気だるく物憂げな印象のアンニュイメイクは、守ってあげたくなるような雰囲気が魅力的。アンニュイメイクは、ばっちりメイクよりもヌケ感のある仕上がりが特徴ですが、ヌケ感の作り方を間違えると印象の薄いただのぼんやりメイクになってしまいます。
今回は、アンニュイメイクのコツについて、おすすめの化粧品と共にステップごとに解説していきます。目指せ、儚げ女子!
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けだるい印象を与える「アンニュイメイク」
アンニュイとは、フランス語で「気だるそうな、退屈そうな」という意味。アンニュイメイクは、はかなげで退屈そうな印象に仕上げるメイク。人によって与える印象が大きく違うのが魅力です。
アンニュイな雰囲気を持つ芸能人としては小松菜奈さんや水原希子さんが有名ですが、誰にもこびない独特な印象がありながら、どこか触れると壊れてしまいそうな雰囲気をかもし出していますよね。
引き算メイクで適度なヌケ感を作るのがポイント!
アンニュイメイクはしっかり作りこんだメイクとは違い、引き算メイクを駆使して、適度なヌケ感を出すのがポイント。
ヌケ感を出すことで、アンニュイな雰囲気に欠かせない気だるさやはかなさが演出できるので、アンニュイメイクをする際には意識してみてくださいね。
アンニュイメイクのコツ:ベースメイク編
アンニュイメイクのベースメイクは、色白でナチュラルな印象にするために、いつもより明るめの肌に仕上げることと、マットな質感にすることがポイントになります。
ワントーン明るい肌に整える
下地はピンク系のものを使うと、肌がワントーン明るくなるのでおすすめ。また、肌の赤みが気になる方はグリーン系の下地を使うと赤みを抑えて、透明感のある肌に整えられますよ。
エレガンス モデリング カラーベース EX UV
みずみずしい付け心地で、全5色と豊富なラインナップでさまざまな肌悩みをカバーしてくれる化粧下地。保湿力もあって肌がかさつかず、化粧もしっかり持たせてくれます。
リキッドファンデで透明感のある肌に仕上げる
アンニュイメイクに欠かせない透明感のある肌に仕上げるためには、リキッドファンデーションがおすすめ。いつもよりもやや明るめの色を使うと、色素の薄い肌に仕上がります。
ファンデーションはパフを使ってなじませても良いですが、より薄付きで透明感のある肌に仕上げたいときには、ファンデーションブラシを使うのもおすすめですよ。ファンデーションを付け終えたら、フェイスパウダーをふんわりのせてあげましょう。
資生堂 マキアージュ ドラマティックスキニーフィルムリキッド UV
わずか1μmという極薄の塗布膜ですが、カバー力は抜群!くすみのない透明感あふれた肌に仕上げてくれます。また、化粧崩れもしにくく化粧持ちが13時間も続くという自社データもあるそう。専用スポンジ付きで、肌にぴったりと密着させながら均一にならすことができるのもうれしいですね。
井田ラボラトリーズ キャンメイク マシュマロフィニッシュパウダー
サラッと軽い付け心地で厚塗り感もなく、程よい素肌感を残した状態に仕上げてくれるフィニッシュパウダー。プチプラなのも魅力です。
ノーズシャドウとハイライトでスーッとした鼻筋に整えよう
ベースメイクが完了したら、ノーズシャドウとハイライトで立体的な鼻筋を作ります。ノーズシャドウは眉頭から鼻の付け根にかけてノーズシャドウを入れて、鼻筋にハイライトを入れましょう。
セザンヌ化粧品 ノーズシャドウ&ハイライト
微粒ホワイトパールとベージュがかったブラウンの2色セット。初心者さんでも立体的な鼻筋が簡単に作れちゃいます。お手ごろ価格なのも魅力的ですね。
アンニュイメイクのコツ:アイメイク
アンニュイメイクの一番のポイントとなるのがアイメイク。ナチュラルで程よい抜け感のある仕上がりを目指しましょう。
パウダーアイブロウでボサボサ風眉を作る
アンニュイ感を出すためには、パウダーアイブロウを使って太くボサっとした眉毛に整えます。細すぎない並行眉をイメージしてパウダーをのせるのがポイント。自眉がしっかりしている人は、ふんわりと書き足す程度で十分です。
資生堂 インテグレート ビューティートリックアイブロー
パウダーアイブロウに加えてハイライトとノーズシャドウも入った4色パレット。お手ごろ価格なのにこれ1つで3役をこなすだけではなく、涙袋メイクにも使えるので、アンニュイメイクに初挑戦の人には最適です。
アイシャドウはマットタイプを単色でのせる
アイシャドウはアンニュイメイクの仕上がりを左右するといっても良いほど大切なポイント!
色味はブラウン系やオレンジ系で、パール感のないマットなタイプがおすすめです。基本的にのせる色は一色で、指を使ってグラデーションをつけるようになじませましょう。
ボビイブラウン アイシャドウ
肌なじみの良いアイシャドウで、マットな仕上がりがアンニュイメイクにぴったり。発色の良さも人気のロングセラー商品です。
マスカラは長く!ビューラーは程ほどに
まつ毛はカールさせるのではなく、下向きのすだれまつ毛がベスト。ビューラーはやらないか、かけるにしてもほんの少しカールさせるくらいでとどめましょう。
マスカラはロングタイプで、目尻の方のまつ毛が長めになるように塗っていくと良いですよ。
アイラインはごく薄めで目尻を流すように
アンニュイな抜け感のある目元に仕上げるために、アイラインは引かないか引くとしても控えめに入れていくのがポイント。ペンシルタイプのアイライナーでまつ毛の隙間を埋めるように、目尻は少し流すように引いていきましょう。
涙袋をぷっくり仕上げるのも忘れずに!
ぷっくりとした涙袋を作ると、気だるいアンニュイ感が出せるのでおすすめ!涙袋専用のライナーや、手持ちのアイブロウを使って涙袋のラインを引いて、ハイライトや明るめのベージュのシャドーでふっくら仕上げれば完成です。
アンニュイメイクのコツ:リップ&チーク
気だるい印象がポイントのアンニュイメイクでは、チークはつけないか、つけてもほんのり色づく程度でOK。
チークは無しかごく薄めでOK
アンニュイメイクを意識するときには、パウダーチークをふんわりとのせるのがポイントです。
カネボウ ルナソル カラーリングシアーチークス
自然に肌に溶け込んで、目元や唇の色を引き立ててくれるチーク。まるで素肌のような血色感を演出してるので、簡単にヌケ感メイクが完成します。
アンニュイメイクのリップは赤で決まり!
アンニュイメイクでは、リップは赤が断然おすすめ。あまりツヤ感が出すぎない、ややマットな印象を与えるリップを選んでみましょう。
資生堂 インテグレート ボリュームバームリップ N
シアバターなどの潤い成分を配合したリップ。バームタイプなので、赤リップでも程よいヌケ感とツヤのある唇に仕上がります。
おわりに
はかなげで独特な印象をまとうことができるアンニュイメイクは、かわいいメイクやセクシー系のメイクとは一味違う魅力が引き出されること間違いなしです。
基本的に使用する化粧品はベーシックなものが多いので、手持ちのもので十分足りるはず。いつものメイクに飽きてきたという方は、一度挑戦してみてくださいね。
化粧品関連メーカーにて、化粧品に配合されるエキスの開発や薬事申請業務に従事しました。現在はフリーライターとして、美容関係の記事を執筆しています。
得意分野は肌トラブルの原因と対策方法の解説、化粧品に配合される成分の解説です。2016年に日本化粧品検定1級を取得。
大の広島カープファンで趣味は野球観戦です♪