オフィスワークが主流の現代人は、一日中座った体制のままでいるために、肩甲骨をほとんど動かすことなく生活しています。すると、顔が前に出てしまったり猫背になったりして、その姿勢の悪さからどんどん代謝が落ちています。
これらの問題を解消するだけではなく、肩甲骨のまわりにあるダイエットに有効な細胞を活発にして、痩せることができる方法として注目を集めたのが「肩甲骨ストレッチ」です。
今回は、肩甲骨ストレッチとダイエットの関係性や、肩甲骨ストレッチの効果やおすすめのストレッチ方法をご紹介します。
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肩甲骨ストレッチとは?
肩甲骨ストレッチとダイエットの関係
肩甲骨ストレッチがダイエット効果をもたらしてくれる理由は、「褐色脂肪細胞」にあります。「褐色脂肪細胞」とは摂取したカロリーをエネルギーにして放出する細胞であり、肩甲骨とその周辺には、この「褐色脂肪細胞」が多くあります。
肩甲骨ストレッチは肩甲骨を伸ばして刺激することで「褐色脂肪細胞」の働きを活発化させることで、体温や基礎代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい体をつくることで、痩せやすい体質をつくるダイエット方法です。
肩甲骨ストレッチの効果:代謝アップ
前述したとおり、肩甲骨ストレッチには「褐色脂肪細胞」を刺激して代謝をあげる効果があります。代謝があがれば老廃物の排出がスムーズになり、痩せやすい体質になるなどの効果が期待できます。
肩甲骨ストレッチの効果:肩こりの改善
現代人は一日中座り続けたままの同じ姿勢でいることが珍しくありません。同じ姿勢では血液の流れも悪くなり、老廃物も蓄積されることで筋肉がこりかたまり、特定の部位に慢性的な痛みが続くことになります。
血行が改善されると、老廃物が排出されることでこりかたまった筋肉もほぐされて肩こりの改善ができます。普段オフィスワークなどで座ったままの体勢でいることが多い方は、積極的に肩甲骨ストレッチをして、体をほぐすようにしましょう。
肩甲骨ストレッチの効果:むくみ・冷えの改善
肩甲骨ストレッチをすることでリンパの流れがスムーズにすれば、身体のむくみや冷えが改善されて、痩せやすい体質に変化することができます。
同時に血液循環の不良を改善できるので、生理痛の緩和など、女性特有の悩みの解消も期待できます。
肩甲骨ストレッチの効果:バストアップ効果
せっかくダイエットで痩せることができても、バストサイズも一緒に落ちてがっかりした経験のある女性は少なくないはず。肩甲骨を動かすことでバストが後ろから引っ張りあげられて、ダイエット前後のサイズキープやサイズアップが期待できます。
おすすめの肩甲骨ストレッチ法
5分間ストレッチ
- 肩幅と同じ広さに開いて立ちます。
- 腕を伸ばし頭の上で手を組んで、息をゆっくりと吸います。
- 手のひらを外側へ向けながら、肩甲骨を寄せます。
- そのまま息を吐きながら、肘を肩の位置まで下ろします。
5分間ストレッチは1日2回、朝晩にするストレッチ方法です。手を組んだまま伸びをして、ゆっくり手を離すイメージでやってください。このストレッチは、ゆっくりと負荷をかけてやることがポイントです。
肩甲骨ほぐしストレッチ
- 右手を左肩へ、左手を右肩へ、前で腕をクロスさせるように置きます。
- そのまま上半身を左右にひねります。このときにひねるほうと反対の腕を伸ばすようにするのがポイントです。
肩甲骨ほぐしストレッチは、左右でそれぞれ5回が目安。肩甲骨の筋肉を伸ばすストレッチ方法です。比較的即効性が期待できるので、肩こりがつらいときなどに効果が実感しやすいのが魅力です。
座りながらストレッチ
- 両腕を上にあげて、肘を下に曲げます。首の後ろあたりで手のひらを合わせます。
- 肘は真上を向いた状態で、二の腕がしっかり伸びているのを意識してください。
- 頭上まで腕を伸ばし、ゆっくりと両足の間まで降ろします。
- 背中を伸ばすことを意識して、中心に寄っていた肩甲骨を左右に広げるようにしてください。
このストレッチは、腕を降ろす時に伸ばした状態をキープすると、腕全体の引き締め効果が期待できます。座ったままできるので、オフィスでも簡単にできるのが魅力です。
おわりに
肩甲骨とダイエットの関係と、おすすめの肩甲骨ストレッチをご紹介しました。
肩甲骨を意識して動かすことで、肩こり改善やむくむ・冷えの解消や、ダイエット効果など、さまざまな効果を期待できます。運動内容も手軽にできるものばかりなので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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