オールインワンコスメとして今や定番のBBクリームに加え、近年ではCCクリームも注目を集めています。見た目はそっくりなBBクリームとCCクリームですが、役割が異なるため、目的に合わせて正しい方を選択することが大切です。
今回は、意外と知られていないBBクリームとCCクリームの違いや、それぞれの正しい使い方についてご説明します。
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BBクリームとCCクリームの違いとは
複数のコスメの機能を果たす「オールインワンコスメ」として登場したBBクリームは、その手軽さから人気を集めてきましたが、これを改良する形で登場したのがCCクリームです。
BBクリームとCCクリームは、オールインワンコスメという点では共通しているものの、それぞれ異なる特徴があります。
BBクリームはカバー力が長所
BBクリームは保湿性と同時にカバー力も優れているのが魅力。ひと塗りするだけでお肌がしっとりと潤い、同時に毛穴をピタッとカバーする効果が期待できます。
お化粧にかかる時間と手間を大幅に短縮できるだけでなく、メイクの腕に自信がない人でも自然な仕上がりになると、愛用者多数のアイテムです。
CCクリームは肌のトーン調整に
カバー力が高いと評判のBBクリームに比べ、CCクリームは薄付きでカバー力はやや落ちる一方、は顔のトーンを補正したり、自然なツヤ感を出したりする効果が期待できます。
つまり、カバー力重視の人にはBBクリーム、ナチュラルな仕上がりを重視するならCCクリームとすみわけができているのです。
BBクリームとCCクリームの正しい使い方
洗顔後に化粧水と乳液でお肌を整えたときが、BBクリームとCCクリームを使用するタイミングです。更なるカバー力や補正力を期待するなら、他のアイテムでサポートしましょう。
基本の塗り方はクリームによって違わない
BBクリームとCCクリームに共通する塗り方の手順をご紹介します。
BBクリーム・CCクリームの基本の塗り方
- 適量を出したら軽く混ぜながら指に取る
- 指に取ったクリームを顔の高いところに置いてから伸ばす
- 流れを意識して、優しくなじませたら完成
クレンジングとスキンケア
手軽さが魅力のBBクリームとCCクリームですが、メイクアップコスメであることには変わりありません。オフするときは丁寧なクレンジングでしっかりオフしましょう。また、朝は手早くスキンケアを済ませた分、夜は美容液やクリームでの保湿ケアも欠かせません。
BBクリームとCCクリームを使うときのポイント
BBクリームとCCクリームは、あくまでベースメイクに主眼を置いた商品が多く、これ1つで全てのスキンケアをカバーするだけの機能はありません。それでも、日焼け止めや保湿クリームの代替となる商品は少なくないので、購入前にSPF値とPA値、優良成分を確認してみましょう。
BB、CCクリームは負担が少ない?
日頃はシンプルなスキンケアの人がBBクリームかCCクリームを使う場合、使用後に肌荒れを起こさないか注意が必要です。複数の機能を兼ねそろえるため、本来なら取りいれない成分まで摂取してしまう可能性があります。
いっぽう、多数の化粧品を使用してきた人にとっては、塗る工程が1回で済む分、お肌への摩擦軽減につながるかもしれません。肌荒れが心配な人は、保湿成分を含んだ商品を選ぶとよいでしょう。
BBクリーム・CCクリームのメイクアイデア
BBクリームとCCクリームのポイントを見てきたので、最後にBB、CCクリームを使用したメイク法をご紹介します。
BBクリーム×マットリップでモードに仕上げる
BBクリームを顔全体になじませたら、ルースパウダーを乗せます。マットリップを唇に塗り、輪郭を指でぼかすと、全体的にマットでモードな印象に仕上がります。
CCクリーム×リキッドアイシャドーでツヤフェイスに
顔全体にCCクリームをなじませたら、目元のアイラインを目尻から少し跳ね上げるように引きます。マスカラを塗ってリキッドアイシャドーをアイホール全体に乗せると、ツヤフェイスになります。
おわりに
手軽さと機能性が魅力のBBクリームとCCクリームは、女性の強い味方です。普段と違ったメイクを試したいときにもBB、CCクリームを活用したいものですね。BBクリームはすでに持っている人は、ぜひCCクリームにもチャレンジしてみてください。
都内で営業として勤務した後、現在では美容・医療系ライターとして活動中。コスメの成分情報などマニアックなネタを好む。プライベートでは1男1女の子育てに追われ、コスメと洋服の購買欲が止まらない。