ダイエットをしたことがある方であれば「ピラティス」という言葉を1度は耳にしたことがあるかもしれません。ピラティスとは、ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラテス氏が開発したエクササイズのことで、負傷した兵士のリハビリのために開発されたものだったのです。
音楽に合わせて動くことや、回数と量をこなすハードな運動と違い、自分の体に意識を向けて運動することが特徴であり、リハビリの他にも、ケガ予防や、姿勢の強制に向いているとされています。
今回は、ピラティスによるダイエット方法や効果、注意点をご説明します。
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ピラティスダイエットのやり方
全身を鍛えるもの
ピラティスの1つ「ハンドレット」は体幹を鍛えることができ、たるんだおなかを引き締める効果があります。
- マットの上に寝転がり、ヒザを立ててあおむけになります。
- 両足を上げ、上半身を起こしてその状態を維持します。肩に力が入り過ぎないよう注意しましょう。
- 水面をやさしくたたくようなイメージで、両手を上げ下げします。
- 体幹を動かさないように維持しながら、肩から先だけを動かします。
上半身を鍛えるもの
次に、背中を柔らかくすることのできる「ローリングライクアボール」についてご説明します。
- ヒザを立てて座り、背中を丸めます。
- ヒザを抱えながら前後に体を転がすように動きます。
下半身を鍛えるもの
ヒップアップ効果やふとももを鍛えることのできる「ショルダーブリッジ」についてご説明いたします。
- ヒザを立ててあおむけになります。
- お尻を持ち上げ、片方の脚だけを伸ばし、半円を描くように空中で回します。
始めのうちは思う通りに動けないかもしれませんが、その時は無理をせず休みながら続けてみましょう。
ピラティスダイエットの4つの効果
基礎代謝が上がる
ピラティスで普段使わないインナーマッスルを鍛えることで、筋肉量が増えて代謝が上がります。代謝が良くなればダイエットしやすい体になることができるのです。
自律神経の乱れを改善する
ピラティスの呼吸法は腹式呼吸で、インナーマッスルを鍛えるのに最適です。人はストレスを感じた時に呼吸が浅くなります。これはストレスを感じたことで、自律神経が乱れ、呼吸に影響が出た証拠なのです。ピラティスで深呼吸をすることでリラックスをすることができ、自律神経を改善できます。
体を柔らかくすることでケガを予防
年齡を重ねるに連れて、転んだのがきっかけで大きなケガをする可能性があります。ピラティスをして、あらかじめ体を柔らかくすることで、ケガをしにくくすることが出来ます。
血行が良くなるため、冷え性が改善される
血行が悪くなると、手から足先まで血液が循環しにくくなり、冷え性の原因となります。ピラティスで体を柔らかく保つことで、必然的に血行も良くなるので冷え性を改善できます。代謝を上げたい方や自律神経の乱れでお困りの方、未然にケガを防ぎたい方、冷え性にお困りの方におすすめです。
ピラティスダイエットの注意点
少しでも早く痩せたいという気持ちはわかりますが、基礎を怠ったり、無理をしたりでもしたら元も子もありません。それでは、ピラティスダイエットの注意点2つを確認しましょう。
呼吸を止めないこと
ピラティスでは、呼吸法がとても大切です。意識して呼吸をしないと全身に酸素が行き渡らず、新陳代謝が上がりにくくなるので気を付けましょう。
無理をせず、マイペースに行う
ピラティスをしている最中、部位に痛みを感じたら、無理はせず休むことが大事です。無理は禁物ですので、必ず自分のペースで行いましょう。
ピラティスの効果を高めるために、自分のペースで行い続けることが中続きさせるコツです。
また、ピラティスを始める時は、首や肩などの関節部分を十分にほぐしてからにしましょう。ウォーミングアップなしにはじめるのは、思わぬケガの原因となります。
また高血圧の方や通院中の方、体調が思わしくない方は、実施前に医師に相談してどの程度までできるかを把握しておきましょう。
おわりに
いかがでしたか?ピラティスをすることでおなかをシェイプアップさせたり、体を柔らかくしたり、ヒップアップ効果が期待できます。
また、ピラティスの効果を高めるために、あなたのペースでエクササイズするのが大切です。ピラティスは決してハードなものではなく、年齡問わずチャレンジできます。この機会に試してみませんか?
