ふと気づくと手肌がひび割れたりカサついたり…。空気が乾燥する季節はお肌もカサつきがちですよね。
今回は、そんな「砂漠肌」を改善するための方法をご紹介。砂漠肌を未然にストップするために、日ごろの予防策もあわせてご紹介します。
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お肌が悲鳴！ひび割れ・カサつき「砂漠肌」
女性のお肌のよくある悩みといえば、“乾燥”ですね。自分のお肌に触った時、カサついていると気持ちもめいってしまいます。特に空気が乾燥しがちな秋冬は、お肌のカサカサも深刻です。
知らぬうちにお肌へのダメージが進行して、手肌がひび割れたりガサガサになってしまったり。乾燥が深刻な「砂漠肌」状態に陥ると、改善にも時間がかかります。
時間があるときに保湿パックをしたり、半身浴をしたり「スペシャルケアで挽回しよう」…とお考えの人は要注意！お肌が砂漠化していると、短期間の集中ケアだけでは治りにくいのです。
砂漠肌とは？ダメージ肌の行きつく先は
最近よく話題になる「砂漠肌」という言葉があります。その名の通り砂漠のようにカサカサな状態になったお肌のことですが、単なる乾燥肌とは少し違うのです。
私たちの皮膚には調整機能と再生機能が備わっているといわれています。一つが外気の状態に合わせて皮脂量を調整し、適切なコンディションに保つ機能。もう一つが不要な老廃物を落とし、周期的に新たな細胞が生成する「ターンオーバー」です。
肌が正常な状態であればこれら二つの機能が働いて、特別なケアをしなくても環境に合わせて調子を整えてくれますが、何らかの理由で皮膚の機能が低下すると乾燥が深刻になり、いくら保湿してもカサカサが止まらない「砂漠肌」になってしまうのです。
砂漠肌に陥る原因・リスク要因
しっとりスベスベのお肌でありたい…と思う女性たちの気持ちとは裏腹に、なぜこんなにもお肌が乾燥してしまうのでしょうか？皮膚にダメージを与える要因は複数あります。すでにご存じの方も多いでしょうが、ここでリスク要因をおさらいしておきましょう！
空気の乾燥
言わずもがな、湿度の低下はお肌の潤い不足につながります。秋冬の外気は乾燥しがち。そして室内はエアコンの風によってカラカラになってしまいますよね。
紫外線
お肌の大敵といえば紫外線が見過ごしてはなりません。乾燥、加齢、皮膚がんなど…紫外線が与える悪影響は、世界中の研究で明らかになっています。日本は紫外線対策の後進国ともいわれ、建物の日よけなどが欧米ほど整備されていません。衣服や日焼け止めで自己防衛することが大切です。
生活習慣
食生活の偏りやお酒の飲みすぎ、睡眠リズムの乱れなど、健康を損なう生活習慣は、お肌にもダメージを与える原因になります。また、運動不足もお肌のターンオーバーとの関連性が指摘されています。
砂漠肌を改善！お肌をいたわるスキンケア法
乾燥対策の基本といえば、なんといっても保湿ケアです。自分のお肌を触ってみて「砂漠肌かも？」と感じたら、より丁寧に毎日のスキンケアをするようにしましょう。
保湿ケアのポイントをおさらい
スキンケアをするときには、特に次の2つのポイントに注意することで、より高い効果が期待できます。
保湿前と後にお肌をセルフチェック！
本格的な砂漠肌に陥る前に、お肌の危険信号をキャッチすることが大切です。お肌の状態のチェックからはじめましょう。まずは洗顔後のお肌。突っ張るような、ピリピリとした刺激を感じたら要注意です。そしてスキンケア後に再チェック。保湿剤を塗ったのに5分～10分ほどでカサカサに逆戻り…ということはないでしょうか。このような状態のときは、スキンケアアイテムを見直してみましょう。
季節の変わり目はスキンケアアイテムを見直し
乳液やファンデーションをより保湿力の高いものに切り替えたり、保湿美容液をプラスしてみたり。洋服を衣替えするように、普段使っているスキンケアアイテム・コスメ類もシーズンごとに見直してみましょう。寒さが本格的になる前に、先手先手でケアしていきたいですね。
リンパマッサージでお肌の内側にアプローチ
砂漠肌の方におすすめなのが「リンパマッサージ」です。リンパマッサージとは体に張り巡らされたリンパ管、そして経路を刺激するマッサージ。新陳代謝を活発にさせる効果があるといわれ、お肌のターンオーバー改善にも一役買ってくれるでしょう。
手軽にできるリンパマッサージの手順
- 中指を使ってソフトタッチでマッサージをしていきます。耳の下を中指で軽く押し、他の指はそっと添えるようにします。
- 小さな円を描くように中指を動かし、少しずつ位置を下へ、下へと動かしていきます。耳の下からスタートして、首筋、鎖骨をほぐします。
- 続いて、顔のマッサージです。人さし指、中指、薬指を目の下に当てます。丸くほぐしながら、頬のふくらみを通って目尻、おでこへと移動します。
- 最後におでこから顔の輪郭を通って耳の下に。再び首筋～鎖骨をほぐして終了です。
「マッサージ」といっても押したり擦ったりするものではありません。ソフトタッチでなでていくようなイメージで、リンパの流れをスムーズにしてあげましょう。
砂漠肌を食い止める！毎日の過ごし方
お肌の機能を健康な状態にキープするために、日々の生活習慣にも気を配りたいですね。基本はやはり、早寝早起き、栄養満点な食事、そして適度な運動。お肌だけではなく健康にもいいと分かっていても、なかなか続かない…という人は少なくないかも。毎日の自己管理の第一歩として、ちょっとしたことから実践してみてはいかがでしょうか。
寝る前15分は “スマホお休み” タイム
スマートフォンから発せられるブルーライトには、神経を興奮させ、睡眠導入を妨げる作用があるといわれています。寝る前のスマホチェックが癖になっている人は、早めに切り上げるように意識して。まずは就寝15分前に切り上げることを目標にしてみましょう。この15分をストレッチやヨガなどのエクササイズにあてれば、いっそう美活に役立ちますね！
食事は “汁物習慣” でバランスアップ！
食事の栄養バランスを整えたいなら、“汁物、スープ類”にご注目。野菜などもかさが減るからたっぷり採ることができ、身体も温まります。イソフラボンたっぷりの豆乳スープもおすすめですよ。
砂漠肌をレスキュー！保湿アイテム
ここからは、砂漠肌への対策に、おすすめの化粧品・アイテムをご紹介していきます！
砂漠肌におすすめの保湿剤はコレ！
まずは乾燥対策の王道コスメ、“保湿ジェル”をピックアップ。
クリニーク ラボラトリーズ モイスチャー サージ 72 ハイドレーター
世界中で愛される保湿ジェルの決定版がこちら。クリニークの「モイスチャーサージ」は10年以上販売されているロングセラーアイテムです。2018年3月に、10年ぶりとなるリニューアルを迎え、保湿力がさらにグレードアップしました。お肌に潤いを閉じ込める「モイスチャーホールディングテクノロジー」が、成分を磁石のようにピタッとくっつけ、お肌にキープします。いつものスキンケアの仕上げとして使える保湿ジェル。メイクの上からも使えるので、外出先での乾燥対策にもおすすめですよ！
スペシャルケアに本格保湿の美容液！
一歩踏み込んだ保湿効果をお求めの方には、“保湿美容液”がおすすめ。今イチ押しのアイテムでいえば、資生堂の「アルティミューン」です。
資生堂 アルティミューン パワライジング コンセントレート N
2018年6月にリニューアル版が発売されるやいなや人気となり、品薄状態が続いています。その特徴は「インナースキンディフェンス」というお肌に備わる自然の力に注目した点。資生堂独自の研究によって、環境や年齢によってダメージを負ったお肌を、正常で美しい状態へと導きます。
特効薬というよりは、長いスパンでお肌を育み、将来の肌トラブルの予防に役立てるための美容液です。「砂漠肌を根本からどうにかしたい！」という方に打ってつけの商品ですよ。
デイリー使いにおすすめ！ケアオイル
スキンケアコスメと合わせてそろえておきたいのが、“美容オイル”です。手肌の乾燥ケアにやリンパマッサージに使用できます。ヘアケアにも活用できますね。
ETVOS アルガンオイル
アルガンツリーという植物の種子から採った、希少なオイルです。ビタミンEを豊富に含むといわれ、美容に効果的。お肌をふっくら、もちもちに保つ効果が期待できます。スキンケアの仕上げに使ったり、乳液と混ぜて使ったり、手指のささくれケアやヘアオイルとしてなど…愛用者の口コミも続々！使う人によって何通りもの活用法があり、1本持っておきたいアイテムです。
おわりに
カサカサの砂漠肌。一度砂漠肌になってしまうと治るまでに時間がかかります。お肌の機能回復を助けるために、優秀なスキンケアアイテムも取り入れて根気よくケアしていきましょう。
リンパマッサージをしたり生活習慣を見直したりと、複数のアプローチがあります。ぜひこちらでご紹介した内容を、砂漠肌の予防・対策に役立ててくださいね！
都内で営業として勤務した後、現在では美容・医療系ライターとして活動中。コスメの成分情報などマニアックなネタを好む。プライベートでは1男1女の子育てに追われ、コスメと洋服の購買欲が止まらない。