アイメイクはやり方次第で印象を変えることができるので、大切なときには濃い目のメイクでばっちり仕上げたいところ。最近ではマツエクをして、さらにアイラインやマスカラで印象的な目元に仕上げている女性も多いのではないでしょうか。濃いアイメイクは落とすのも大変なので、目元の皮膚へのダメージが気になりますよね。そんな時に短時間でさっと落とせるアイメイクリムーバーは、肌のためにもぜひ取り入れたいアイテムです。
今回は、アイメイクリムーバーを使うメリットから使い方、おすすめアイテムまで詳しくまとめました。
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アイメイクリムーバーはクレンジングでの肌の負担を減らしてくれる
目元の皮膚は汗腺がなく、皮脂腺も少なく角層も薄く乾燥しやすい場所であり、まぶたはメラノサイトの活動が盛んなので色素沈着が起こりやすく、落とす時にゴシゴシこするとシミやクマの原因になります。
デリケートな目元の皮膚を摩擦や乾燥から守ってくれる
アイメイクリムーバーは、肌をこすらず短時間でメイク落としができるので、濃いアイメイクを楽しみながらも目元の皮膚を守るためには欠かせないアイテムです。
ベースメイクに合わせた適切な洗浄力のクレンジングが使える
顔用のクレンジングでウォータープルーフのアイラインやマスカラを落とすためには、オイルタイプのクレンジングで洗う必要がありますが、洗浄力がとても強いので肌に必要な皮脂も奪われてしまいます。
普通のファンデーションを落とすだけなら、オイルよりも洗浄力がマイルドなクリームやジェルタイプのクレンジングで十分ですから、アイメイクを専用のリムーバーで落とした方が断然肌に優しいのです。
アイメイクリムーバーを使えばマツエクも長持ち
アイメイクリムーバーは、マツエクをしている方におすすめのアイテムでもあります。マツエク専用のクレンジングは洗浄力が比較的弱いので濃いアイメイクが落ちにくく、ゴシゴシとこすってマツエクにも肌にも余計な負担を肌に与えてしまうことも。
こすらずサッと落とせるアイメイクリムーバーは、マツエクを長持ちさせる効果も期待できるのです。
アイメイクをきちんと落とさないと目のトラブルが起こる可能性も!
アイメイクをきちんと落としていないと、まつ毛にダニが増殖して、炎症などが起こる可能性も!目の周りを清潔に保つためにも、メイクを楽しんだ後はアイメイクリムーバーできれいにオフすることを習慣にしておきたいですね。
アイメイクリムーバーを選ぶときのポイント
一言にアイメイクリムーバーと言ってもさまざまな種類があります。アイメイクリムーバーを選ぶポイントがどのようなものかを見てみましょう。
使う目的に合ったものを選ぼう
主なところでは、最もポピュラーなリキッドタイプ、手軽に使えて持ち運びやすいシートタイプ、マスカラを落とすことに特化したマスカラタイプの3タイプがあり、それぞれ得意分野が違うので使用目的に合わせて選ぶことが重要です。
アイメイクと同じブランドのアイメイクリムーバーを選ぶ
使っているアイメイクのブランドにアイメイクリムーバーがあれば、そちらを使うことをおすすめします。そのアイメイクを落とすために考えられた処方設計になっているので、きれいに落ちることは間違いありませんよね。
マツエクをしているならオイルフリーで摩擦の少ないものを!
マツエクをしている間は、グルーが溶けないようにオイルフリーのものを選びましょう。また、マツエクの上にマスカラをつけている方は、マツエクを長持ちさせるためにも、マツエクを引っ張ったりしないタイプがおすすめです。
美容成分配合なら肌により優しい
短時間でアイメイクをきれいに落としてくれますが、やはり目元の皮膚に全くダメージがないわけではありません。そこでおすすめしたいのが、保湿成分などを配合したリムーバーです。乾燥などのトラブルが気になる人は、こうした美容成分を配合したものを選ぶと良いでしょう。
タイプ別!アイメイクリムーバーの使い方&おすすめアイテム
使い分けが肝心なアイメイクリムーバーですが、タイプによって使いかたやおすすめアイテムに違いがあります。
リキッドタイプ
アイメイクリムーバーの中でも一番種類が豊富なリキッドタイプは、テクスチャーや配合成分などのバラエティー豊富です。リキッドタイプはコットンと綿棒を用意して、次のようにしてメイクを落としていきましょう。
リキッドタイプのアイメイクリムーバーの使い方
- コットンにアイメイクリムーバーをたっぷりとしみこませて、まつ毛をはさみ込みます。しばらくそのままにしてリムーバーをまつげになじませ、はさんだまま毛先に向かって優しくふき取ります。
- マスカラがとりきれなかった場合は目を閉じた状態でコットンをまつ毛の下に置き、アイメイクリムーバーをしみこませた綿棒でまつ毛をなぞってマスカラを落としていきます。
- アイホールにコットンを乗せて数秒置いた後、上から下へアイシャドウを優しく拭き取っていきます。きれいに落とせなかったときは、コットンを四つ折にして細かい部分をふき取ってあげましょう。
- アイラインはリムーバーをひたした綿棒で優しくなぞって落とします。綿棒がない場合は、コットンを四つ折にして同様にアイラインをなぞって落としていきましょう。
資生堂 パーフェクトリムーバー(アイ&リップ)
資生堂のパーフェクトリムーバーは目元と口元両方のポイントメイクに使えるリムーバー。水性と油性の2層タイプですばやくメイクを落としてくれます。ノバラエキスやマカデミアナッツオイル配合で優しい使い心地。まつ毛エクステにも対応しています。
カネボウ化粧品 ルナソル ポイントメイクオフN
ルナソルといえば豊富なバリエーションのアイシャドウが女性から高い支持を集めているコスメブランド。そんなルナソルから発売されているポイントメイクオフNは、目元と口元のメイクを肌に負担をかけることなくすっきりと落としてくれます。
ピー・エス・インターナショナル EYEZ ジェントルアイメイクアップリムーバー
EYEZアイズのジェントルアイメイクアップリムーバーは、植物由来の保湿成分をたっぷり配合していて肌に優しい使い心地が魅力。オイルフリー、低刺激性のアイメイクリムーバーなので、マツエクをしていても安心して使うことができますよ。
マスカラタイプ
マスカラタイプはその名の通り、マスカラのようにまつ毛に塗ってメイクを落とすアイメイクリムーバー。マスカラをたっぷり塗る方やマツエクの上からマスカラを重ねる方におすすめですよ。
マスカラタイプのアイメイクリムーバーの使い方
- 乾いた状態のまつげに、リムーバーをしたから上に向かってたっぷり塗っていきます。
- 続いて顔のクレンジングもおこない、一緒にぬるま湯で洗い流します。アイメイクのみ落とす場合は、コットンで優しくふき取りましょう。
KISS ME ヒロインメイク スピーディーマスカラリムーバー
こちらはバラエティー豊富なマスカラやアイライナーを販売している、ヒロインメイクのマスカラリムーバー。落ちにくいウォータープルーフのマスカラもスッと落としてくれます。まつ毛ケア成分も配合されていて、メイクを落としながらまつげにうるおいを与えます。
KOSE ファシオ イージー マスカラ リムーバー
メイクに良くなじむイージーオフ成分が、ウォータープルーフのマスカラもあっという間にオフ。3Dコームがリムーバーをまつげにムラなくたっぷりとつけてくれるので、簡単にメイクが落とせます。植物性トリートメント成分配合でまつげにも優しいリムーバーです。
シートタイプ
アイメイクリムーバーがしみこんだ状態のシートタイプは、いつでもどこでもすぐに使えるのが魅力。持ち運びやすいので旅行などにぴったりですね。使い方はリキッドタイプと近いです。
シートタイプのアイメイクリムーバーの使い方
- まつ毛を優しくはさみ込んでリムーバーをなじませた後、毛先に向かって優しくふき取ります。
- アイホールにのせて数秒間置いた後、上から下へそっとなでるようにしてアイシャドウをふき取ります。
- シートを小さく折りたたみ、角の部分を使ってアイラインをなぞるようにして落とします。
- さらに汚れの残った部分も折りたたんだ角を使って丁寧に落としていきます。
花王 ビオレ しっかりアイメイク落とし
ビオレのしっかりアイメイク落としは天然コットン100%にたっぷりの液が含まれていて、濃いアイメイクもするっと落としてくれます。400円前後とお手ごろなのも嬉しいですね。
資生堂 ベネフィーク セオティ アイメーキャップリムーバー
こちらは美容オイル配合で、目元のケアとクレンジングを一度にできるアイメイクリムーバー。リムーバーをたっぷり含んだシートでこすらず簡単にメイクを落とすことができます。マツエクにも対応しているのは魅力です。
おわりに
クレンジングはあまり時間をかけすぎると肌に負担がかかりますが、あらかじめアイメイクを落としておくことでその他のクレンジングに集中でき、短い時間で落とすことができます。
お気に入りのアイメイクリムーバーを見つけて、肌に優しいクレンジングを実践していきましょう。
化粧品関連メーカーにて、化粧品に配合されるエキスの開発や薬事申請業務に従事しました。現在はフリーライターとして、美容関係の記事を執筆しています。
得意分野は肌トラブルの原因と対策方法の解説、化粧品に配合される成分の解説です。2016年に日本化粧品検定1級を取得。
大の広島カープファンで趣味は野球観戦です♪