ピーリングと聞くと肌への刺激が強そう…と構えてしまう方もいらっしゃると思いますが、正しく行えば肌の新陳代謝を高めてくれる便利な美容法です。
今回は、ピーリングによる肌への美容効果やピーリングの内容による美肌効果の違い、ピーリングをするときの注意点などについてまとめました。
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古い角質を取り除くスキンケアが「ピーリング」
ピーリングとは、皮膚表面の古い角質をこすり取り、表皮細胞の新陳代謝を促す美容方法の総称です。
角質は一定周期ではがれ落ちて新しいものに変わりますが、入れ替わりがスムーズでないと古いものが長く残り、肌色がくすんだり肌トラブルの原因となります。ピーリングはこの古い角質を取り除いて代謝を促し、乱れたターンオーバーを整えてくれるのです。
さまざまな肌トラブルの改善が期待できる
ピーリングによって新陳代謝が活性化されると、シワや毛穴の開き、ニキビといった肌トラブル改善が期待できます。
以前はスクラブなどでこすって古い角質を取り除く方法が主流でしたが、現在は薬剤を使って古い角質を溶かして取り除くケミカルピーリングが一般的です。
皮膚科などで受けられる「ケミカルピーリング」
ケミカルピーリングは、角質を溶かす効果が高い薬剤を使用して不要な角質を取り除くことで、ターンオーバーの改善を目指すピーリングです。薬剤にもさまざまな種類があり、肌の状態に合わせた薬剤を選んで治療を進めます。
治療としてのケミカルピーリングは医療機関だけ
ケミカルピーリングは皮膚科以外にもエステサロンなどでも受けることができますが、エステサロンでのケミカルピーリングは美容目的に限られており、使用できる薬剤の種類や濃度にも制限があります。
ニキビ治療としてのケミカルピーリングは、専門の医師の管理下の施術に限られるだけではなく、保険診療の適用外となるため、一度の施術で1万円程度の費用がかかります。
自宅で手軽に取り組める「ホームピーリング」
ケミカルピーリングと違って、自宅でもできるのが魅力なのがホームピーリングです。使う薬剤はケミカルピーリングのものよりも効果は弱いですが、継続することでニキビやシミ、シワなどの予防対策になります。
肌をこすらないピーリング化粧品がおすすめ
ホームピーリングの薬剤にはさまざまなタイプがありますが、おすすめなのは肌をこする必要のないジェルやクリーム状の洗い流すタイプのもの。
ゴマージュタイプやスクラブタイプは、角質が取れたような感触がして満足感が高いかもしれませんが、肌に摩擦や刺激を与えているので長期間続けていると肌の黒ずみなどの原因となる可能性もあり、おすすめできません。
おわりに
古い角質が残り続けるとさまざまな肌トラブルを引き起こす可能性があります。正しい方法で定期的に取り除いておくことは美肌を維持する上でプラスになるはずです。
ピーリングに興味を持たれた方は、まずは自宅でできるホームピーリングから始めてみてはいかがでしょう?最近ではさまざまな種類のピーリング化粧品が販売されていますので、選ぶのも楽しいと思います。
化粧品関連メーカーにて、化粧品に配合されるエキスの開発や薬事申請業務に従事しました。現在はフリーライターとして、美容関係の記事を執筆しています。
得意分野は肌トラブルの原因と対策方法の解説、化粧品に配合される成分の解説です。2016年に日本化粧品検定1級を取得。
大の広島カープファンで趣味は野球観戦です♪