せない!」という方は、筋肉量が少ないのが原因かもしれません。
有酸素運動をしすぎると、筋肉量が増えづらくなってしまうことも。有酸素運動で痩せにくかったものの、筋トレを中心にすることで痩せやすくなったという方もいるようなので、試してみてください。

引き締めに有効なのは「筋トレ」

脂肪を燃焼させて減量するのが目的であれば有酸素運動ですが、筋肉が付くわけではない分、引き締まった体を目指す方にとってはあまり達成感がないかもしれません。
ほどよく筋肉が付いた状態を目指すのであれば、筋トレが有効です。筋肉が増えれば代謝もアップしますので、体脂肪率が低くなりリバウンドのしづらい体をつくることができます。

筋トレと有酸素運動の組み合わせもGOOD

脂肪を燃焼させる効果のある有酸素運動と、基礎代謝を上げることのできる筋トレを組み合わせて行うことで、それぞれのいいとこ取りをするのも良いですね。
そこでまた生まれる疑問が「どっちを先にやればいいの?」ということ。これについては、何を優先したいか?というので異なります。
ダイエットを優先したい方であれば、筋トレ→有酸素運動の順番で行うのがおすすめ。筋トレで分解された「脂肪」を、有酸素運動で「燃焼」するというしくみですが、この順番、かなり重要なようです。
筋トレの後は代謝が高まるので、その後に有酸素運動を行えば、より効率的に脂肪燃焼を促進することができます。

おわりに

筋トレと有酸素運動、それぞれのメリットとどちらがダイエットに有効なのかについて解説しました。
減量が目的の方は有酸素運動、筋肉が付いた引き締まった体を目指す方は筋トレがおすすめ。どっちも手に入れたい!という方は筋トレと有酸素運動を組み合わせた方法が有効かと思います。
どっちがダイエットにいいの?と思っていた方は、参考にしてみてください。

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