空気が乾燥する時期になると、気になる唇の乾燥。リップクリームを塗ってもカサカサ、つっぱりがおさまらない…。そんなアナタ、もしかして口呼吸をしていませんか?呼吸のしかたを変えるだけで、唇の乾燥がおさまることもあります。カサカサの唇では女子力半減。男性が意外にチェックしているという唇を乾燥させないために、できることについて詳しくお話していきます!参考にしてみてくださいね。
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唇が他のパーツより乾燥しやすい理由
リップクリームを塗り忘れて唇をなめ続けていると唇がつっぱったように乾燥することがあります。顔の肌はそれほど乾燥しなくても、唇は乾燥するということもあります。なぜ唇は乾燥しやすいのでしょうか。
唇は粘膜!バリア機能も低い
顔の肌と違って唇の色が赤いのは、粘膜の色が透けて見えているから。表面にある角質層部分も、顔の肌に比べてかなり薄いため、バリア機能が低く水分が蒸発しやすいのです。さらに唇には皮脂腺がなく、天然保湿因子(NMF)も少ないため、肌のように皮脂を分泌して自ら潤うことができません。
ターンオーバーが早いので治りが良い
角質層が薄いのはダメージを受けやすい原因となりますが、その分ターンオーバーが早く、正しいケアをすることで、素早く回復するというメリットがあります。
口呼吸が唇を乾燥させる理由とは
普段、なにげなくしてしまう口呼吸。はっと気がついたときに、口をぽかんと開けていた…という経験は誰にでもありますよね。なぜ、この口呼吸が唇を乾燥させてしまうのでしょうか。
ドライマウスが唇を乾燥させる
口呼吸をしていると、まず、空気の流れが風のようになって唇の水分を奪っていきます。さらに口呼吸によって唾液が不足して口内が乾燥し、のどや唇にも乾燥が広がるのです。口呼吸が与える悪影響は唇の乾燥だけではありません。歯周病や口臭、歯並びの悪さを招いたり、花粉症、アトピーなどのアレルギー症状を引き起こしたりすることもあるのです。
口呼吸は口内環境を悪化させる?
特に口内環境には影響がでやすく、口内の筋肉のバランスが悪くなることで出っ歯や受け口の原因になるケースも。さらに前歯の歯肉が乾燥し、プラークがつきやすくなることで、歯石や虫歯ができやすくなるというデメリットもあります。
潤いのある唇ときれいな口元を保ち、ウイルスや菌が繁殖しない口内環境をつくるためにも、口呼吸はやめて鼻呼吸に切り替えましょう。
口呼吸をやめて鼻呼吸に切り替えよう
本来、人間は鼻から息を吸って、鼻から吐く鼻呼吸をする生きもの。でも、鼻がつまりやすい人や口の筋肉が弱い人はどうしても口呼吸になりがちです。最後に鼻呼吸に切り替えるためのトレーニング方法を紹介します。
鼻呼吸にするトレーニング方法
鼻呼吸をするためには当然、口を閉じておく必要があります。そのとき重要なのが、舌の位置。舌の先端が上の前歯の手前につくようにしましょう。はじめのうちは違和感を感じるかもしれませんが、続けているうちに慣れていくはずです。
空気が乾燥する季節は保湿効果の高いリップクリームを
口呼吸が習慣になっていて、唇が乾燥してしまう人や唇をなめる癖がある人は、保湿効果の高いリップクリームを併用しましょう。唇はターンオーバーが早いので、リップクリームを塗って鼻呼吸を心がければ数日で変化が現れるはずです。
資生堂 モアリップ
唇の乾燥や荒れの改善はもちろん、炎症を起こした口唇炎や細菌感染による口角炎の治療にも使えます。
おわりに
普段なにげなくしている口呼吸が、唇の乾燥を招く原因になるのです。口を閉じた鼻呼吸は唇の乾燥を防ぐだけではなく、病気の予防や表情筋の強化などいろいろなメリットがあるのでぜひ、習慣にしてくださいね。潤いがある、ぷるぷるの唇で女子力をアップさせましょう!
ヨーロッパ在住歴アリの美容オタク。ドラックストアのコスメから美容皮膚科のコスメまでなんでもトライしなければ気がすまない性格。20代のころからアンチエイジング&美白の鬼と呼ばれていただけあって30代後半になってもシミ・シワはほとんどありません!