気になる歯のヌルつきやザラザラをすっきり落としてくれる、スクラブ入りの歯磨き。「歯を白くしたい!」という人の中には、愛用している人も多いのでは?でも、そのスクラブにどんな成分が含まれているかチェックしたことはありますか?
今回は、最近注目を集めているマイクロプラスチック(マイクロプラスチック)がどのようなものかを見てみましょう。
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マイクロプラスチックってなに?
歯磨きや洗顔料などのパーソナルケア製品には、スクラブ入りのものがあります。スクラブの成分はいくつかありますが、極小のプラスチック片(マイクロプラスチック)を含んでいることもあります。近年、このマイクロプラスチックは人体だけではなく自然環境にも悪影響を与えることがさまざまな調査で明らかになりつつあります。
マイクロプラスチックが体に与える影響とは
プラスチックは極めて自然分解されにくいため、スクラブ成分に含まれるマイクロプラスチックも、排せつされたり消化されることなく体内に残ってしまいます。歯のかぶせものを外したり、インプラントを外したりしたとき、すき間にマイクロプラスチックがびっしり…ということも実際に起きているのだとか。ちょっと怖いですよね。
さらに、マイクロプラスチックには有害物質を吸着する働きがあるため、有害物質が付着したマイクロプラスチックを生物が取り込む「生物濃縮」による環境汚染にも懸念されています。欧米諸国の一部では、マイクロプラスチックを使った製品の製造を禁止しているところもあるほどなのです。
マイクロプラスチック入り歯磨き粉を見分けるには?
マイクロプラスチックを遠ざけるためには、日ごろから製品の成分欄をチェックすることが欠かせません。
マイクロプラスチックの見分け方!
成分欄に石油由来の成分の記載があれば、マイクロプラスチックを含む製品と考えて差し支えありません。
マイクロプラスチックを含まない天然由来の成分には、炭酸カルシウムや無水ケイ酸などがあります。スクラブ入りの歯磨き粉を買うときには、これらの成分を含むものを優先して選ぶようにしましょう。
花王 クリアクリーンホワイトニング アップルカモミール
スクラブ入り歯磨き粉の定番、クリアクリーン。タバコのヤニや着色汚れを落とす顆粒(かりゅう)は無水ケイ酸を球状にしたものを使用しているので、安心です。リンゴ酸配合で着色汚れの防止にもおすすめです。紅茶や緑茶、コーヒーや赤ワインが好きという女性にぴったりの歯磨き粉です。
研磨剤なしでホワイトニングできる歯磨き粉
安全な成分で作られたスクラブや研磨剤でも、長期間使い続けると歯を傷つけてしまいます。日常的にホワイトニングをしたいという人でも、スクラブや研磨剤不使用の歯磨き粉を選ぶと、歯にかかる負担が少なくなり、結果としてホワイトニングの頻度を下げることにもつながります。
石澤研究所 歯磨撫子 重曹つるつる歯磨き
重曹がたんぱく質を分解して、汚れを浮き上がらせてくれる歯磨き。スクラブ効果もあるので、洗いあがりはツルツルになります。真っ白ツルピカ!になれる歯磨き粉として口コミサイトでも大人気。インプラントや人工歯が入っていてもOKです!
週1で使う!研磨剤入りホワイトニング歯磨き
着色汚れを落とす効果が高い研磨剤入り歯磨き粉は、週に1回の使用にとどめておくのがおすすめ。その分、ホワイトニング効果が高い歯磨き粉を選びましょう!
ウェルテック コンクール クリーニングジェル<ソフト>
歯医者さんが、ホワイトニング中の患者さんにすすめているのがこちら。高機能シリカが汚れを落とし、ヒドロキシアパタイトが歯を白く磨き上げてくれます。歯の黄ばみが気になる部分を中心に、横向きに細かくブラッシングするのがコツ。筆者はこの歯磨き粉で歯の透明感がアップ!しました。
おわりに
マイクロプラスチック入りの歯磨き粉は、体に悪影響を与えるだけではなく、環境にもよくありません。特に歯磨き粉は家族全員同じものを使っている人も多いはず。家族の健康のためにも、歯磨き粉はホワイトニングやツルツル効果だけではなく、体に悪影響がないかもチェックして選ぶようにしてくださいね!
ヨーロッパ在住歴アリの美容オタク。ドラックストアのコスメから美容皮膚科のコスメまでなんでもトライしなければ気がすまない性格。20代のころからアンチエイジング&美白の鬼と呼ばれていただけあって30代後半になってもシミ・シワはほとんどありません!