組み合わせれば百人力!?食べ合わせダイエットのおすすめ3つ

パエリアを中心とした食卓
テレビなどでも話題の「食べ合わせダイエット」。なぜこの方法で痩せるのか、そのメカニズムを正しく理解していない人は、あまり多くないと思います。
普段の生活の中でちょっと気にするだけで効果が得られる「食べ合わせダイエット」のおすすめの組み合わせ3つを、なぜ痩せるのか、その理由とともにご説明しましょう。

食べ合わせダイエットのメカニズムとは?

野菜を持って微笑む女性

代謝を上げてダイエット効果を狙う食べ合わせダイエット

食べ合わせダイエットでなぜ痩せるのでしょうか。それは、食べ合わせが「代謝を上げるから」です。どんなダイエット方法を試すとしても、この代謝に注目することはとても重要です。
食べる量をいくら減らしても代謝の悪い体では痩せにくいだけではなく、ダイエットをすることでかえって太ってしまうことも。一定量を食べても太らない人は、代謝が良い体か、食べ方に工夫しているのです。
食べ合わせダイエットはまさに代謝の効果に着目して、「食べる量」ではなく、「食べ方」を工夫したダイエット方法です。

ポイントとなるのは3つの食材

代謝を上げる鍵となるのは、食べ物の「油」「肉」「酵素」をどのように摂取するかです。酵素は消化を助けるために代謝を高める働きがあるので、結果的に脂肪燃焼を促進します。
また、良質な油も代謝を活発にしますし、赤身肉にも脂肪を燃やすL-カルニチンがたくさん含まれています。これらの食材をどう組み合わせるか以下に例を挙げてみましょう。

おすすめの組み合わせ

サラダの盛り合わせとオイル

「酵素」を組み合わせる

まずは酵素について正しく理解しておきましょう。
酵素には消化酵素、代謝酵素、食物酵素の3種類があります。消化酵素はその名の通り消化器官にあり、消化を助ける酵素です。代謝酵素は、消化以外の新陳代謝や老廃物の排出などを助ける酵素です。
消化酵素と代謝酵素は体内にありますが、食物酵素は体内にはもともと存在していないので、食物によって摂取することが必要になります。食物酵素は48度以上で加熱すると活性を失うため、できるだけ生食をする必要があります。
食物酵素を多く摂取すると消化が促進されて体内の消化酵素の消費を防ぎ、その分をデトックスや老廃物の排出にまわすことができます。これにより余分な脂肪の分解が活発になるので、ダイエット効果が期待できるのです。
例えば、脂っこいステーキを食べるときには生野菜がセットになっていることが多いですが、この食べ合わせは口直しだけではなく、生野菜で酵素を取り入れようという発想に基づいています。とんかつとキャベツもそうですし、大根おろしが肉料理とセットになっている組み合わせも同じ考え方と言えるでしょう。

「油」を組み合わせる

ダイエット目的で油を摂取するときにはどの油でも良いわけではなく、良質の油を組み合わせる必要があります。
例えば、健康食品としても知られているオリーブオイルは、善玉コレステロールが悪玉コレステロールを減少させて脂肪としての蓄積することを防ぐ効果が期待されています。
オリーブオイル以外では魚油は良質な油ですし、エゴマオイルや亜麻仁油も健康には良い油です。

「肉」を組み合わせる

肉に含まれているL-カルニチンは脂肪燃焼効果が期待できますが、これは赤身肉に多く含まれています。L-カルニチンは羊肉に多く、牛肉や豚肉にも含まれていますが、鶏肉にはほとんど含まれていません。
ダイエットにはササミの肉が良いと言われますが、L-カルニチンの含有量という点で見ると、鶏肉だからダイエットに良いとは必ずしも言えません。脂肪の燃焼を重視するならば、羊や牛肉のヒレを中心に食べると良いでしょう。焼き肉なら発酵食品であるキムチを先に食べると代謝がアップします。
また、赤身肉には体の筋肉を作り上げるタンパク質が豊富に含まれているので、食べ合わせダイエットと同時に無酸素運動を取り入れれば、効率よく筋肉量を増やすことができます。

おわりに

上にご紹介した組み合わせはあくまでも「酵素」「油」「肉」という食べ物に含まれている1つの面に着目した食べ合わせです。
実際には他にもさまざまな栄養素から構成されているため、実際に人間の体内でそのような作用が起きているかを完全に把握することは不可能です。結論としては、バランスの良い食事をすることに尽きます。

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