体のどこにでもできるいぼですが、目につきやすい首元にできると老けた印象を与えてしまいます。首いぼがコンプレックスになって、襟の開いた服が着られないという人もいるかもしれません。
今回は、首いぼができる原因や、家でできる首いぼの治し方について詳しくお話ししていきます。
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首いぼができる原因とは?
体のいろいろなところにできるいぼですが、大きく「良性腫瘍」と「ウイルス性」に分けられます。それぞれの違いを見てみましょう。
首いぼのほとんどを占める良性腫瘍
首いぼのほとんどは、良性腫瘍(できもの)です。腫瘍と聞くとびっくりするかもしれませんが、正しくは脂漏性角化症や老人性疣贅と呼ばれ、加齢により誰にでもできるものです。
良性腫瘍である首いぼの原因は遺伝です。親族にいぼができやすい体質の人がいたら、自分もいぼができる可能性が高いということです。
皮膚の硬い部分にできやすいウイルス性の首いぼ
もう一つのウイルス性のいぼは尋常性疣贅と呼ばれ、足の裏や指など皮膚が硬い部分にできることが分かっています。ただし、首いぼがウイルス性であるケースはほとんどないので、移る心配はありません。
この他にも、肌に角質が残ることで肌がざらつきて、首いぼのように見えることがあります。
首いぼを家で治す方法とは
見た目年齢をあげる首いぼを家で改善するためには、首いぼが増えないようにケアしたり、古い角質を除去することで、首いぼの予防や改善をすることはできます。
首いぼクリームやジェルは効果がある?
市販の首いぼが取れるといわれるクリームやジェルなどで、首いぼがきれいに取れることはありません。これらのクリームやジェルに配合されているのは、抗炎症効果が期待されているグリチルリチン酸やサリチル酸などが中心。
一定の美肌効果は期待できますが、首いぼへの効果はあまり期待できません。
首いぼ改善に効果的な市販内服薬
自宅でする首いぼケアでおすすめなのは、ヨクイニン酸やビタミンB群など、肌のターンオーバーを正常化させて肌環境の改善が期待できる美容成分を多く含む内服薬や化粧品を使うことです。
肌がざらつきがちな人や日焼けする機会が多い人、色黒の方には特にヨクイニン酸を多く含む化粧品がおすすめです!
Kracie ヨクイニンタブレット
首いぼやブツブツ、肌荒れなどへの改善効果が期待できるタブレット。これ一つで全身の肌トラブルをケアできます。飲みはじめてから「肌がなめらかになった」「色白になってきた」という声もあります。
横山製薬 イボコロリ内服錠
いぼの治療薬で有名な横山製薬のお薬。ヨクイニンエキスを使用した生薬です。顔や体にできるいぼに飲んでアプローチすることができます。
首いぼを防ぐ生活習慣。紫外線は首いぼが悪化させる!
首いぼは生活習慣が原因で増えることもあります。最後に首いぼが気になるときのための日常的なケアを紹介していきます。
紫外線対策が首いぼの増加を防ぐ!
紫外線ダメージで肌の老化が進むと、首いぼができやすくなります。肌の柔らかい首周りは紫外線の影響を受けやすいパーツなので、日焼け止めを塗る、日傘をさす、スカーフを巻くなどして紫外線から肌を守るようにしましょう。
摩擦や刺激は悪化の原因
摩擦による刺激も首いぼを悪化させます。チクチクするセーターや肌触りの悪い化繊などが常に首周りの肌に触れていると、首いぼが増える可能性もあります。天然繊維など肌触りがよく、刺激が少ないアイテムを選ぶようにしましょう。
またネックレスなどのアクセサリーによる刺激も、首いぼが悪化する引き金になります。特に汗をかく時期は要注意。紫外線が強いときは、首周りのアクセサリーを避けるようにしましょう。
おわりに
首いぼは遺伝や肌の角化によってできることが多く、加齢や紫外線、摩擦などによる肌への刺激によって悪化しやすくなります。いぼができやすい体質の方は、体の中からいぼを防いでくれる美容成分を取り入れたり日常的なケアを見直したりすることで、首いぼの予防に努めましょう。
ヨーロッパ在住歴アリの美容オタク。ドラックストアのコスメから美容皮膚科のコスメまでなんでもトライしなければ気がすまない性格。20代のころからアンチエイジング&美白の鬼と呼ばれていただけあって30代後半になってもシミ・シワはほとんどありません!