背中は鏡でチェックしなければ見えないパーツであるため、ニキビができても見過ごしがちです。背中ニキビができる原因には日頃のケア方法や体調などが関わっているといわれます。
今回は、背中ニキビができる原因と、対策法をご紹介します!
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背中ニキビの原因とリスク
自分でチェックしにくい部分なだけに、見過ごしてしまいがちな背中ニキビ。その原因はタオルで擦りすぎたり、すすぎが甘くてボディーソープが肌に残ることといわれています。背中は手が届きにくいからといって、お風呂で雑に洗ってしまうのは要注意ですね。
ホルモンバランスの乱れとニキビの関係
他の箇所にできるニキビと同様に、背中のニキビもホルモンバランスの影響を受けるとされています。ホルモンバランスが乱れると皮脂が過剰に分泌されたり、お肌のバリアー機能が低下したりと、ニキビができやすいコンディションになるので注意が必要です。
放っておくと感染や皮膚病のリスク
通常のニキビと油断していると、お肌の常在菌である「マラセチア菌」が過剰に繁殖して炎症を起こしたり、何らかの原因で皮膚が硬くなる「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」を発症していることもあります。
ニキビを見つけたら「そのうち自然に治るだろう」と放っておくのではなく、早く見つけて早く治療をはじめることで、お肌のトラブルを未然に防ぐことができます。
背中のニキビを予防するポイント
顔や手などと比べて、背中はダメージを受けにくい部位の一つ。毎日のスキンケアを丁寧にすれば、比較的きれいな状態をキープしやすいので、背中ニキビは比較的セルフケアしやすいニキビと言えます。
柔らか素材の衣服で摩擦を避けて
下着のストラップでお肌が擦れたり、シャツで熱がこもって汗をかいたりすると、ニキビの原因になります。お肌への刺激を最小限にするために、背中に直接あたる下着や衣服は、刺激の少ない柔らかい素材を選ぶようにしましょう。
偏食や夜更かしなどの習慣を見直して
ニキビケアは外側だけではなく、ホルモンバランスを整えるなど体の内側からのアプローチも大切です。外食でもサラダや果物をプラスするなど、バランスのよい食事を心がけましょう。
ニキビ対策にはストレスの軽減も欠かせません。まずは自分の体をいたわることからはじめましょう。
頑固な背中ニキビへの対策
背中のニキビが慢性化してしまい、毎日のケアだけではなかなか改善が見られない場合は、スペシャルケアを取り入れることを検討してみてください。スペシャルケアにはピーリングや保湿などがありますが、負担を抑えながらできるのがしっかりとした保湿。
保湿成分たっぷりのコスメにランクアップ
背中が乾燥して肌がザラついている人は、保湿が不十分であることがすくなくありません。乾燥がひどいようなら、顔用の美容液や美容クリームを背中に使用しても良いでしょう。ヒアルロン酸やセラミドなどの有効成分が入った物を選べば、より高い保湿効果が期待できます。
また、ボディー用の保湿剤の中でもクリームタイプやオイルタイプなど、リッチなテクスチャーの物を試してみるのもおすすめです。
症状が深刻なときは医師に相談
背中を丁寧に洗い、しっかりと保湿ケアしていても、なかなか改善しないようなら、セルフケアでは治せない症状にかもしれません。痛みやかゆみをともなったり、一気に大量のニキビができた場合なども要注意。
これらの条件に当てはまるようなら、早めに病院を受診するようにしましょう。
おわりに
背中ニキビの予防と改善には毎日のケアが大切です。忙しく不規則な生活になりがちな人も、帰宅後はゆっくり過ごせるように心がけて、じっくり背中ケアに取り組んでいきましょう!
都内で営業として勤務した後、現在では美容・医療系ライターとして活動中。コスメの成分情報などマニアックなネタを好む。プライベートでは1男1女の子育てに追われ、コスメと洋服の購買欲が止まらない。