丸い体は年齢のせい?年齢・性別での体型・体格の変化

年を重ねていくと、「なんだか体が丸くなってきた?」と感じる女性は多いのではないでしょうか。男性に比べて女性は丸い体形をしていますが、昔の自分や若い子と比べてみると、さらに丸さが目立ってきていると実感する人もいると思います。
年齢を重ねていくと、体の形は変化していきます。ダイエットを行う上で、年齢による自分の体の変化について、知識を入れておくことも大切です。
今回は、年齢と性別で変化していく、体形と体格についてお話します。

年齢とともに変化する自分のからだ

加齢で体形は変化する

日頃、生活をしていてふと鏡を見ると、なんだか体形が変わった?と思うことありませんか?あるいは、体重はそんなに変わっていないはずなのに、今まで着ていたトップスやジーンズが窮屈に感じ、体形の変化を感じるということもあるかもしれません。
年齢を重ねると、太ってしまうというよりも、二の腕やおなか、太ももやお尻など、体形が少しずつ変化していきます。
もちろん変化の仕方には個人差がありますが、全体的に似たような体形へと変わっていきます。服飾業界では、昔から年代で体形が変わると把握されているため、ターゲット層の体形にあう洋服が作られたりしているそうです。よって、40代の人が20代の人のブランドを着ようと思って自分のサイズを着ても、なぜか体形に合わなかったりしっくりこなかったりします。

一番脂肪がつきやすいのはおなか周り

加齢により、脂肪はおなかに集まりやすくなっていきます。男女とも、年をとると体幹部への脂肪がどんどん増えていく傾向にあるそうです。体幹部とは、人の手足と頭を除いた体の中心部分。つまり、年齢を重ねると、胸やおなかなどの体の真ん中部分にどんどん脂肪がついていってしまうということです。この体幹部のなかでも、特におなかには脂肪がつきやすく、50歳以上になると男性で脂肪の6割がおなかにつきます。女性でも、30代を超えると、脂肪の5割以上がおなかについてしまいます。
体脂肪率がそんなに高くないから心配いらないと思っていても、おなかの体脂肪は多くついているということは珍しくなく、痩せ型でも内臓脂肪が多いという場合もあります。おなかに脂肪が増えることによって、「メタボ」になってしまうという危険性は、年をとると男女に起こりえます。しかし、男性と女性はもともとの体つきが違うので、男女別での体形変化についても知っておきましょう。

男性は特に「筋肉量」が減る!

加齢とともに手足の筋肉量が衰える

男性は中年になると、おなかがぽっこり出ている人が多くなるため、「メタボ」について突っ込まれることも頻繁になってきます。しかし、変化している部分はそのぽっこりお腹だけではありません!男性にとって著しく変化するのは「筋肉」です。もともと男性は女性よりも筋肉量が多いため、体脂肪率が低い傾向にありますが、その筋肉量は加齢とともに減少しています。特に足と腕の筋肉量は、かなり下降していく傾向にあります。

筋肉量の減少と反比例する体脂肪の増加

よく、子供の運動会で張り切りすぎて転んでしまうお父さんっていますよね?これは、脚の筋肉量が衰えているにも関わらず、昔と同じような走りだしをしてしまうことで、体がついていけない証拠です。男性は体重の変化は見えにくいため、変化に気づく機会があまりありませんが、知らない間に体脂肪率が増えていることは珍しくありません。

女性は特に「上半身の脂肪」が増える!

脂肪の分布が大きく変化する

それでは、女性の体形の変化の特徴はいったいどこらへんなのでしょうか?悲報となりますが、女性は男性ほど劇的に筋肉量が減ることはありません。女性は年齢を重ねると、脂肪分布が大きく変化する傾向があります。
30代未満の若い年代の場合は、腕や体幹部の体脂肪率は割りと低く、お尻や脚の体脂肪率だけが高いです。つまり、若い時は太ももやお尻などの下半身部分には脂肪が多いのですが、腕や肩、おなかなどの上半身部分には脂肪が少ないため、ちょっと細めできゃしゃに見えるのです。

30代を境に上半身が肥えるようになる

しかし、30代を超えると、どんどん上半身に脂肪がくっついていきます。50代を超えると、最初は下半身だけが多かったはずの体脂肪が、上半身も同じくらいの量がつき、体全体的に脂肪が多くついてしまいます。そのため、加齢とともにシルエットが丸い形に近づくのです。

若いからだを保つために

日常生活で節制を意識する

加齢を止めることは誰にもできません。しかし、加齢による体形の変化を遅らせるのは努力次第。どうすればキレイなからだをキープできるのでしょうか?
まずは、規則正しい食事を心がけること。脂肪や糖質を考えずに摂取していると、うまく分解できなかった栄養が、体脂肪としてくっついてしまいます。栄養バランスをしっかり考えた食事を取りましょう。また、姿勢や歩き方も気をつけてください。

筋肉量の維持も重要なポイント

また、適度に体を動かすことも大事です。日常生活に少しずつでも体を動かす時間を取り入れてください。そうすることで、少しでも体形維持できるようにしましょう。
背中が丸いと、背中の筋肉を使わないため、肩や背中周りに脂肪がついてしまいます。体の上の方から徐々にお尻にかけて筋肉が落ちてしまい、体全体へ脂肪がつくのを止められません。できるだけ、正しい姿勢での生活を心掛けてください。

おわりに

脂肪のつき方などは、加齢とともに変化していくものということがわかりました。しかし、年をとったからといって、世の中のすべての人が丸い体をしているわけではありません。
日常生活を改めて、年齢による体形の変化を抑えることを心がけましょう。40代、50代、60代になっても、キレイな体形を保ちたいですよね。年齢相応の体ではなく、若々しい体を一緒に目指しましょう。

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