楽しみながらダイエットしたい人は、ダーツダイエットがおすすめ

ダーツ(ダート)のイメージ
ダイエットで重要なことは、長期にわたって続けることです。せっかく痩せても、その方法に飽きてしまったり、負荷がかかる方法では、途中で投げ出したり、リバウンドしてしまいます。
楽しみながらダイエットしたいという方におすすめなのが、「ダーツダイエット」です。ジムに通ったり、マラソンをしたりするような劇的な効果は見込めませんが、続けることで確実な効果を実感できます。
今回はこのダーツダイエットについてご紹介します。

「ダーツダイエット」とは?

ダーツの構えを取る女性
ダーツとは、いうまでもなくイギリスを発祥とするゲームのことです。必要な道具はダーツとダーツボードだけですし、広いスペースが必要とされるわけでもありません。自分で購入して自宅で楽しむこともできますし、最近ではダーツバーなどといった場所も多くあります。

インナーマッスルを鍛えられるダーツダイエット

「ダーツでダイエット?」と思われる方もおられるかもしれませんが、ダーツで狙ったところに命中させるためには、身体の軸となる「体幹」を鍛える必要があります。体幹を鍛えることはダイエット効果が期待できるだけではなく、美しい姿勢には欠かせないので、一石二鳥の効果が期待できると言われています。
また、ダーツを実際にプレイするときに消費させるカロリーだけでなく、ダーツが趣味になれば、高得点を得るために時間を割いてトレーニングをすることにも繋がり、ダイエット効果を見込めます。

ダーツの消費カロリー

一般的に体重65キロの男性が20分間ダーツをプレイすると、35kcalのカロリー消費を見込めると言われています。消費させるカロリーは主にダーツをプレイする人の体重と時間によって左右されます。
体重50キロの方であれば、

  • 30分…66kcal
  • 1時間…131kcal
  • 2時間…263kcal
  • 3時間…394kcal

にもなります。
体重が80キロの方なら、

  • 30分…105kcal
  • 1時間…210kcal
  • 2時間…420kcal
  • 3時間…630kcal

のカロリー消費が見込めます。
これらの数字はあくまでも理論上のものであり、実際の消費カロリーはこの数字よりも少なくなるはずです。
ちなみに体重50キロの方が30分かけて5キロのマラソンをした場合は250kcal消費すると言われていますから、マラソンと比べるとかなり少ないことは否めません。また、軽食をつまんだり飲酒をしながらのプレイでは、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうこので、ダイエット目的であればカロリー管理が欠かせません。

ダーツ用の体を作る軸足と体幹のエクササイズ

ダーツボードに刺さるダーツ(ダート)

軸足のエクササイズ「スローイン」

ダーツを単なる遊びではなくダイエットとして捉えるなら、体の動かし方にも気を配る必要があります。投げる前に軸足のエクササイズを行いましょう。
ダーツの軸足は投げる際に前に出す足のことです。身体のバランスを安定させるために、片足立ちを10秒ずつ行います。片足で立ちながら、背筋をピンと伸ばし、体の軸を空に向かって引き伸ばしましょう。これによって、膝の位置感覚が鋭敏になり、脚部も安定します。

体幹エクササイズ「スローイン」

体幹エクササイズの一つに、「ドローイン」とも呼ばれる方法があります。
まず大きくお腹を吐き、おへその下に力を入れます。お腹を引き締め、腹筋に力が入っていることを確認しましょう。このときの呼吸法は、鼻から吸って鼻から吐くことを意識します。

体幹エクササイズ「フライングドッグ」

ドローインの他にも体幹エクササイズにはいくつかの種類があります。ここではその中の一つである「フライングドッグ」をご紹介しましょう。

  • マットを用意して、両手・両膝をついて、顔を上げて視線は前方に向けます
  • 対角線上になる手足、例えば右手と左脚をゆっくりと伸ばしていきます
  • 伸ばした状態では、手の指先からつま先までを真っ直ぐ伸ばし、この状態を2〜3秒間保ちます
  • その後、逆側(左手と右脚)も同じようにして、これを交互に10回行います

ここまでを1セットとして、1日2セットを目安に続けていると、体の芯がブレないようになります。
フライングドッグで体幹を鍛えることで、ダーツのスローイングの姿勢が安定するだけではなく、基礎代謝が上がり、痩せやすい体を作りあげることができます。

▼フライングドッグ

おわりに

本格的にダイエットに取り組みたいという方にはダーツダイエットだけでなく、他の有酸素運動を組み合わせたり、ストレッチや無酸素運動をしたりすることによって、体幹を鍛えることが必要になります。
ダーツを投げる際には腕を使うため、女性にとって特に気になる二の腕に効果があることは事実ですが、利き手でスローするため、バランス良く鍛えることは難しいと言えます。
ダーツを中心に据え、楽しみながらダイエットしましょう。

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