乾燥肌の悪化を防ぐ!乾燥肌に適した服とは?

 

肌が乾燥する季節になると、着る服によってかゆみやチクチクとした痛みを感じやすくなります。肌に合わない服を着続けていると、乾燥肌が悪化する可能性もあるので、服の素材はしっかり見極めたいもの。
今回は、乾燥肌に適した服選びのポイントから乾燥肌の改善におすすめのお手入れ方法まで、詳しく解説していきます。 

肌が乾燥すると衣服で刺激を感じるのはなぜ?

肌の乾燥に大きく関わっているのが、肌の一番外側にある表皮の「角層」です。角層に角層細胞や細胞間脂質がみっちりと並ぶことで「肌のバリア機能」が働き、肌内部から水分が失われるのを防いでいます。
肌ダメージや生活習慣の乱れ、栄養バランスの偏りにより肌のバリア機能が低下すると、水分が逃げやすい状態になり、乾燥肌になりやすくなります。

バリア機能が低下した乾燥肌は刺激を感じやすい

乾燥肌になると、外部からの刺激に弱くなり、服を着たときにかゆみを感じやすくなるのです。
バリア機能の主役である角質細胞間脂質の主成分は、保湿成分としておなじみのセラミド。セラミドは肌の水分保持機能の8割を担っていると言われており、肌の潤いには欠かせない成分なのです。

乾燥肌にNGな服はこんな服!

バリア機能が弱まっている乾燥肌には、外部からの刺激や汗蒸れは大きな負担となります。繊維がかたく刺激を感じやすいウールや、吸湿性が悪く蒸れやすいナイロンやアクリルなどの化学繊維はおすすめできません。

タグがあらかじめ切りとる

衣類についているタグが気になるようなら、あらかじめ切り取ってしまいましょう。

乾燥肌に適した服はこれ!

汗をかいて蒸れた肌を放っておくと、かゆみの原因になります。乾燥肌に刺激を与えないような服を選ぶときには、吸湿性の良さがポイントです。
これを踏まえると、通気性がよく速乾性が期待できる綿やシルク、ガーゼ素材の服がおすすめ。これらの素材の肌着やインナーを着ることで、肌への負担を減らして乾燥肌の悪化を防ぐことも期待できます。

洗剤や柔軟剤を変えてみるのも一つの手

服以外にも、洗剤や柔軟剤に含まれる成分が肌に刺激を与えている可能性もあります。服の素材を変えても肌荒れが続くようなら、洗剤や柔軟剤を肌への刺激が少ないものに変えるのも一つの手です。

乾燥肌を改善しておしゃれを楽しもう

乾燥肌の改善には、清潔を保つことと保湿が欠かせません。体を洗うときには石けんをしっかりと泡立てて、綿のタオルを使って優しく洗いましょう。ボディタオルは化学繊維のナイロン製のものが多いので、あまりおすすめできません。

お風呂あがりはクリームでしっかり保湿!

入浴後は顔だけでなく身体もしっかりと保湿ケア。お風呂上りの肌は温度が高く湿度が一気に低下しやすいので過乾燥状態になりがち。早めに保湿成分を配合した保湿クリームで、全身のケアするようにしましょう。

おわりに

おしゃれは我慢といいますが、チクチクやかゆみは我慢するほど肌にダメージを与えるばかり。
乾燥肌・敏感肌で悩んでいる人は、まずは保湿ケアで肌の調子を整えていくことが第一!健やかな肌を取り戻して、存分におしゃれを楽しみましょう。

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