食事制限でカットする代表的な栄養素といえば糖質や脂質ですが、ダイエット先進国アメリカでは、「グルテン」を摂取しないグルテンフリーダイエットが人気を集めているそうです。
今回は、グルテンってなに?という方も、グルテンフリーダイエットってどうやればいいの?という方に向けて、基礎知識からやり方までご説明しますので、ぜひダイエットにとり入れてみてください。
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グルテンとは?
グルテンの含まれる食品
グルテンとは小麦、ライ麦、大麦などの穀物の「胚乳」から生成されるたんぱく質の一種。あまり聞き慣れないグルテンですが、実は私たちが食べている食事に多く含まれています。知らず知らず摂取しているグルテンですが、どのような食品に含まれているのでしょうか?
小麦、ライ麦、大麦でピンとくる方もいると思いますが、パンにはグルテンが多く含まれています。他にも、パスタやケーキ、クッキーやピザなど主食となるものから、お菓子まで幅広く使われているのです。また、人気を集めているパンケーキやシリアルにもグルテンは含まれています。
パン食はダイエットに向いていない?
この中でも、ダイエットの天敵になるものは「パン」です。実はパンは高カロリーな食べ物の一つ。さらに、パンを食べるときに塗るトッピングのマーガリンやショートニングには、ダイエットの敵になるトランス脂肪酸が多く含まれています。
ダイエットをするときには、グルテンを考えるというより、小麦を使った食品、中でもパンを中心に控えることも考えるといいかもしれませんね。
グルテンがダイエットに及ぼす悪影響
食欲促進作用
グルテンは食欲促進効果のある「グリアジン」という物質で構成されています。そのため、パンやスイーツを食べると、いつもより多めに食べられちゃうという現象は、このグリアジンが関係しているのです。
血糖値を上げる
また、グルテンには血糖値を急上昇させる働きもあり、特に小麦は砂糖よりも血糖値を上昇させやすく、インスリンの分泌が活発になるということ。
さらに、老化現象もどんどん早めてしまう可能性も大です。太る上に、シミやシワが増えてしまうなんてこの上ないマイナス点ですよね。
グルテンアレルギーもある
グルテンアレルギーは、小腸にアレルギー反応がでるので、重篤な場合は吐き気や腸疾患などを引き起こし、最悪の場合は腸からの栄養摂取ができなくなる「セリアック病」にかかってしまいます。
グルテンアレルギーの人は増加傾向にあると言われ、症状が軽いうちは自覚症状がないことも。グルテンフリーを取り入れることでアレルギー症状が緩和され、体調が良くなるケースもあるようです。
グルテンフリーダイエットのやり方
食べていいもの悪いもの
食べていい食品 | 食べてはいけない食品 |
---|---|
ごはん・もち いも類 豆類 肉・魚介類 野菜 くだもの 卵 チーズ・乳製品 コーヒー・紅茶 ビターチョコ(カカオ70%以上) 和菓子 日本酒・ワイン・シャンパン |
パン 麺類(パスタ・うどん・ラーメンなど) シチュー ピザ 餃子などの皮 揚げ物の衣 ケーキ クッキー ビール |
もっとも手軽なグルテンフリーダイエットは和食中心の食生活
あまりなじみのないグルテンフリーダイエットですが、どのようなダイエット方法なのでしょうか?
グルテンを取らないのは基本中の基本。麦類を使う食材やメニューは禁止ですが、麦類はほとんどの料理に含まれているので、食材やメニュー選びには注意が必要です。
何を食べて良いのかわからないという人は、日々の食生活を和食にすれば問題ありません。和食はグルテンが少ないメニューが多く、グルテンフリーダイエットには持ってこいの食事なのです。
グルテンフリーダイエットの注意点
ダイエット先進国アメリカで人気を集めているグルテンフリーダイエットですが、このダイエット方法は医学的に実証されたものではありません。一部の専門家はグルテンアレルギーでもないのに、グルテンを摂取しない生活を送るリスクを懸念する声もあります。
しかし、グルテンを含む食品はパンや揚げ物の衣など、高カロリーであることが多く、間接的なダイエット効果は期待できます。自分の食生活を思い返し、グルテンが含まれているものばかり毎日摂取しているという人は、グルテンフリーダイエットも選択肢の一つです。
おわりに
グルテンフリーダイエットについて、理解は深まりましたか?医学的根拠がないため、実行するかどうか悩む人もいるかもしれませんね。
かと言って、好きなものを食べていてはダイエットにはなりません。一度グルテンフリーを試してみるのもいいのではないでしょうか?
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