目元の印象を左右する眉。形はきれいに整えていても、「眉頭」にまでこだわっている方は意外と少ないのでは?
今回は、誰でもすぐにあか抜け美人になれる、眉頭のメイク方法を徹底レクチャー。普段のアイメイクをブラッシュアップさせたい方、必見です!
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「眉頭」を変えて洗練された目元を演出
「アイブロウメイクがきまらない」「流行の形にしているのに、何だかいまひとつあか抜けない」そんなときは、一度「眉頭」の部分を見直してみましょう。アイブロウメイクとなると、その形にばかり注目してしまいますが、実は目頭も重要なポイント。
ちょっとした違いで印象が大きく変わる
濃さや眉間の間隔を少し変えるだけで、目元の雰囲気はもちろん、表情の見え方さえも違ってくるのです。と言っても、ただ眉頭をゴシゴシ描くのはNG。眉頭メイクで大切なのは、目元全体のバランスを見ながら、あくまでも自然な仕上がりを目指すことです。
まずは眉頭のまわりをきれいに整えよう
眉頭を美しく仕上げるため、あらかじめ眉間の毛はきちんと処理しておきましょう。フェイスシェーバーや顔用カミソリ、毛抜きなどを使って、要らない毛を丁寧に除去していきます。
眉間の幅は、人さし指と中指くらいの幅が目安。あまりに間隔をあけすぎるとぼんやりした印象になってしまうので、眉頭を整えるときには鏡を見ながら少しずつ整えるようにしましょう。
眉頭はカットのし過ぎにご注意!
ボサボサ感をなくしたいからと、眉頭の毛をむやみにカットするのは間違い。眉頭の毛は短くし過ぎると、立体感のない、のっぺりとした不自然な眉になってしまいます。
眉を整えるときは、眉頭はできるだけカットしない、または、明らかに長い毛だけをカットするようにしましょう。
タイプ別!眉頭の魅力と整え方
眉頭を整える前のお手入れが済んだところで、実際にタイプ別の眉頭の魅力と、その整え方を見てみましょう。まずは、どんな方にも似合いやすいナチュラルな眉頭メイク。
これが基本!女性らしい「ナチュラル眉頭」
眉頭に適度な濃さと存在感を出すことで、品のある女性らしい目元をつくっていきます。
用意するのはアイブロウペンシルと、毛を根本からしっかりとかせる眉用のスクリューブラシ。アイブロウペンシルは、今の自分の髪色と近いものを選ぶのがポイントです。
「ナチュラル眉頭」をつくる3ステップ
- 眉全体をスクリューブラシでとかします。
- アイブロウペンシルで、眉頭の毛が少ない部分を埋めていきます。一本一本を描き足すイメージです。
- スクリューブラシで再度とかし、描いた部分と自眉がなじむようにぼかします。
アイブロウペンシルは、眉に垂直に立てると力が入り過ぎてしまうことも。斜めに寝かせて、芯の側面が少し当たるくらいの角度で描いていきましょう。
優しげな目元がかなう「ふんわり眉頭」
抜け感たっぷりのソフトな眉になりたいなら、挑戦すべきは「ふんわり眉頭」。アイブロウパウダーを使って、眉頭を薄っすら軽く仕上げるメイクです。
パウダーを乗せすぎるとふんわり感がなくなってしまうため、使う前にブラシの先をポンポンと軽くたたいて、余分なパウダーを落としておきましょう。
「ふんわり眉頭」をつくる3ステップ
- 眉用のスクリューブラシで毛流れを整えます。
- 髪色に近い色のアイブロウパウダーをブラシにとり、眉頭に軽く乗せる。
- もう一度スクリューブラシでとかしてなじませます。
パウダーを乗せるときに使うブラシは、先の細い柔らかなタイプが最適。幅が狭いぶん、コントロールも利きやすくなります。
「はっきり眉頭」で強さのある目元に
キリリとした眉が理想の方は、少し濃いめの「はっきり眉頭」に挑戦!ペンシルで力を入れて描くのではなく、アイブロウパウダーを数回重ねて仕上げていきましょう。アイブロウパウダーはニュアンスもしっかり出してくれるため、「ただ濃いだけの眉」になるのを回避できます。
「はっきり眉頭」をつくる3ステップ
- 全体を眉用のスクリューブラシでブラッシング。
- 細く毛が短いアングルカットブラシにアイブロウパウダーを少量とり、眉頭に乗せていきます。
- 眉頭の隙間を埋めたら、ちょうどいい濃さになるまで【2】を数回繰り返します。
幅が狭く毛の短いアングルカットブラシは、弾力とコシのあるものが多いので、適度にパウダーを濃く乗せることができます。色が乗り過ぎたときには、スクリューブラシでしっかりとボカしてカバーすることをお忘れなく!
眉頭を変えると目元のバランスも変わる!
目頭のメイクで変わるのは、目元の「雰囲気」だけではありません。やり方を工夫することで、「目元全体のバランス」を操ることも可能です。ポイントは眉間の幅。どれくらいの間隔で設定するかによって、目元全体のバランスが変わってきます。
離れ目さんは少し狭めに設定しよう
目の距離を縮めたい離れ目さんは、眉頭を数ミリ近づけるイメージでメイク。眉頭を顔の中心寄りの場所から描きはじめると眉間の幅が狭くなり、目そのものもグッと近づいたように見せられます。
ペンシルでくっきり描くよりも、アイブロウパウダーで色を広げていくようにメイクするのがおすすめ!
寄り目さんは広めにとって
目の距離が近い寄り目さんは、眉間の幅を広く設定するのが好バランス。実際の眉頭よりも1〜2mmほど外側から眉を描いていきましょう。薄づきのアイブロウパウダーで、フワッとぼかすようにメイクするのがコツです。眉頭だけ明るい色を使うのも効果的ですよ。
アイブロウマスカラも活用しよう
どうしても眉頭が自然に仕上がらないときは、眉をカラーチェンジできるアイブロウマスカラが大活躍。アイブロウマスカラで眉の色をトーンアップさせれば、ナチュラルかつ今っぽいアイブロウメイクが簡単にかないます。
やぼったくならないよう塗り方にひと工夫
アイブロウマスカラは、肌につかないよう慎重に塗っていくことが重要。特に眉頭のほうの肌につくと、ペッタリ張りついたような眉になってしまいます。
余分なマスカラをしっかり落としてから、毛先をなでるように左右にスライドさせましょう。元の眉が薄い方は、全体的に塗るのではなく、眉頭や毛の多い部分にだけに使うのがGOOD!
ついついやってるかも?眉頭のNGメイク
いつくかの眉頭メイクをご紹介してきましたが、これらはほんの一例。眉の形や目のバランスをじっくり観察しながら、より自分に合ったやり方を探していくことが大切です。ただし、中には避けておいたほうがいいメイク方法もあります。
ボカすことを考える
例えば、眉頭をウォータープルーフのリキッドアイブロウで描くやり方。確かに水に強いリキッドアイブロウは便利ですが、ぼかしにくいぶん、眉頭に使うと「描いてます感」が強まる原因になります。ウォータープルーフのリキッドアイブロウは、眉山や眉尻にのみ使うようにしましょう。
薄さはアイブロウパウダーで調節
極端に明るい色のアイブロウアイテムにも注意が必要です。眉を薄く見せたいなら、明る過ぎる色を選ぶのではなく、乗せるアイブロウパウダーの量を少なくするのが正解。アイブロウペンシルであれば、ペン先から遠い部分を軽く握り、筆圧を弱くして描いていくのがおすすめです。
おわりに
印象がガラリと変わる眉頭メイクは、やり方を見直すだけで、さらに洗練された魅力的な目元がつくれます。ぜひ参考にして、みなさんも眉からあか抜け美人を目指しましょう!
24歳/2人の男の子のママです。内側からの美容法や食養生などの勉強をしながらライター活動をしています。コスメやセルフジェルネイルも大好きです。よろしくお願いします。