汗をかいてかゆみが出る症状となるとあせもを思いつく人は多いですが、そのかゆみ、汗による肌荒れ=汗荒れが原因の場合もあります。
今回は、同じ汗が原因の肌トラブルである「汗荒れ」と「あせも」、この2つの違いについて、それぞれの症状と対策も含めて解説していきます。
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似ているようで違う「汗荒れ」と「あせも」
あせもと似ている汗荒れは、簡単にいうと汗が蒸発して残る塩分とアンモニアが肌に刺激となり引き起こされる肌荒れ(かぶれ)であり、一種の接触性皮膚炎です。
症状としては、あせものように湿疹はできず、皮膚が赤くなり炎症が広がることがほとんど。また、かゆみがピリピリ感に変わることもあります。主に首周りやデコルテに起こりやすく、ふとしたときに汗荒れが出てなやまされる人も珍しくありません。
保湿は十分に!汗荒れ対策
汗荒れは肌荒れであるので、バリアー機能が低下しているからこそ丁寧な対策が欠かせません。汗荒れ対策を見てみましょう。
通気性の良い服を選ぶ
衣類は肌に刺激を与えないように肌に擦れるかたい生地を避け、通気性のある服を選ぶようにします。外部からの刺激を受けやすい状態のお肌だからこそ、いたわるようにしましょう。
薬は皮膚科で!自己判断での市販薬の使用は控える
汗荒れはかぶれの一種であり、同じ汗が原因のあせも用の市販薬を使うことで悪化させる恐れもあります。症状のひどいときには、皮膚科を受診することをオススメします。
おすすめの汗荒れケアアイテム
汗によって肌荒れである汗荒れには保湿力の高い化粧水や保湿剤を使い、十分にお肌に潤いを与えて肌コンディションを整えます。おすすめのアイテムをピックアップしてみましょう。
ユースキン あせもジェル
肌荒れ有効成分のグリチルリチン酸ジカリウム、モモの葉エキスとアロエエキス、しその葉エキスの3つの潤い成分も使われている「ユースキン あせもジェル」。お肌の炎症を鎮め、みずみずしいお肌に。トロミのあるジェルタイプですが、さっぱりとした使用感。入浴後のキレイなお肌に使ってください。あせもジェルはあせもと汗荒れの両方に効果が期待できます。
小林製薬 [ヒフミド] チャレンジセット(ローション本品+お試しセット)
通常のセラミドの3倍の保水力があるヒト型セラミドを3種類配合。ヒフミドのトライアルセット内のアイテム全てに使われています。1日中乾燥知らずの潤い肌に。
汗がたまりやすい場所にできる!あせも
汗荒れと並んで汗が原因の肌荒れの一つがあせもです。
皮膚の中に汗がたまる?あせもの原因と症状
あせもの原因は、皮膚の下にある汗腺の導管が詰まり、周りの細胞に汗が漏れ出すことでできるもの。あせもが炎症を起こすと、赤みを帯びたブツブツができたり、かゆみが出てきたりします。
子どもにできやすいあせも
あせもは大人よりも子どもにできやすい湿疹であり、頭や額、首、ひじの内側、膝の裏側、脚のつけ根部分など、汗がたまりやすい部分にできやすいのが特徴です。
あせもの予防にはどうすればよい?
あせも予防には汗をためないことが一番。汗がたまりやすいところをこまめに拭いたり、シャワーを浴びたりするなど、日ごろのケアが重要になります。
おわりに
汗をかく季節以外にも室内で運動した後やサウナなどで汗をかいた後などに出てきた皮膚の赤み。あせもと思ったら汗荒れだったということがないように、この記事を参考してどちらなのかを判断して、それぞれに合った正しい対策をしていきましょう。
美意識が高く、常に「美」を追求しています。ただし極力お金をかけずに、自分でできるだけの努力をするのが私のポリシーです。「美」を追い求めて日常生活を改善していくと、3ヶ月を過ぎた頃から肌や身体に何かしらの変化が現れてくるので、チャレンジしていて楽しいな…と感じます。「美」に関する分野でこれまでにリサーチしたことや、実際に試してみたことなど、自身の経験も踏まえて色々と発信していきます。