表情筋を鍛えてたるんだ顔をリフトアップしよう!

写真に写った自分の顔を見て「なんだか1年前と違う」「フェイスラインがゆるんできた気がする」そんな風に感じたら、初期のたるみが起こっているのかもしれません。人間の顔には30種類以上もの表情筋があり、それらが複雑に連携して笑ったり、怒ったりといった表情を作り出しています。この表情筋を鍛えることでたるんだ顔をリフトアップすることが可能です。簡単にできる表情筋のトレーニング方法を紹介していきましょう。

大頬骨筋・小頬骨筋を鍛えて頰のリフトアップ

加齢や生活習慣で表情筋が衰えると、顔の皮膚のたるみにつながります。特に頰、目の周り、フェイスラインの表情筋が衰えるとたるみがめだちやすくなります。ちょっとした空き時間に表情筋のエクササイズをすることで、たるみを予防しましょう。

表情筋のエクササイズでたるみを予防

笑ったときに頰を持ち上げるのが大頬骨筋と小頬骨筋(だいきょうこつきん・しょうきょうこつきん)の2つの筋肉です。大頬骨筋と小頬骨筋が衰えると頰の一番高い位置が徐々に下がってきて老けた印象を与えるだけではなく、ほうれい線も目立ってしまいます。大頬骨筋・小頬骨筋を鍛えて、生き生きした表情を取り戻しましょう。

大頬骨筋・小頬骨筋を鍛えるエクササイズ

  1. 口を閉じて口角を横に引き、上下の唇を軽く歯に当てるようにします。このとき、歯を食いしばらないのがポイントです
  2. そこから、口角を軽く引き上げて笑顔を作り、さらにめいいっぱい口角を上げます

ここまでを1セットとして、30セットを目安に挑戦してください。終わったときには口角に疲労感が残るようであれば、効果が出ているサインです。

眼輪筋を鍛えるエクササイズ

目元の印象を左右する眼輪筋(がんりんきん)

目の周りにある眼輪筋(がんりんきん)が衰えると、上まぶたが下がって目が小さく見えるだけではなく、下まぶたのたるみが原因のゴルゴ線もできてしまいます。さらに、目じりのしわも眼輪筋の衰えと関係しています。目元をすっきりさせるためには、眼輪筋を鍛えましょう。

下まぶたを鍛えるエクササイズ

  1. まっすぐ正面を見た状態で目線だけを上に上げて、眉毛やおでこを動かさないようにしながら下まぶただけを持ち上げて、まぶしいときの動きをします。このとき、上まぶたは動かさないようにしてください
  2. 下まぶたがプルプル震えるような感じになればOK。下まぶたを持ち上げて、ゆるめます

ここまでを1セットとして30セットを目安に挑戦してください。

上下のまぶたを同時に鍛えるエクササイズ

  1. 両目をぎゅっと閉じて5秒数えます
  2. 思いっきり目を見開き5秒間数えます

ここまでを1セットとして、5セットをくりかえします。

口角挙筋と広頚筋を鍛えて二重アゴを改善!

あごの悩みには口元のエクササイズ

顔の下半分のラインがたるんでくると顔が大きく見えてしまいます。最近はスマホの見すぎで首が傾き、痩せているのに二重アゴになっている女性が増えているようです。そんなときは口角を上げる口角挙筋(こうかくきょきん)と広頚筋(こうけいきん)を鍛えるエクササイズを習慣にしてみましょう。

口角挙筋と広頚筋のエクササイズ

  1. 口を軽く閉じた状態でできるだけ口角を上げます。このときは歯が見えないようにするのがポイントです
  2. 両手を鎖骨の上あたりで交差するように重ねて、口角を上げたまま頭を後ろにそらし、両手で鎖骨を軽く押さえながら軽くうなずくようにアゴをバウンドさせます

この動きを1セットとして、30セットを目安にチャレンジしてください。
広頚筋は表情筋ではなく、首の両脇にある薄い筋肉。この広頚筋を鍛えることで、下あごのたるみが引き締まり、首のシワも解消します。首の前の筋肉がしっかりと伸びていることを意識して、両肩を上げないようにするのがポイントです。

おわりに

いくつかのエクササイズをご紹介しましたが、実際にトライしてみると意外に疲労感があるかもしれません。それは普段、表情筋がほとんど使われていないということを意味しています。
デスクワーク中心で無表情になりがち、または気がつくとついスマホをのぞいてしまう…という人はエクササイズを習慣にし、日頃から表情を豊かに過ごすよう心がけることでたるみを遠ざけることができるはずです!

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