頬を明るく染めるオレンジチークは、確かにおしゃれな色ですが、使い方を間違えると今ひとつあか抜けない印象に仕上がってしまう心配もあります。
今回は、オレンジチークの塗り方を徹底レクチャー。正しく使うことでできるあか抜けた塗り方を、基本からしっかりお教えします!
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顔色を健康的に見せるオレンジチーク!
ピンクにレッド、ローズなど、チークにはさまざまな色があります。その中でもひときわ元気な印象を与えられるのが「オレンジ」です。orangeチークは顔色を健康的に見せ、表情もグッと若々しいイメージにしてくれます。オレンジチークがあれば、すっぴん風メイクも日焼けしたような小麦肌メイクも簡単。色味が自然なので、どんなメイクでもヘルシーかつナチュラルに仕上げることができます。
また、比較的肌なじみがよいのも、オレンジチークの大きな特徴。黄味寄りの色なので、日本人に多いイエローベースの肌にはよくマッチします。
「ピンク系やレッド系のチークはどうしても浮いてしまう…」という方は、この機会に一度トライしてみましょう!
子供っぽく見えないメイク方法を工夫する
オレンジチークは塗り方を間違えると、カジュアルで元気な印象が裏目に出て、子供っぽい仕上がりになってしまう。塗り方のコツをきちんと押さえて、幼い印象を与えないように気をつけましょう!
メイク全体のバランスも考えよう
かっこいいモードめのメイクや色っぽいエレガントなメイクには、オレンジチークは似合いません。オレンジチークが浮かないように、メイク全体のバランスを考えることも重要です。また、目元や口元と色のトーンをそろえることも大切です。
オレンジは温かみのある暖色なので、ブルー系をはじめとする寒色のアイシャドウや、青味の強いリップは避けておきましょう。よりまとまり感のあるメイクを目指すなら、チークとリップは同じ色にしましょう。頬にも唇にも使えるコスメを使うことで、テクニック要らずで統一感のあるメイクが完成します。
失敗しにくいオレンジチークの使い方
オレンジチークを使うポイントとなるのが、色を乗せる場所。頬の真ん中に乗せてしまうと、子供じみた仕上がりになってしまいます。ポイントは、「斜めの方向」を意識すること。こめかみの少し手前から頬骨に向かって、斜め方向にスッと入れると、シャープで大人っぽい雰囲気をキープできます。
乗せたあとはぼかすのを忘れずに!
オレンジチークを頬に乗せたら、その輪郭はしっかりぼかしましょう。ぼってり色ついたままだと、不自然なだけでなく、メイク自体がどこかやぼったい仕上がりになってしまいます。肌とチークの境界線がなくなるまで丁寧になじませることで、ニュアンスのある立体的な頬に仕上がります。
オレンジのパウダリーチーク
オレンジのパウダリーチークを使うときは、下記の手順に沿ってメイクしてみましょう!
パウダリーチークの使い方
- 用意するのは 太めのブラシ。色がふんわり乗るので、そのあとのぼかし作業が簡単になります
- チークをブラシにとったら、柄の部分をトントンとたたき、余分な粉をオフ
- こめかみ付近から頬骨まで、斜め方向にブラシを滑らせます。ブラシの先は押さえつけず、軽いタッチで
- 何もついていないブレンディングブラシで輪郭をぼかして、肌にしっかりなじめば完成
オレンジのクリームチーク
しっとりとしたツヤ肌メイクにはクリームタイプがおすすめです。指の腹を上手に使って、ニュアンシーな頬を目指しましょう。
クリームチークの使い方
- チークを中指の腹にとります。たっぷりついてしまったらそのままにせず、手の甲でぬぐいます
- 頬骨からこめかみの手前にかけて、指にとったチークをポンポンポンと3点に分けて置きます
- そのまま指の腹で軽くたたきながらなじませます。ムラにならずきれいなグラデーションになっているかをチェックして完成
オレンジのウォータリーチーク
トレンドのウォータリーチークは、そのみずみずしい質感が魅力。すっぴん風メイクにぴったりです。
オレンジのウォータリーチークの使い方
- ボトルの縁で、筆についた余分な液をオフ
- クリームチークのときと同様、頬骨からこめかみの手前にかけて、ポンポンポンと3点に分けて色をオン
- 指の腹で軽くたたきながたなじませていきます。ウォータリーチークは乾きが早いので、色を置いてからなじませるまではできるだけスピーディーに。指を汚したくないなら、ファンデーション用の角スポンジを使うのもアリ
- 輪郭をしっかりぼかし、チークが固まっている部分がないかを確認して完成
オレンジチークは色選びもポイント
オレンジチークを使いこなすためには、塗り方だけでなく色の選び方も重要。自分の肌色を改めてチェックして、しっくりくるベストな色味を選びましょう。肌に乗せると見た目と違う発色をすることもあるので、テスターで十分に試し塗りするのがおすすめです。
クリーンなオレンジでフレッシュに!
選ぶオレンジのトーンによって、メイクの印象も変わってきます。くすみ感のないクリーンな色であれば、よりアクティブで明るいイメージに変身。さらにシアーなタイプなら、素肌感を残したピュアなメイクに仕上がります。
ブラウン寄りのオレンジで落ち着いた印象に
少し暗めのブラウンがかったオレンジチークは、横顔に陰影感をプラス。きちんと感が欲しいオフィスメイクにもぴったりです。「ブラウン系のチークは使いやすいけど肌映えしない…」という方は、ブラウン寄りのオレンジで、ほんのり色づいた落ち着きのあるチークメイクにトライしてみましょう!
オレンジチークで大人なメイクに挑戦
活発なイメージが強いオレンジチークですが、使い方次第ではシックなメイクにも対応できます。ポイントは、目元や口元を秋らしいカラーで統一すること。
アイシャドウはカーキやボルドーなど、秋の自然を連想させるような色を、リップはチークと同じオレンジか、深みのあるブラウンを選びましょう。目元も口元も秋らしい色にすることで、まとまりのあるシックなメイクに仕上げることができます。
ゴールドのハイライトでリッチ感を
オレンジチークを乗せたあとに、ゴールドのハイライトを柔らかく広げると、頬にリッチなツヤ感を出すことができます。シルバーではなく、オレンジとなじみのいいゴールドを選ぶのがポイント!顔を動かすたびに光がきれいに反射するので、骨格にメリハリも生まれます。
混ぜて自分だけのチークカラーをつくろう
「手元にお気に入りのオレンジチークがあるけど、色が明る過ぎて大人なメイクには似合わないな…。」そんなときは他のチークと混ぜて色味を調節してみましょう。ブラウン系を混ぜればトーンが暗くなり、ベージュ系を混ぜれば発色が控えめになります。ベージュ系のチークは、ファンデーションやコンシーラーでも代用できます。
また、「混ぜる」のではなく「重ねる」という方法も。先に落ち着いた色のチークを塗ることで、あとから重ねるオレンジチークの存在感を抑えることができます。
おわりに
健康的な印象がかなうオレンジチークは、使い方のコツさえ抑えれば、ナチュラルでこなれ感のあるメイクが完成します。今回の内容を参考にして、いつものメイクをチークからブラッシュアップしてみましょう!
美容・ファッション系メディアのWEBライター。また、「スタイルプロデューサー」としても活動中。みなさんのコーデに関する悩みを解決すべく、各種情報発信をしたり、ちょっと変わった手法で個人のスタイリングをコンサルしています。とにかくオモロイことが好き★