「夜10時から2時はお肌のゴールデンタイム」「美肌のためには睡眠時間は7時間」と聞いたことはありませんか?美肌をキープしたくても、仕事や家事で忙しい現代の女性が、夜10時に就寝するのはほぼムリ。睡眠時間が5~6時間という人も多いでしょう。でも夜、寝る時間が遅い人や睡眠時間が短い人でも美肌になれる方法はあるんです。ここでは睡眠と美肌の関係についての新常識を紹介しましょう。
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睡眠が美肌を作るメカニズムとは
良質の睡眠をとることが美肌にとって重要な理由は、眠っている間に成長ホルモンが分泌されるからです。では、成長ホルモンは肌にどんな作用をもたらすのでしょうか。
ぐっすりと眠った翌朝、肌の調子がいいように感じるのは、成長ホルモンが分泌されることで肌が修復されているから。新陳代謝が促されることで、健康で丈夫な美しい肌が生まれ、シワやたるみなども起こりにくくなるのです。
新・お肌のゴールデンタイムとは?
10時にベッドに入るなんてムリ、入っても寝つけない!という方も安心してください。お肌のゴールデンタイムは人によって異なります。大切なのは就寝3時間後のタイミングで熟睡していることです。
成長ホルモンが分泌される就寝後3時間が重要!
就寝してから約3時間が経過すると、脳から分泌される成長ホルモンの量がピークとなります。このタイミングでぐっすり眠っていれば成長ホルモンが正しく分泌され、肌の修復と再生が促されることに。夜ベッドに入るのが12時なら夜中の3時ごろ熟睡状態になっていれば、全体の睡眠時間が5~6時間でもOK。「睡眠は量より質」を重視しましょう。
質のいい睡眠をとるためメラトニン
良質の睡眠がとれるかどうかは、日中の過ごし方や寝る前の習慣によっても左右されます。まず、知っておきたいのがメラトニンの存在です。メラトニンとは「睡眠ホルモン」とも呼ばれる健やかな眠りに欠かせないホルモンの一種。人間の体内時計と深い関係にあります。
メラトニンが正常に分泌されるためには、起きたときに窓を開けて日光を浴び、体内時計に朝を知らせることが大切。日光を浴びると、活動に必要なセロトニンが分泌され、メラトニンの分泌が止まります。その後、14~16時間程度でメラトニンが分泌され体温が低下し、体と脳が眠りに適した状態となるのです。朝はできるだけ決まった時間に起きて、日の光を浴びるようにしましょう。
美肌のために心がけたい!就寝までの夜の過ごし方
良質の睡眠で美肌を目指すにはメラトニンや成長ホルモンの分泌を妨げないようにすることも大切。そのポイントを見てみましょう。
寝る直前に食事をしない
胃の中に未消化のものが残っていると、体は消化を優先させるため睡眠の質が低下してしまいます。また、血糖値があがった状態では成長ホルモンが分泌されにくいことも分かっています。食事は就寝前3時間までに済ませておきましょう。
寝る前の入浴はぬるま湯でリラックス
また、メラトニンの分泌を促すためには、体と脳をリラックスさせた状態にしておく必要があります。寝る前にお風呂に入る場合は、ぬるめのお湯につかって体と心を休めましょう。
寝る直前のパソコン・スマートフォンはNG
寝る直前までパソコンやスマホを見ていると、ブルーライトの光によって脳が日中であると勘違いしてしまい、睡眠障害を引き起こすことも。スマホやパソコンの作業は就寝2~3時間前にストップするのがベストです。
眠る直前まで仕事のメールチェックで脳が戦闘モード…。そんなときは、スマホの瞑想アプリやリラクセーション音楽のアプリを試してみるとよいかもしれません。ただし、SNSやゲームの画面を見るのはNGですよ!
睡眠で美肌を作るためのサポートアイテム
夜用スキンケアの中には、寝る前に使用して成長ホルモンとの相乗効果が期待できるものがあります。最後に睡眠中に美肌を作るためのサポートアイテムを紹介しましょう。
ファンケル アテニア ミッドナイトモイスチャライザー〈春夏〉
乱れがちな肌の再生をスムーズに促すクリーム。シグナルペプチドが肌細胞に直接結合して肌再生のスタートを促します。ゼラニウム、ラベンダー、ノバラといった健やかな眠りにピッタリの精油を使ったアロマも夜にピッタリ。
資生堂 アクアレーベル スペシャルジェルクリーム(オイルイン)
オーガニックホホバオイル、オーガニックセサミオイル、スクワラン配合。これ1つでシワや乾燥を効果的に防いでくれます。
おわりに
仕事や家事で忙しい現代の女性でも、睡眠のとり方を工夫することで美肌を手に入れることは可能です。気持ちよく眠ることができれば、美肌だけではなくエネルギーに満ちあふれた体を実感できるはずですよ!
ヨーロッパ在住歴アリの美容オタク。ドラックストアのコスメから美容皮膚科のコスメまでなんでもトライしなければ気がすまない性格。20代のころからアンチエイジング&美白の鬼と呼ばれていただけあって30代後半になってもシミ・シワはほとんどありません!