紫外線の悪影響から肌を守ることの大切さはずいぶんと知られてきましたが、日焼け止めだけで完璧にケアするのはなかなか難しいですよね。そこでおすすめしたいのがUV対策グッズ。最近ではいろいろなグッズが登場していますし、ひんやり感触で暑い時期でも使いやすいものもたくさんあるんです。
今回は、強い日差しもしっかりカットしてくれるUV対策グッズの選び方についておすすめアイテムも交えてお話していきます。
CONTENTS（クリックで該当箇所へ）
夏はUV対策グッズが欠かせない！
UVダメージというとシミを思い浮かべる方は多いと思いますが、悪影響はそれだけではありません。UVは肌を乾燥させてしまうため、乾燥からくる小じわなどの肌トラブルも起こりやすくなります。
肌の老化の原因の8割がUVによるとも言われていますから、UV対策はしっかりしておくに越したことはありません。これは何も顔に限ったことではなく、首や腕、足など全身の肌に言えることです。
UV対策はヘアケアにも欠かせない
また、髪の毛もUVを浴びると、キューティクルがダメージを受けてパサついてしまいますし、頭皮も乾燥してかゆみやかさつきの原因になるので、やはりUV対策は欠かせません！
こうしたUVダメージから肌や髪の毛を守るためには、日焼け止めと合わせてUV対策グッズを利用することが大切です。
おすすめのUV対策グッズと選ぶポイント
UV対策グッズの帽子を選ぶ時に必ずチェックしてほしいのが、紫外線をどのくらいカットできるかを示した値である紫外線遮蔽率です。UVカット率とも呼ばれるこの値が高いほど紫外線対策に効果が期待できるので、できるだけカット率の高いものを選びましょう。
帽子はつば広でUVカット加工されたものがおすすめ
UVカット加工の方法には繊維に紫外線を反射する素材を織り込む方法と、帽子の生地に紫外線を吸収するコーティング剤を処理しておく方法の2種類があります。このうち、繊維に紫外線を反射する素材を織り込んだものがよりUVカット効果が長持ちするので、アイテム選びの時にはこちらも併せてチェックしてみてください。
そして帽子のつばは広めの方が顔周りの紫外線カット効果も期待できるのでおすすめです。
モンベル フィールド ハット
アウトドアブランドmont-bellのフィールドハットは90％以上の紫外線遮蔽率で海や山などでのアクティビティも安心。帽体サイドから背面にかけてはメッシュになっており、通気性が確保されているのもうれしいですね。
フェリシモ Kraso 洗濯機で丸洗いできるナチュラルハット
麦わら風素材で普段使いしやすいハットは、洗濯機で丸洗いできるのが魅力。たたんでもシワになりにくいので、カバンに入れて持ち歩くこともできます。紫外線遮蔽率も99％で安心です。
日傘も紫外線遮蔽率をチェック！
紫外線は地面からも反射してくるので、照り返しによる日焼けを防ぐために、傘の内側は黒などの暗い色のものがおすすめ。合わせて、日傘を選ぶ時にも紫外線遮蔽率を確認しましょう。
YOSHINO 日傘 超軽量 折りたたみ傘
YOSHINO
日傘 超軽量 折りたたみ傘
- 内容量｜-
- 価 格｜2272円（税抜）
- 発売日｜-
こちらは紫外線遮蔽率100％で重さもわずか135gと持ち運びにも便利な一品。晴雨兼用なので、カバンに入れておけば年中役に立つアイテムです。
東急ハンズ ハンズ+ 1級遮光 長傘（50cm）（販売終了品）
晴雨兼用で紫外線遮蔽率99％以上で大きさも程よく、日差しからしっかりとガードしてくれます。持ち手がスライド式なのでコンパクトに持ち運びできます。
クーラー対策にも便利な羽織りものでUV対策
UVカット機能のあるパーカーやストールは、羽織るだけで簡単にUV対策ができる便利なアイテム。クーラーが強すぎて身体を冷やしそうな時に、薄手の羽織りを持っておくと温度調節にもできて便利ですよ。こちらも｛紫外線遮蔽率｝の高いものを選ぶとより効果が期待できます。
UNIQLO UVカットスーピマコットンクルーネックカーディガン（長袖）
いろいろな服に合わせやすいシンプルなデザインで、オフィスでも羽織れるのが魅力。洗濯機で洗えるので、普段使いにぴったりのアイテムです。
無印良品 UVカットフレンチリネンワイドカーディガン
心地よいリネン100％のカーディガンは、暑い季節もさらっと羽織れる一品。紫外線遮蔽率は80％以上で日差しから肌を守ってくれます。
UV遮蔽率が大切！冷感タイプが心地よい手袋
腕をUVから守ってくれるアームカバーは、運転中やジョギングなどのスポーツ中に便利なUV対策グッズです。冷感タイプのものであれば、ひんやりしてムレなども気にならないのでおすすめです。
おたふく手袋 フィットスタイル ノーマルロング
こちらの手袋は指先までしっかり覆ってくれるので、指先や手の甲だけ焼ける心配もありません。UVカット率は99.7％、接触冷感タイプですので暑い季節も安心です。
UVから目を守るサングラス
UVは目にもダメージを与えてしまうので、ドライアイや目の充血、ひどい場合は白内障の原因になる恐れもあります。また、UVが目から入ってくると、脳が日焼けから肌を守るためにメラニン色素を作るように指令を出してしまい、日焼けやシミを引き起こす可能性があるのでサングラスで日差しから目を守ることも大切です。
サングラスを選ぶ時にも紫外線をどのくらいカットできるのかをしっかりチェックしておきましょう。さらにスマホやパソコンから出ているブルーライトをカットする機能もあれば、より目にやさしいのでおすすめです。
Zoff 紫外線100%カットクリアサングラス
こちらはクリアタイプのサングラスなので、サングラスにはちょっと抵抗がある方でも気軽につけられます。紫外線カット率100％の上に、レンズの内側にはUV反射防止コートが施されているので、隙間から入ってきた紫外線が反射して目に入るのも防いでくれる優れものです。
マスクもUVカット加工ならばっちり！
マスクをつける機会が多い方は、UVカット加工されたものがおすすめ。つけているだけでUV対策にもなるのはうれしいですよね。普通のマスクタイプから首元まで完全に覆ってくれるタイプまで形状は豊富ですし、スポーツに適した工夫がされているアイテムも充実しているので、目的に合わせて選べるのも魅力です。
White Beauty UVの木陰 洗えるUVカットマスク FURAHA
こちらは紫外線遮蔽率98％以上の洗えるマスク。0.1ミクロンの微粒子を99％捕集してくれる特殊フィルターを挟んで使うタイプで、使い捨てマスクを毎日使うより経済的です。
NAROO MASK X1
こちらはスポーツやアクティビティ向けのフェイスマスク。薄手の生地で呼吸がしやすいのが特徴です。UVカット率も96％あり首元まで覆えるロングタイプなので、しっかりとUV対策ができるアイテムです。
UV対策グッズと日焼け止めは併用がベスト
日焼け予防を万全にするには、UV対策グッズに加えて日焼け止めを使うことが欠かせませんが、間違った塗り方では意味がありません。紫外線対策の基本は、用法・容量を守った正しい日焼け止めの塗り方を守ることが大切です。
日焼け止めを正しく使って万全なUV対策を
使用量はアイテムによって多少の違いがありますが、おおむね表示されているSPF値の効果を発揮させるためには顔全体で500円玉大位の量が必要です。また、こまめに塗り直しをすることも欠かせません。メイクをしていると顔の日焼け止めの塗り直しは難しいですが、ファンデーションの塗り直しもUV対策になるので、意識してみてくださいね。
サプリメントでもUV対策
紫外線を浴びると体内で活性酸素が発生し、これが刺激となって日焼けやシミの原因となるメラニン色素が作られてしまいます。メラニン色素は紫外線から体を守るために作られますが、結果的に日焼けやシミになってしまうことを考えると、そのきっかけとなる活性酸素の発生はできるだけ抑えておきたいものです。
そこでおすすめしたいのが、ビタミンCなどの抗酸化成分を含んだサプリメント。体の内側からもUV対策をして日差しに負けない体つくりをしていきましょう。
第一三共ヘルスケア トランシーノ ホワイトC〈第3類医薬品〉
第一三共ヘルスケア
トランシーノ ホワイトC〈第3類医薬品〉
- 内容量｜60錠・120錠・240錠
- 価 格｜1600円（60錠・税抜）・2400円（120錠・税抜）・4200円（240錠・税抜）
- 発売日｜2018年1月22日
過剰に作られたメラニン色素を無色化し、肌のターンオーバーを正常化してくれます。朝晩2回の飲むUV対策で体の内側からシミ・そばかすをケアしていきましょう。
おわりに
すぐには分かりにくいUV対策の効果ですが、地道に続けていくことが大切です。手軽に使えるUV対策グッズを賢く利用して、体を紫外線から守っていきましょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
化粧品関連メーカーにて、化粧品に配合されるエキスの開発や薬事申請業務に従事しました。現在はフリーライターとして、美容関係の記事を執筆しています。
得意分野は肌トラブルの原因と対策方法の解説、化粧品に配合される成分の解説です。2016年に日本化粧品検定1級を取得。
大の広島カープファンで趣味は野球観戦です♪