化粧水と言えばうるおいを与えて肌を整えてくれるというのが一般的なイメージだと思いますが、主に3つの用途によって種類が分かれているんです。
今回は、目的に合わせた化粧水の種類と選び方から、化粧水をつけるときの注意点まで詳しく解説していきます。
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スキンケアの定番化粧品である「化粧水」
化粧水とは、皮膚を保湿して整え、滑らかにする機能を持つ液状の化粧品のことです。保湿成分が角質層に水分を与えて、うるおいのある肌に整えてくれます。
ただ保湿するだけではなく、目的にあわせてさまざまな美容成分を配合した化粧水が開発されていて、さっぱりしたものからやや粘性の高いものまで、テクスチャーもさまざま。肌質や目的に合わせて、肌に心地の良い化粧水を選ぶようにしましょう。
収れん化粧水は油分の多い肌のケアに最適
保湿用化粧水や美容化粧水と違い、角層へうるおいを与えて毛穴を引き締める収れん作用や皮脂分泌を抑える効果が期待できるのが収れん化粧水です。
アルコールの配合量が多くさっぱりとした使用感が特徴で、皮脂分泌を抑えてくれるのでメイク崩れを防ぎたいというときや、オイリー肌の方やTゾーンなど油分の多い肌への使用がおすすめです。
目的によって使うタイミングが違う
収れん化粧水を使用するタイミングとしては、皮脂分泌を抑制してメイク崩れを防ぎたいときはスキンケアの最後に、美容効果を高めるために使用するときには洗顔後すぐの使用が効果的です。
ふきとり化粧水は洗顔前の汚れ落としに
ふきとり化粧水は、肌にうるおいを与える化粧水や収れん化粧水とは違い、肌の汚れを落とすことが目的の化粧水です。メイクを落とした後に肌に残っている油分や汚れのふき取りや、軽いメイク落としとしてだけではなく、ターンオーバーの乱れによって滞っている古い角質を除去するためにも使用できます。
化粧水の中では刺激が強い
肌のゴワつきやザラつきが気になるときに使うと効果的なふき取り化粧水ですが、汚れを落とすことを主な目的としているので、界面活性剤が配合されているほか、エタノールや保湿剤も多く配合されています。
化粧水を手で付けるときのポイント
化粧水を手でつけると、肌への刺激が少なく、体温で化粧水の浸透を高めるだけではなく、化粧水の使用量もコットンを使う場合と比べて少量で済みます。しかし、化粧水のつき方にムラが出てしまう可能性があるので、満遍なくつけるように心がけましょう。
清潔な手で優しくこする
肌につける前には手を清潔にしておきましょう。目の周りは皮膚が薄いので、強くこするとクマやシミの原因になることもあるので、負担にならないように優しくつけるようにしましょう。
化粧水をコットンで付けるときのポイント
コットンは肌の表面を整えながら化粧水をつけることができるので浸透しやすく、均一につけることがてきます。ふきとり化粧水はコットンを使うことで、しっかりと汚れを落とすことができます。
コットンでも強くこすらない
ただし、あまり強くこすると返って肌がダメージを受けることもありますから、十分な量をコットンに染み込ませてから肌につけるようにしましょう。
お風呂上りはできるだけ早く化粧水を!
お風呂で温まった肌は、お風呂から上がると体温が急速に下がると同時に、肌の水分量もどんどん減少していきます。お風呂上りの保湿ケアはとにかくすばやくするのがポイントです。お肌は入浴後30分程度で入浴前よりも乾燥する「過乾燥」になってしまうので、その前に保湿ケアが完了するようにしましょう。
おわりに
一言に化粧水といっても、用途に合わせて実にさまざまな種類があります。化粧水の種類と効果をしっかり理解していると、そのときの肌の調子や気候などに合わせて上手に使い分けることができます。
より効果的な美肌ケアのためにも、今日から化粧水を使いこなして、スキンケアからみんなに差をつけていきましょう!
化粧品関連メーカーにて、化粧品に配合されるエキスの開発や薬事申請業務に従事しました。現在はフリーライターとして、美容関係の記事を執筆しています。
得意分野は肌トラブルの原因と対策方法の解説、化粧品に配合される成分の解説です。2016年に日本化粧品検定1級を取得。
大の広島カープファンで趣味は野球観戦です♪