【基礎知識】スキンクリームの効果と種類について

肌ケアをする女性

スキンクリームはその油分で肌を包み込み、スキンケアで与えた水分が蒸発しないように防ぐとともに、寒さや乾燥と弦いった外的ストレスから肌を守ってくれるアイテムです。また、安定した構造を生かしてさまざまな美容成分を配合できることを活かして、さまざまな機能が付加されたものがあります。
今回は、スキンクリームの働きから種類、使用するときのポイントなどを解説していきます。

肌のうるおいをキープする「スキンクリーム」

肌ケアをする女性2

スキンクリームはその油分で肌に人工的な皮脂膜を作り、化粧水や美容液で補った水分を蒸発しにくくするスキンケアアイテムです。水分が蒸発するときに生じる気化熱による体温の低下も防ぐことができるので、保温効果も期待できます。寒い季節にはスキンクリームで肌を寒さや乾燥からしっかりと守ってあげると良いでしょう。

乳液よりもエモリエント効果が高い

スキンクリームは乳液と比較して油分が多く、さらに含まれている油性成分もロウなどの固形成分の比率が高いので、皮膚を柔らかくする「エモリエント効果」も高くなります。
また、クリームは安定的な乳化によって効果的に美容成分を配合しやすいので、高機能なスキンクリームが多いのも特徴です。

スキンクリームのベースとなる「日中用クリーム」

日中用のスキンクリーム

スキンクリームのベースとなる「日中用クリーム」は、朝のメイクで使用するスキンクリームで、紫外線カット成分が配合されるなど、保湿に加えて美白対策にも重点を置いたクリームが少なくありません。

ナイトクリーム

ナイトクリームは、その名の通り夜に使用する美容クリーム。保湿やアンチエイジング効果が期待できる美容成分が豊富に配合されており、パックのように使用するものもあります。

用途に合わせてさまざまな種類があるスキンクリーム

用途にあわせたスキンクリーム

保湿クリームは、一般的にスキンクリームと呼ばれるもので、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を配合することで、高い保湿力を発揮します。また、コラーゲンの生成を促すレチノールや新陳代謝を促進するプラセンタなどさまざまな美容成分を配合しているスキンクリームもあります。

目元用クリーム

目元の小ジワ対策として目元専用のスキンクリームもあります。主要な成分は保湿成分やコラーゲンの生成を促すものなどですが、皮膚の薄い目元はあまりこっくりとしたテクスチャーだと肌に負担がかかるため、緩めのテクスチャーにされています。

スキンクリームの使い方のポイント

スキンクリームの使い方

スキンクリームは基本的にお手入れの最後に使用して、肌に潤いの膜を作ってあげましょう。また、化粧水などで潤いを与えた後は、水分の蒸発を防ぐためにも速やかにスキンクリームや乳液をつけるようにしましょう。

スキンクリームの使用量はその都度調整を

スキンクリームは、必ず顔全体に満遍なくつけなくても問題ありません。脂性肌なら脂っぽくなるところは避けるかごく薄く塗る、反対に乾燥肌なら気になる部分に重ね塗りをするなどの工夫をしていくと良いでしょう。

おわりに

乳液とスキンクリームはいずれもエモリエント効果のあるスキンケア化粧品ですが、配合されている油分の量や質にはかなり違いがありますので、適切に使いわけることで潤いを補うことができます。
夏場はさっぱり目の乳液とクリームの部分使いで肌を整え、寒く乾燥が厳しい季節はクリームで肌をしっかり守ってあげるなど、肌質や季節に合わせて上手に組み合わせて使うのも一つの良い例ですね。

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