痩せているようでも実は肥満の可能性あり!隠れ肥満ってなに?

おなかをつまむ男性
隠れ肥満という言葉を聞いたことはありますか?見た目も体重も普通なのに、実は肥満という人は実は少なくありません。肥満の基準は、体形や体重だけではありません。体脂肪率が高ければ、体形や体重が普通だとしても「肥満」という位置づけになってしまいます。
20代の女性で、体重が低いまたは普通体重なのに体脂肪率が高く、「隠れ肥満」である人は、3~4割と高確率です。あなたももしかしたら「隠れ肥満」かも知れません。
今回は、意外と知られていない「隠れ肥満」についてご説明していきます。

あなたも実は隠れ肥満かも?

目元をメジャーで隠す女性

見た目よりも体脂肪率を重視する隠れ肥満

隠れ肥満とは、見た目や体重は普通でも、体脂肪率が基準値よりも高い状態を言います。
ダイエットとリバウンドを繰り返している人や極端な食事制限ダイエットをした人、体重に変化がないものの、ぽっこりお腹が気になるなど体形が崩れてきた人、あまり量を食べないものの太りやすい人などは、隠れ肥満の可能性が高いと言われています。
一般的に、体脂肪率が下記を超えていると医学的には隠れ肥満となるので、要注意です。

  • 男性:25%以上
  • 女性:30%以上

隠れ肥満の原因は?

隠れ肥満の原因その1:加齢

隠れ肥満の原因として加齢は無視できない要素です。年齢とともに体脂肪率は増加するので、加齢による隠れ肥満は意識して運動をしていなければ避けられません。

隠れ肥満の原因その2:運動不足

隠れ肥満の最大の要因は加齢ですが、そのほかに無視できないのは、やはり「運動不足」です。運動をあまりしていなくても、体重はそのままだからといって安心していませんか?運動から遠ざかると、知らぬ間に内臓脂肪は着々とたまっていきます。

隠れ肥満の原因その3:食事バランスの乱れ

また、ダイエットとリバウンドを繰りかえす人は、リバウンドするときに身体に残る体脂肪が徐々に増えていきます。この他にも、食事制限ダイエットや偏った食事を続けることも隠れ肥満の原因になることも。
このように、運動不足とバランスの悪い食事が、隠れ肥満の引き金となる可能性が高いです。

隠れ肥満の危険性

隠れ肥満の一番の危険性は、肥満である自覚がなかなか持てないことです。肥満と自覚しない生活を続けていると隠れ肥満が進行して、生活習慣病につながる可能性が高くなっていきます。
自覚がないからと言って自堕落な生活をしていると、病気にかかるリスクは無視できるものではありません。病気にならないためにも、自分の現状をしっかり把握しましょう。

隠れ肥満のタイプ

脇腹をつまむ女性

皮下脂肪型

皮下脂肪型は皮膚の下に貯まる脂肪であり、長年の蓄積された脂肪は減らすのが難しい脂肪です。女性は男性よりも皮下脂肪がつきやすく、女性特有の太り方であるお尻や太もものたるみや二の腕が太くなるのは、皮下脂肪がついたことが原因です。
皮下脂肪は簡単に解消できないため、どれだけつくのを防げるかが大きなポイントとなります。日ごろから摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考えて生活することしましょう。また、バランスのよい食事を心がけることで、皮下脂肪はたまりにくくなります。

内臓脂肪型

内臓脂肪とは、肝臓をはじめとした内臓に蓄積する脂肪のことです。外見では判断しにくいのですが、ウエストのくびれがなくなる、ポッコリおなかが目立つといった体形の変化は、内臓脂肪が原因であることがほとんど。
(メタボリック症候群(メタボ」)はこの内臓脂肪が原因であり、生活習慣病を引き起こす危険性があります。

脱!隠れ肥満に向けて

ウォーキングをする女性

効果的な有酸素運動

先ほど説明した通り、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて燃焼させやすく、脂肪燃焼の基本的な方法である有酸素運動が効果的です。裕山荘運動で効果的にダイエットをするためには、次の点に注意する必要があります。

  • 週に3日、1ヶ月以上継続させる
  • 1日20分以上続けてする
  • 運動を行う前と後にストレッチを取り入れる

また、有酸素運動に慣れたら無酸素運動である筋トレを平行することで、筋肉量を増やして基礎代謝を改善するのも効果的です。脂肪燃焼とあわせて筋肉をつけることで、体脂肪率の改善を目指しましょう。

食事はタンパク質が必須

隠れ肥満の解消には、食事メニューの見直しも欠かせません。カロリーを抑えてバランスの良い食事を心がけましょう。隠れ肥満の特徴として、朝食を抜いている人は少なくありません。朝食はしっかり食べて、おやつなどの間食は控えてください。
また、タンパク質は、脂肪燃焼に必要なアミノ酸で構成されているので、毎日欠かさず摂取しましょう。栄養バランスの良い食事で、健康な食生活を習慣づけましょう。

おわりに

隠れ肥満は自分ではなかなか気づきにくいと肥満であり、健康診断などのタイミングで一度は隠れ肥満のチェックはしてみることをおすすめします。
肥満は、自覚がないことが一番危険です。間違ったダイエット方法では隠れ肥満になる可能性は無視できません。正しい知識に基づいて、計画的にダイエットを進めてください。

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