マットを使ったマットピラティス。おすすめの姿勢と効果は?

ピラティスのイメージ1
ハリウッド女優やセレブ、一流のスポーツ選手が試しているというピラティス。何やらかっこいいイメージがありますが、実際にどんなエクササイズなのかを知っている人はそう多くないと思います。
今回は、ピラティスの中でもオーソドックスな「マットピラティス」の効果と、おすすめの姿勢について見てみましょう。

ピラティスとは?

ピラティスのイメージ2

ヨガを参考とした運動療法

ピラティスとは、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリとして考案されたエクササイズであり、考案者であるドイツ人医師のジョセフ・H・ピラティスの名前から取られました。
ピラティスはヨガを参考にして体系化され、単に体を鍛えるというだけでなく、動作を通じて精神面にリラックス効果をもたらし、調整を図ることを目指します。ヨガはインドの宗教観に根ざした精神修養の方法であるのに対し、ピラティスはリハビリを目的としているので、体を鍛えることに重点を置いています。
ピラティスとヨガで大きく異なる点として、ピラティスでは日常で使わない筋肉や骨格の動きを意識しながら、インナーマッスルを鍛える点を重視している点があげられます。

ピラティスのダイエット効果

ピラティスは体幹筋、いわゆるインナーマッスルを鍛えることを重視します。おなかのインナーマッスルを鍛えれば内蔵が押し上げられて、スリムなおなかを手に入れられます。背中部分のインナーマッスルを鍛えれば、体全体支えられるので美しい姿勢が手に入ります。また、歪みが原因で代謝などが阻害され、余分な内臓脂肪がつくことがありますが、それらも改善されるので、結果的にダイエット効果に繋がります。
ダイエットでは筋肉量を増やして、基礎代謝を増やすことが重要だと言われますが、インナーマッスルを鍛えることに重点を置くピラティスを続けることで、より大きなダイエット効果が期待できるのです。

ピラティスの基本姿勢

ピラティスのイメージ3

「マットピラティス」と「マシーンピラティス」

一般的に知られているピラティスは、マットを使う「マットピラティス」です。方法をきちんと学べば、マットさえあれば自宅でもどこでもエクササイズができます。
それに対して、専用器具を使ってする「マシーンピラティス」は、ピラティスの考案者であるジョセフ・ピラティスが開発した機械を使うピラティスです。マシーンを利用することで600種類もの動きが可能になり、より効果の高い運動ができるのが魅力です。
マシーンピラティスは設置してあるジムや専門施設でしかできないため、敷居が高くなりますが、負荷を自由に調整できるため、リハビリや高齢者に向いているといえるでしょう。

マットピラティスの基本姿勢

ニュートラルポジション


「ニュートラルポジション」とは、エクササイズのスタート時の姿勢です。マットの上にあおむけになり、膝を立て、骨盤を床に密着させるようにします。
ニュートラルポジションでは、骨盤を床に密着させるのがポイントです。膝を立てようとするとどうしても腰と床の間にスペースが空いてしまい、体が反るような姿勢になりがちですが、腰に負担がかかるこの姿勢はNG。

インプリントポジション


「インプリントポジション」とは骨盤をやや傾ける姿勢のことです。ニュートラルポジションでは腹部は平行でしたが、インプリントポジションでは腹部は斜めのラインになります。
最初はどちらの姿勢でも難しいと思いますが、これまで使ってなかった筋肉を意識することで、徐々にできるようになります。

おわりに

ピラティスをするときは、マットを選ぶことやリラックスできるように音楽や雰囲気に気を配るのも楽しみのうち。正しい知識を身に付けて、あまり気負わずに挑戦することで、ピラティスで心も体もリフレッシュしましょう。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう