美容にも健康にもいい飲み物として、最近話題の甘酒。「飲む点滴」といわれているほど点滴のように栄養豊富な甘酒。
今回は、そんな甘酒を使った美容法として注目を集めている甘酒美容法の効果についてまとめました。
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甘酒には2種類ある
一言で甘酒といっても、日本酒を作るときにできる「酒かす」と「砂糖」で作られているものと、「米こうじ」とこうじそのものの甘さで作られているものに分けられます。
酒かすを使った甘酒はアルコール分を含みますが、米こうじとこうじで作る甘酒には含まれていません。米こうじの甘酒には栄養成分が豊富に含まれています。
甘酒が「飲む点滴」とされるその理由
こうじの自然な甘みが特徴の米こうじの甘酒には、主な栄養成分は7種類含まれています。甘酒には栄養が豊富と聞けば、毎日でも飲みたくなります。
余分な脂肪や糖質をエネルギーに変える!ビタミンB2とB6
髪の毛や爪、お肌の細胞を健康的に維持する働きもあるビタミンB2とB6が含まれています。脂肪や糖質をエネルギーに変える作用があるので、ダイエット効果が期待できます。
便秘を解消する効果に期待!食物繊維
食物繊維は腸内にある便や老廃物に作用し、オリゴ糖は腸内の善玉菌のえさになり、腸が次第に元気になってきます。この2つの効果によって、腸内環境を整えて便秘の解消が期待できます。
抜け毛や白髪、肌荒れを防ぐ!ビオチン
ビオチンは抜け毛や白髪が増えて悩む人の救世主。また、肌荒れを防ぐ効果もあります。この他にも糖の代謝を助ける働きがあるので血糖値の調整もしてくれます。
皮膚や粘膜に!パントテン酸
ホルモン合成にも関わりのあるパントテン酸は、ストレスを軽減します。お肌や髪の毛のコンディションを整え、さらに動脈硬化を抑制する働きも持ち合わせています。
美白効果に期待!コウジ酸
こうじ菌が糖を発酵させることでできるコウジ酸。シミの原因となるメラニン色素の生成を抑制し、メラニンを作るときに登場するチロシナーゼが活性化するのを防ぎます。シミやそばかすの原因を取り除くので、美白効果が期待できます。また、タンパク質と糖が反応する糖化と呼ばれる現象による老化現象も、このコウジ酸が抑えます。
頭皮や髪の毛の健康をキープ!イノシトール
耳慣れないイノシトールは、神経機能を正常に保ち、さらに髪の毛の健康をサポートします。
甘酒美容法の効果
全身のコンディションを整えてくれる成分も含んでいる甘酒。さらにコウジ酸による美白効果や食物繊維・オリゴ糖による整腸作用など、甘酒に含まれる成分が身体の中からも働きかけます。
美肌効果
美肌効果をより得たいなら、甘酒と合わせてキウイフルーツやブルーベリー、スイカを食べるのがおすすめです。これらの果物には抗酸化作用が期待できるビタミンCを豊富に含んでいるので、甘酒と相まってさらに美肌へと導いてくれます。
ダイエット効果
甘酒に含まれるビタミンB群は糖質と脂肪を燃焼させてエネルギーへと変える働きがあります。また、100gでわずか80kcal程度と低カロリーなので、フルーツや豆乳、牛乳などと一緒にスムージーにして置き換えダイエットで利用するのもOK。
甘酒には肌荒れを防ぐ成分など、その他栄養成分がたくさん含まれているので、栄養が不足しがちなダイエット中でも簡単に栄養補給ができます。
番外編:その他の効果
夏バテや病後、産後など、食欲不振のときにも甘酒はオススメ。滋養強壮ドリンクとして利用する人もいるほど。食欲不振や体調不良を感じているときこそ、ブドウ糖とビタミンB群が強力サポートしてくれる甘酒を!
おわりに
身近にいつでも買える甘酒。特に米こうじタイプの甘酒はオススメ。アミノ酸やビタミンなどの栄養成分も含まれていて、夏バテ防止にも一役買ってくれます。
食欲のないときに甘酒を飲んで栄養補給するのもよし、美しさを保つために飲むのもよし。美容効果も大いに期待できる甘酒を、いつもの食生活にプラスして取り入れていきませんか?
美意識が高く、常に「美」を追求しています。ただし極力お金をかけずに、自分でできるだけの努力をするのが私のポリシーです。「美」を追い求めて日常生活を改善していくと、3ヶ月を過ぎた頃から肌や身体に何かしらの変化が現れてくるので、チャレンジしていて楽しいな…と感じます。「美」に関する分野でこれまでにリサーチしたことや、実際に試してみたことなど、自身の経験も踏まえて色々と発信していきます。