シミへの効果も期待できる!?酒かすパックの注意点とやり方

甘酒と並んで、高い美容効果があるといわれている酒かす。その名の通り、日本酒をしぼった後に残る酒かすですが、この酒かすでパックをすることで、透明感のあるツルツルぴかぴかの美肌になれることをご存じですか?ここでは、お手頃価格で美肌が手に入る、酒かすパックのやり方と注意点を紹介します。

高級美容パック並み?酒かすパックの効果とは

昔からお酒の成分が入った化粧品でお手入れをすると、キメの細かい白肌になれるといわれてきました。では、酒かすパックにはどのような効果が期待できるのでしょうか。

乾燥やシミにもいい?しっとり&美白効果

酒かすは、「かす」という名前がついているものの、美白やアンチエイジングなど、美容効果に優れた成分が豊富に含まれています。成分や栄養分によって、以下のような効果が期待できます。

乾燥を防ぎ健康的な美肌に導く効果

酒かすには、美肌に欠かせないビタミンやシミやしわを予防する働きがあるナイアシンだけではなく、健康な肌や髪の元となるアミノ酸が豊富に含まれています。また、酵母による保湿効果も期待できるため、乾燥肌の改善にも期待できます。

美白&アンチエイジング効果

酒かすには、シミやそばかすを防ぐといわれるアルブチンやコウジ酸、フェルラ酸、遊離リノール酸といった成分が含まれています。まさに、美白美容液に配合されているような成分がずらり。これらはニキビ跡の改善やくすみの解消にも効果が期待できる成分です。
コウジ酸には、抗糖化効果もあるといわれているため、しわや黄ぐすみが気になる年齢肌にもぴったり。アミノ酸やセラミドも、アンチエイジングに役立ってくれます。

酒かすパックの作り方

酒かすは化粧品の素材としてだけではなく、調味料としての使い道が王道です。酒かすパックを自作して余った酒かすは、粕漬けなどにすることで無駄なく使うことができます。誰でも簡単につくれる、酒かすパックの作り方を見てみましょう。

コツはなめらかに混ぜることだけ!超簡単酒かすパック

酒かすパックは酒かすと精製水を同量用意すれば自宅で簡単に作ることができます。時間がないときは、フードプロセッサーを利用しても問題ありません。

酒かすパックの作り方

  1. 酒かす(100g程度)を用意する
  2. 酒かすに精製水(50mlから100ml)を加えながらなめらかになるように伸ばす
  3. ペースト状の固さになれば完成

酒かすパックのやり方

洗顔後にタオルで水分を軽くふき取ったら、酒かすパックをむらなく顔に伸ばして、10分程度おきます。パックを落とすときにはたっぷりのぬるま湯できちんと洗い流すだけです。水分が残っているうちに保湿をしましょう。

酒かすパックの注意点

お金をかけることなく、手軽にできる酒かすパックですが、いくつか注意すべき点があります。肌の弱い人や体調によって、使うのを避けた方がいいケースも。酒かすパックをするときには、以下の点に注意しましょう!

敏感肌やアレルギーのある方はパッチテストを

酒かすにはアルコール分が含まれているため、体質によっては酒かすパックを使うことができません。酒かすパックを使うときには、パッチテストが欠かせません。
アルコール分や臭いが気になる方は、電子レンジで10秒くらい加熱し、アルコールを飛ばしてみましょう。酵母の力は弱まってしまうものの、臭いや刺激は少なくなるはずです。

冷蔵庫で保管し、1週間以内に使い切る

自作する酒かすパックは1回で使いきれる分量をつくるのが基本ですが、仮に残ってしまったら冷蔵庫に保管して一週間以内に使いきるようにしてください。酒かすパックは1回で使い切るのがベストですが残ったなら冷蔵庫に保管して、1週間以内に使い切りましょう。

おわりに

市販されている酒かすは、1パック500g入りで安いものなら200円程度で手に入れることができます。化粧品としてだけではなく調味料としても使える酒かすを活用して、身体の外と中から美しくなることを目指してみませんか?

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