ジメジメと暑い夏。外の暑さがつらいのはもちろんですが、室内の“冷房”も困りものですよね。オフィスやお店など、屋内に一歩足を踏み入れると冷房で冷え冷え!キンキンに冷えた部屋で長時間過ごしていると、身体にもお肌にも負担がかかるかもしれません。
今回は、冷房が引き起こす肌トラブルの例や、おすすめの対策をご紹介します!
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真夏の冷房トラブル!お肌にも影響?
暑い季節といえば、冷房の出番。ジメジメと蒸し暑い空気も、冷房があればひんやり涼しく過ごすことができます。しかし、涼しいを通り越して「寒い!」と悲鳴をあげたくなること、ありませんか?
オフィスが「寒い」と感じる女性は60%
ある調査によると、オフィスの冷房が「寒い」と感じる女性の割合は60%を占め、82.5%の女性が冷房のせいで体調不良になったことがあると回答しています。
1日のうち長時間を過ごすオフィスで、ずっと冷房の風にさらされていると、身体が冷え切ってしまい、身体やお肌に悪い影響を与える心配もあります。
冷房のせいで自律神経が乱れる?
暑かったり寒かったり…気温の変化に適応するために、私たちの身体には体温を調整する機能が備わっています。寒いと感じたら手足の抹消皮膚の近辺にある筋が縮み、皮膚表面の血流を弱めて、指先を冷たくします。しかし、この調整機能も万能ではありません。冷房の効きすぎで屋内と屋外で気温差が大きくなると、体温調節機能をつかさどる自律神経が乱れるリスクがあります。
うまく身体が適応できないと、冷えやだるさなどの症状を引き起こすことも。こういった冷房による体調不良は「冷房病」と呼ばれ、主な症状としては不眠や肩こりなどが知られています。夏場はどことなく体調が悪いという人は、冷房病が原因かもしれませんよ。
冷房のせいで美容にも悪影響!?
冷房によって身体が急速に冷えると、体調不良だけでなく肌トラブルを招くこともあります。ある調査では「夏でもエアコンなどで肌が乾燥する」と回答した女性が、全体の4割以上を占めました。冷房の風に直接あたると、お肌のカサつきが気になりますよね。真夏なのに乾燥対策が欠かせないという人は少なくありません。
冷房をつけっぱなしの環境で生活していると、特に寒さを感じていなくても、知らず知らずのうちにお肌が乾燥している可能性があります。職場でも自宅でも冷房をつけっぱなしにしていると、思わぬ肌トラブルを引き起こしてしまうかもしれません。
冷房が引き起こす3つの肌トラブル
冷房の効きすぎは体調不良を招くだけではありません。さまざまな肌トラブルの原因にもなるのです。冷房が原因で起こる代表的な肌トラブルを見てみましょう。
乾燥…冷房のせいでお肌が砂漠状態に!
冷房を効かせていると寒いのはもちろん、空気の乾燥も心配です。特に、冷房を除湿モードに設定していると、部屋の湿度は下がってしまいます。
日本の夏は湿度が高いため、ジメジメしている日なら冷房を使って湿度を下げても、さほど心配はありません。しかし、冷房が効きすぎているのに設定温度を変えられないオフィスや、自宅で冷房をつけっぱなしで寝てしまったときなどは要注意。湿度の低下が進み、お肌の乾燥を招きます。Tゾーンは汗でベタベタするのに、ほほや首元は乾燥してしまう…といった、困った状態に陥る人も多いようです。
くすみ…血行不良で顔色トーンダウン
身体は冷え切り、お肌もカラカラ。こんなときは血行不良で血色がトーンダウンしてしまうかもしれません。また、冷房病で体調を崩しているときは、お肌のターンオーバーが乱れて、こちらの理由でも冷え性・血行不良につながる可能性があります。
どんよりとした顔色は、目の下やほほの周辺などがくすんで見える原因にもなります。夏こそ発色のいい、明るい色のメイクを取り入れたいものですが、元の顔色がくすんでいると、メイクもなじみにくくなってしまいます。
しわ・毛穴…乾燥肌が招く、さらなる悲劇!
冷房によってお肌の乾燥は、それ自体も気になりますが、しわや毛穴の黒ずみなどさらなる肌トラブルを招く恐れもあります。乾燥が進んだお肌はハリが損なわれ、気づけば口元に小じわ、目元にちりめんジワができていた!ということにもなりかねません。さらに毛穴トラブルも心配です。肌が乾燥することでターンオーバーが乱れると、毛穴に角栓が詰まったり、黒ずんだりして毛穴トラブルを招くことにもなります。
肌トラブルには個別の対処法が欠かせませんが、根本の原因に気づかないままでは、何度もトラブルを繰りかえすことになります。ここまでの内容で思い当たる点がある方は、ぜひ冷房の使用状況に目を向けてみてくださいね。
美肌を守るための冷房対策・暑さ対策!
冷房によるダメージからお肌を守るために、まずは冷房対策から取りかかりましょう。冷房が効きすぎている環境で長時間過ごすなら、冷房対策は欠かせません。
冷え冷えオフィスでも快適に過ごす方法
冷房の調整を自由にできるのは自宅だけ。オフィスでは設定温度を上げても、「すぐ別の人が元に戻してしまう」という声をよく耳にします。オフィスで快適に過ごすためのポイントを見てみましょう。
冷房対策のマストアイテム
カーディガン・ストール
冷房対策の基本中の基本。夏場に露出しがちな腕や肩をカバーするだけでも、寒さが和らぎますよ。
クッション
デスクワークがメインの方は、起毛素材や厚みのあるクッションを椅子にセットしておきましょう。腰回りが暖かいと、血行不良の予防効果が期待できます。
靴下。スリッパ
足を温めるのは冷えとりの王道。オフィス用の靴下やレッグウオーマーを準備しておき、出社したら着用しましょう。脱ぎ着するのが面倒という方は、ショートタイプの靴下や、5本指のパンプスインなど、夏服にも合わせられるものを探してみてはいかがでしょうか。
そのほか、しょうが湯など温かい飲み物を休憩時間に飲むのもおすすめ。冷えと疲れが和らいで、ホッとしますね。
冷房にあたったあとのおすすめスキンケア用品
長時間冷房の風にさらされて、カサカサになったお肌は、1日の終わりにきちんとケアしてあげたいですね。保湿ケアのポイントはお肌の水分と油分のバランスを整えること。水分を適度に含んだ、肌なじみのよい保湿剤を選びましょう。
【推薦】IPSA ME レギュラー2
IPSAの主力アイテムであるMEシリーズ。改良・リニューアルを重ねたロングセラーアイテムです。するするとお肌になじみ、しっかり潤いを与えます。軽いテクスチャーなのに保湿力は優秀です。MEシリーズはこちら以外にも商品があり、全部で17種類。店頭で肌診断を行い、お肌の水分量・皮脂量を計測してからベストなものを選びます。濃すぎず薄すぎず、ピッタリのものが見つかりますよ。
自宅での暑さ対策におすすめな方法
仕事が終わって帰宅したら、冷房の電源をオン。お風呂に入って身体が火照り、設定温度を下げて、そのまま就寝…こんな使い方していませんか?
確かに真夏は冷房なしでは過ごせない日も多いでしょう。しかし、長時間冷房を付けっぱなしでは、お肌も悲鳴を上げてしまいます。適度に窓を開けて空気を入れ替えるなど、インターバルを設けましょう。
冷房を調整するのが面倒なら、思い切って自宅の冷房を買い替えるのも効果的。家電メーカー各社は競って人に優しい冷房の開発を進めています。ぜひ最新機種をチェックしてみてくださいね。
おわりに
冷房はジメジメと暑い夏を乗り切るために、欠かせないアイテムです。しかし、快適な一方で身体とお肌にダメージを与えてしまう恐れもあります。今回紹介した内容を参考に、冷房対策・スキンケアに取り組んでみてくださいね。
都内で営業として勤務した後、現在では美容・医療系ライターとして活動中。コスメの成分情報などマニアックなネタを好む。プライベートでは1男1女の子育てに追われ、コスメと洋服の購買欲が止まらない。