一時のブームではスーパーの店頭からあっという間になくなった「納豆ダイエット」。すぐに下火となって忘れ去られたダイエット方法ですが、ダイエット職員として納豆を見ると、その効果は大豆由来の食品らしく極めて優秀です。
今回は、優れたダイエット食品である納豆の効果についてご説明します。
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大豆に含まれる有力な栄養成分
良質なタンパク質を摂取できる
ダイエットの重要なポイントは、筋肉を落とさないこと。筋肉を維持するためには、適度な運動と筋肉量を維持するためのタンパク質が欠かせません。動物性・植物性にわかれるタンパク質ですが、動物性タンパク質は高カロリー・高脂肪になりがちなので、低カロリー・低脂肪な植物性タンパク質が中心となります。
植物性タンパク質の代表格であり、「畑の肉」と呼ばれる大豆を原料とする納豆は、ダイエットにも効果的な食物なのです。
大豆タンパクの脂肪燃焼促進効果
大豆タンパクには、脂肪燃焼促進効果のある「アディネポネクチン」が含まれています。また、大豆に含まれているアルギニンには、成長ホルモンの分泌を促します。成長ホルモンは筋肉を維持するだけではなく、脂肪燃焼をうながす効果も知られているため、ダイエット中は成長ホルモンを積極的に分泌できる環境を整える必要があります。
成長ホルモンの分泌がもっとも活発になるのは寝ている間の夜22時から午前3時の間であり、朝食に納豆を食べるよりも、夕食に納豆を食べるのが効果的と言われています。
大豆サポニンが肥満を防ぐ
大豆に含まれている大豆サポニンには、栄養を吸収する小腸の絨毛(じゅうもう)を縮小する作用があり、脂肪や糖質の過剰な吸収を抑制する効果が期待できます。
大豆イソフラボンでコレステロール値をコントロール
大豆イソフラボンには、血中コレステロール値を下げる効果があります。コレステロール値が高いと脂肪がたまりやすくなりますが、大豆イソフラボンで血糖値をコントロールできれば脂肪もたまりにくくなります。また、イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと同じ作用があるので、ホルモンバランスを整えたり、アンチエイジングも期待したりすることができます。
納豆ダイエットの効果的な方法
目安は1日1パック程度
大豆を原料とする納豆は食物繊維を多く含むため、腹持ちが良いはずです。また、納豆は大豆イソフラボンが女性ホルモンに似た働きをするのでホルモンバランスを崩す可能性があるため、食べ過ぎは逆効果。ダイエットに適切な量は、1日1パック程度が目安となります。
食べるタイミングは夕食がベスト
基本的にどのタイミングで食べても良いですが、成長ホルモンによる脂肪燃焼も合わせて狙うなら、夜に食べるのが良いでしょう。
また、匂いを我慢できるのであれば、しばらく冷蔵庫に置いて、さらに発酵するのを待つとよいかもしれません。時間を置くと発酵が進み、納豆に含まれている栄養素がさらに増えるからです。
食べ合わせで効果アップ
辛み成分が効果を発揮するキムチ
単体でも十分なダイエット効果が期待できる納豆ですが、他の食材と食べ合わせによりさらに効果が期待できます。
ダイエットで最強の食べ合わせがキムチです。キムチに含まれている唐辛子のカプサイシンが血行を促進し、糖の代謝を促す効果があると言われています。
低カロリーでダイエットにぴったりなめかぶ
また、納豆とめかぶの組み合わせもオススメです。めかぶは低カロリーで少ない量でも満腹感が得られるため、ダイエットにピッタリの食品です。ただし、ねばねば感もマシマシになるので適量に抑えることが欠かせません。
トッピングを工夫するのも効果的
シンプルな味付けでも飽きが来ない納豆ですが、やはりトッピングを工夫して味に変化を付けることは重要です。納豆のトッピングとしてメジャーなのはねぎやかつお節ですが、変わり種として刻んだ玉ねぎや大根おろしや、納豆そのものを具にしたおかずも珍味として楽しめるでしょう。
おわりに
ダイエット食品として魅力的な納豆ですが、畑の肉とも称される大豆を原料としていることから、ダイエット以外にもさまざまな効果が期待できます。
より美しい体をつくるためにも、夕食に納豆を取り入れてみるのは効果的かもしれませんね。
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