昔からダイエット食品として知られてきたおからですが、近ごろは「おからダイエット」が注目されています。では、なぜおからがダイエット食品として優れていて、おからダイエットは効果があるのでしょうか。
今回は、おからのダイエット効果と、おからダイエットのポイントを見てみましょう。
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ダイエット食品としてのおからの効果
おからの特徴:低カロリー
すべてのダイエット方法は、「摂取カロリーより消費カロリーを多くする」という極めて簡単な原理によって成り立っています。
これを実現するためには、消費カロリーを増やすか、摂取カロリーを減らすかのどちらかしかありませんが、低カロリーなおからは少しばかり食べ過ぎても、摂取カロリーに大きく影響しない魅力的な食品です。
おからの特徴:低糖質
また、おからには糖質があまり含まれていないこともダイエットには魅力的な食品とされる理由の1つ。
糖質を摂取すると血液中の血糖値の上昇によるインスリン分泌をまねき、脂肪が蓄積される仕組みになっています。糖質の摂取を減らせばインスリン分泌を抑えるので、必然的に体脂肪を減らすことにもつながります。
おからの特徴:食物繊維が豊富
おからは豆腐を作る過程で出る豆乳の搾りかすですが、その過程で大豆に含まれている食物繊維も一緒に絞り取られます。豆腐に含まれている食物繊維は100gあたり0.4gとごくわずかなのに対して、おからには100gあたり11.5gもの食物繊維が含まれています。
食物繊維には水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と、溶けにくい「不溶性食物繊維」がありますが、おからに含まれているのは不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は水分を吸収することによって膨らみ、腸内を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発化させ、腸内に滞留しているものを排出するので、便秘解消が期待できます。
このように、おからの食物繊維はダイエットを阻害している便や有害物質を取り除いてくれる効果も期待できる食材なのです。
おからの特徴:少量でも満腹感がある
普段食べているカロリーが高めの食材を、カロリーが低めの、できるだけ腹持ちの良い食材に置き換えて食べる「置き換えダイエット」というダイエット方法があります。
おからは水分を含むと数倍に膨らむ不溶性食物繊維を含むので、置き換えダイエットには最適な食材と言えます。
おからの特徴:サポニンが脂肪の吸収を抑える
おからに含まれるサポニンという成分は、血管内に付着した脂肪を取り除く作用があり、内臓脂肪の減少や肥満解消、動脈硬化や高血圧の防止につながります。
また、サポニンは老化の原因となる活性酸素の働きも抑制するので、アンチエイジング効果も期待できる成分としても注目されています。
おからダイエットで注意すべきこと
調理方法に気を付ける
おからそのものはカロリーや糖質が低く、ダイエット食材に向いている食材ですが、無味無臭であるため、どのように調理するかが大きな問題となります。
濃い味付けはそのままカロリーを増やすことになるため、置き換えてもダイエット効果が薄れてしまいます。おからは油分を吸収しやすい特徴があるので、油分が多い調味料を使うときには、油分を使いすぎないように注意が必要です。
「おからパウダー」の利用も考えよう
調理するときの工夫として、おからを乾燥させて粉末状にした「おからパウダー」を活用することがあげられます。
スープや野菜ジュース、ヨーグルトなどに混ぜて食べることで、手軽におからを食生活に取り入れることができます。
おわりに
どんなダイエット方法でも、バランスを考えることは欠かせません。
おからダイエットと称して毎日おからばかり食べていては、栄養のバランスが崩れてしまいます。毎日の食事におからを上手に取り入れて、美しく健康に痩せることを目指しましょう。
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