スキンケアにも多く取り入れられているアロエですが、最近では入浴の際にもアロエを利用した「アロエ風呂」に注目が集まっています。アロエを取り入れた入浴法にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、そんなアロエ風呂の期待できる効果と、実際に取り入れる方法についてご紹介します。
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保湿効果できるアロエ
アロエがスキンケアに利用されるのは、アロエの葉のゼリー状の部分に含まれるムコ多糖体がヒアルロン酸などの保湿成分に似た構造をしていることにより、保湿効果が期待できるためです。
エイジングケアも期待できるアロエ
これにより、乾燥肌にも水分不足でトラブルの多い肌にも、保湿成分を補うことで健康で美しい肌を手に入れることができます。また、アロエに含まれる多糖体でヒアルロン酸と同じ働きをすることで、保湿に加えて肌のハリを維持することができるので、エイジングケアにもつながります。
アロエシンによる抗炎症効果も期待できる
けがをしたり日に焼けたときにアロエを塗るとよいと昔から言われている理由は、アロエに含まれるアロエシンには、炎症を押さえる働きがあると言われているからです。
入浴に抗炎症成分を取り入れることで、日に焼けた後の体のケアはもちろん、あせもなどの体にできた湿疹や炎症もケア。アロエ風呂を利用することで顔はもちろん、身体のケアができるようになるのです。
アロエ風呂のやり方とは
保湿と抗炎症効果が期待できるアロエ風呂。全身しっとりすべすべの肌にあこがれたなら、ぜひ自宅でもアロエ風呂を取り入れてみましょう。そのやり方についてご紹介します。
最も簡単なのは入浴剤を購入する方法
最も簡単なのはアロエの成分が配合された入浴剤を購入する方法。パウダー状やブロック状など、さまざまな状態の入浴剤が発売されていて、お湯に入れるだけで完成。市販品でも、十分アロエ風呂の効果は期待できます。
天然アロエを利用する
市販のアロエ成分を含んだ入浴剤でも十分な効果が期待できますが、やはり天然のアロエを使うのがもっとも効果が期待できます。天然のアロエを使うときのポイントを見てみましょう。
アロエの乾燥葉を使用する
アロエの葉を2~3ミリ程度にスライスし、日がよく当たり風通しのよい場所で天日干し。アロエの葉が乾燥したら、片手に乗るくらいの量をネットに入れて浴槽に浮かべます。
入浴中もアロエのエキスが出るよう、ネットをもみながら入浴するのがおすすめです。
アロエの生葉を使用する
天日干しせず、アロエの生葉をそのまま入れてももちろんOK。アロエの生葉をスライスし、ネットに入れて浴槽に入れます。
アロエのゼリー状の果肉の部分をすべて浴槽に出し切るようなイメージでネットをもみ、成分を抽出するのがおすすめです。
アロエエキスを抽出して入浴剤にする
アロエの生葉をきれいに水で洗い、すりおろすかミキサーにかけたら清潔な布でこして、アロエのエキスのみを抽出します。火にかけて沸騰したら、入浴剤としてお風呂に入れましょう。
市販のアロエ入浴剤とは違い、色や香りも特にないので気になりません。
アロエ風呂をするときの注意点
アロエも植物である以上、ほかの植物と同じように成分でアレルギーを起こす可能性があります。アロエ風呂をするときの注意点を見てみましょう。
事前のパッチテストは欠かせない
はじめてアロエ風呂を試すときには、「パッチテスト」が必要です。アロエのゼリー状の部分の汁を腕の内側など皮膚の薄い部分に塗って、半日から1日程度様子を見ましょう。赤くなったりかぶれたりしなければOKです。
元気なときだけにする
植物とは言えアロエ風呂はかなりの負担をともなうことがあります。体調がすぐれないときや傷がひどいときも、避けたほうが良いでしょう。
おわりに
アロエ風呂は美容に関心のある女性はもちろん、普段はスキンケアをしない男性や、外遊びで日に焼けることの多いこども、あせもや湿疹の出やすい赤ちゃんにもおすすめ。取り入れやすい方法でぜひアロエ風呂を試してみましょう。
元百貨店美容部員。スキンケアを重視した国内ブランドに勤務していたため、ニキビやアトピーなどの敏感肌のお客様に多くアドバイスを行ってまいりました。現在ではライターとして肌を健康に美しく保つ方法についてお伝えしております。趣味は旅行とおいしいお酒を飲むこと。一眼レフでの写真撮影にもはまっています♪