ふとしたタイミングで白髪を見つけると、やはりショックなものです。ある程度目立つようになると白髪染めを考えるようになると思いますが、できることなら普通のヘアカラーでカバーしたいもの。
今回は、白髪染めとヘアカラーの意外と知られていない違いを見てみましょう。
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白髪染めとヘアカラーの違い
同じ染毛剤の中でも、白髪染めとヘアカラーの違いが、「ブリーチ(脱色)力」と「染色力」です。
ブリーチ力か、染色力か
染毛剤は髪を脱色してから色を入れることで発色させます。普通のヘアカラーはブリーチ力が強めであり、白髪染めは染色力がより強いという違いがあります。
ヘアカラーで白髪はうまく染まらない
残念ながら、いわゆる「おしゃれ染め」に当たるヘアカラーだと、白髪はうまく染まりません。ヘアカラーと白髪染めの仕上がりの違いを見てみましょう。
ヘアカラー
黒い髪に使用するため、ブリーチ力が強く染色力は控えめで、仕上がりは明るめに。染色力が弱く、白髪はキレイに染まりません。
明るいカラーの白髪染め
ブリーチ力も染色力も強めですが、普通のヘアカラーよりブは低め。仕上がりは比較的明るい髪色になります。
暗いトーンの白髪染め
ブリーチ力は弱めで、染色力が強め。仕上がりはダーク。
白髪染めとヘアカラー、傷みや色持ちの違いは?
白髪染めとヘアカラーは、どちらもいったんブリーチしてから色を入れているため、ある程度の髪へのダメージは避けられません。では、傷み具合や色持ちに違いはあるのでしょうか。
ヘアカラーのほうが傷みやすい
明るい色のヘアカラーと明るいカラーの白髪染めでは、よりブリーチ力が強いヘアカラーのほうがダメージが大きくなります。
色の濃い地毛に使用するために作られているヘアカラーは、ブリーチ力が強く、その分ダメージも大きくなるのです。
白髪部分の色持ちは白髪染めのほうが良い
白髪部分に対する色持ちは、白髪染めのほうがよくなります。ただ、ヘアカラー同様、明るいトーンの色は色あせしやすいのが難点。同じ白髪染めでもダークトーンのほうが、明るいトーンより色持ちがよくなります。
ダメージを最小限に抑えておすすめのアイテム
30代までなら、「本数が少ないから白髪染めするほどじゃない」という方もいますよね。ダメージを考えると、数本の白髪のために、白髪染めを使うのは考えもの…。では、髪の傷みを最小限に抑えて、白髪を目立たなくするにはどうしたらいいのでしょうか。
ヘアマニキュア
白髪の本数が少ないうちは、白髪染めではなく髪の表面に色をつけるヘアマニキュアでカバーをしてもいいでしょう。ヘアマニキュアなら、ダメージがほとんどなく、ツヤのある髪になれます。
ブローネ ヘアマニキュア
使い残った分はとっておけるので、白髪が少ない20から30代の女性におすすめ。しっかり塗れば色持ちは3週間と、コストパフォーマンスもいいでしょう。ドラッグストアで気軽に購入できるので、面倒がありません。ライトブラウンやブラックの他、赤みのあるブラウンやアッシュブラウンまで、カラーバリエーションも豊富です。気にいったカラーが見つかりやすいのがうれしいですね。
ワンタッチ白髪隠し
鏡を見ていて、「あっ!白髪…」と思ったら、ワンタッチタイプの白髪隠しを。神出鬼没の白髪をカバーしてくれる、おたすけアイテムとして用意しておくと便利です!
DHC Q10クイック白髪かくし
塗りやすいハケで白髪をピンポイントカバーできる優れもの。伸びた白髪の根元にも使えます。まとめ髪のときにツンツン立つ白髪も簡単に隠せます。とにかくハケが使いやすく、筆者も愛用しています!
色持ちをよくするシャンプー&トリートメント
白髪染めや、カラーリングの傷みと色あせを防ぐヘアケアをマスターしましょう。ポイントは専用シャンプーとトリートメントを使うことと、ヘアドライをきちんとすることです。
ケラスターゼ フルイド クロマティック
米ぬか油とビタミンEが色あせを防いで、ツヤとコシのある髪に仕上げてくれるトリートメント。さらっとしていてベタつかないので、オイルで髪が重くなるのがイヤという人におすすめです。ツヤのある豊かな髪で、世界中の女性から憧れの的になっている、英国王室のキャサリン妃も愛用しているシリーズです。
スティーブンノル ニューヨーク スティーブンノル プレミアムスリーク カラーリペア シャンプー
アミノ酸系洗浄成分で、髪と頭皮に優しいシャンプー。30代になったら、シャンプーはアミノ酸系を使用するのがおすすめです。スティーブンノルはサロン品質で1,200円前後と、コストパフォーマンス抜群のライン。香りもリラックスできます!
おわりに
1本でも白髪が見つかるとショックを受けてしまうのが、女心。20~30代は、ストレスによって一時的に白髪が増えることもあるので、あまり気にしすぎないことも大切です。鏡を見るたび、落ち込むのであれば、思い切って染めることも考えてみては?若いうちは、白髪が黒く戻る可能性もゼロではないので、絶対に抜かないこと!本数が少ないから染めたくないという人は、根元から切るすることをおすすめします。
ヨーロッパ在住歴アリの美容オタク。ドラックストアのコスメから美容皮膚科のコスメまでなんでもトライしなければ気がすまない性格。20代のころからアンチエイジング&美白の鬼と呼ばれていただけあって30代後半になってもシミ・シワはほとんどありません!