小鼻やおでこのテカつきをサっと抑えてくれるあぶらとり紙。メイク直しに欠かせないアイテムとしている人もいるのでは?便利なあぶらとり紙ですが、使い方によっては、肌トラブルの原因になることも。
今回は、あぶらとり紙の正しい使い方を改めて見直してみましょう。
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あぶらとり紙はなぜ皮脂を吸収するの?
あぶらとり紙の正しい使い方を見る前に、あぶらとり紙が皮脂を吸収する仕組みとに、なぜ肌に優しいのかを見てみましょう。
金箔を打つときの「ふるや紙」が原型
あぶらとり紙は、京都で金箔(きんぱく)を打つときに使われていた「ふるや紙」という和紙が原型と言われています。金箔を打つ副産物でしたが、舞妓さんの間での人気の高さから「あぶらとり紙」として作られるようになったのだとか。女性の口コミ効果の高さは、今も昔も同じなんですね。
長くて濃い密度の繊維が皮脂をじゅわっと吸収!
金箔を薄く伸ばすときは、金箔が傷つかないよう、ふるや紙に金箔を挟んで叩きます。和菓子などに添えられる懐紙(かいし)を見ても分かるように、和紙はもともと吸脂性に高い素材であり、たたくことで密度が高まり、さらに吸油性が高まるのです。
あぶらとり紙の正しい使い方
あぶらとり紙は正しく使うことで、簡単かつキレイに化粧直しができるアイテムですが、使い過ぎは禁物。正しい使い方をおさらいしておきましょう。
そっと押さえて皮脂を吸着させる
あぶらとり紙は、くすみやニキビの原因となる酸化した皮脂を取り除いてくれるアイテムですが、間違った使い方は肌を傷めることにつながります。テカりが気になる場所に、そっと押さえるようにして使うのが基本です。
また、おでこや鼻などのTゾーンやこめかみ、アゴなどの皮脂が出やすいパーツにピンポイントで使う、乾燥が気になるなら使う回数を減らすなど、使いかたを工夫することでお肌への負担を減らすことができます。
あぶらとり紙を使ったあとは保湿が欠かせない
あぶらとり紙で皮脂を取り除くと、肌の水分が奪われやすい状態になります。あぶらとり紙を使ったあとは、化粧水や乳液で保湿をしましょう。
シーンに合わせて使い分けたいおすすめのあぶらとり紙
とにかく皮脂が取れるタイプがいいという人もいれば、入手のしやすさやコストパフォーマンスのいいものを選びたいという人もいるでしょう。
おすすめのあぶらとり紙3選
最後に、シーンに合わせて使いたいおすすめのあぶらとり紙を3つ紹介します!
ようじや あぶらとり紙
抜群の吸脂パワーなのに、肌に優しいロングセラー商品。「あぶらとり紙はこれじゃないと」という人も多いのでは?季節限定で、緑色の「アロエ」なども楽しめます。京都や空港に行かないと買えないというレア感も、人気の秘密かもしれません。
よーじや おしろい紙
あぶらとり紙に、紫外線(UV)カット効果のあるパウダーを含ませたもの。移動が多い仕事で、「ゆっくりメイク直しをしている暇なんてない!」という働く女性から大人気。UVカット成分は、タルクやシリカ、酸化チタンといった、紫外線散乱剤で肌に優しいのもポイント。白・ピンク・イエローの中から選べるので、カラーバリエーションも魅力です。
資生堂 あぶらとり紙
紙が柔らかく肌が敏感な人でも使いやすいのが、資生堂のあぶらとり紙。皮脂を取りすぎることがないので乾燥肌や普通肌、敏感肌の方におすすめ。プルポップタイプで使いやすく、ドラッグストアやコンビニでも買えるのがポイント。筆者もこちらを長年愛用していました。300円前後で買えるプチプラも魅力ですね。
おわりに
皮脂が浮いてテカついた肌は、見た目がよくないだけではなく、そのままにファンデーションを重ねるとくすんでしまったり、ニキビができやすくなったりすることもあります。あぶらとり紙を上手に使って、サラサラの美肌をキープしましょう!
ヨーロッパ在住歴アリの美容オタク。ドラックストアのコスメから美容皮膚科のコスメまでなんでもトライしなければ気がすまない性格。20代のころからアンチエイジング&美白の鬼と呼ばれていただけあって30代後半になってもシミ・シワはほとんどありません!