柔らかい髪質と硬い髪質…どっちがいいの?それぞれの違いとケア方法について

柔らかい髪質と硬い髪質…どっちがいいの?それぞれの違いとケア方法について

硬い髪質を恨めしく思っている人は少なくありませんが、スタイリングしやすそうでうらやましく思っている柔らかい髪質の人も悩みを抱えてます。そもそも髪質ってどうやって決まるのでしょうか?
今回は、硬い髪質と柔らかい髪質、それぞれの違いやケア方法をまとめてみました。

柔らかい髪質と硬い髪質の違い

髪質はタンパク質の集合体であるコルテックスの状態によって決まります。髪の構造は、一番外側のキューティクルと中間のコルテックス、中心のメデュラの3層構造になっています。

3層構造の髪の毛を守るキューティクル

髪の毛は3層構造

キューティクルはうろこ状に層が重なり合い、コルテックスのタンパク質や水分が外に流れ出さないように閉じ込める役割を果たしているので、キューティクルの状態が髪質に大きく影響するのです。

柔らかい髪質の特徴

やわらかい髪質

柔らかい髪質は、キューティクルが薄くコルテックスの密度も低い状態です。猫っ毛と言われる人も柔らかい髪質に当てはまります。
柔らかい髪質はセットしやすいことがメリットであり、ボリュームがなくぺたんこになりやすいことや、パーマかかりにくくカラーリングが取れやすいことなどがデメリットとしてあげられます。

硬い髪質の特徴

かたい髪質

硬い髪質は柔らかい髪質とは逆に、キューティクルが厚くてコルテックスの密度が高い状態です。髪量が多く太い人は、硬い髪質であることが珍しくありません。
硬い髪質は、髪にコシがあり健康的に見えることがのメリットであり、髪がごわつくのでセットしにくく、巻いてもカールがつきにくいのがデメリットとしてあげられます。

あなたはどっち?髪質のチェック方法

髪質のチェック方法

自分がどっちの髪質かは、自分で簡単にチェックできます。髪の毛を指にクルクルと巻き付けて、指を外して戻り方を見るだけ。
すぐに元の状態に戻った人は硬い髪質、遅ければ柔らかい髪質です。不安があれば、美容師さんに見てもらってチェックしてもよいでしょう。

髪質別ケア方法

柔らかい髪質から硬い髪質までさまざまな髪質がありますが、髪質にあわせて負担をかけないケア方法は違います。髪質別に最適なヘアケアの方法を見てみましょう。

柔らかい髪質のケア方法

やわらかい髪質のケア

柔らかい髪質の人は、頭皮にやさしいアミノ酸系成分で作られているシャンプーがおすすめです。合成界面活性剤は頭皮に必要な皮脂や栄養分も洗い流してしまうため、柔らかい髪質の人が使用すると、髪質が改善されにくくなります。
また、トリートメントを付けるときは、軽めのものを選ぶことで、ペタンコになるのを防げます。

硬い髪質のケア方法

硬い髪質のケア

硬い髪質の人でも、刺激が強い合成界面活性剤入りのシャンプーを使用すると、さらに髪がゴワゴワして扱いにくくなるので、アミノ酸系シャンプーがおすすめ。
アルガンオイルやココナッツオイルなど植物由来のオイルが配合されたシャンプーは、髪に適度な油分を与えて、まとまりやすくなります。シャンプー後はトリートメントをしっかりしましょう。柔らかい手触りが続き、翌朝のセットもしやすくなります。

おわりに

柔らかい髪質と硬い髪質には、どちらもメリットとデメリットがあります。髪質の悩みを解決するには、それぞれに合った正しいケアを継続することが大切です。

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