夏の間、サンダルで露出していたかかと。ふと気づくと、粉を吹いてガサガサの状態になっていませんか?ひどくなるとストッキングの引っかかりや痛みの原因になるガサガサかかとは、早め早めのケアが肝心です。
今回は、ガサガサかかとの原因と、ガサガサかかとを解消するためのおすすめのケア方法とアイテムをご紹介します。
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ガサガサかかとの原因は?
かかとは体重を支えている部分。歩くことでも摩擦や刺激が加わりやすいパーツです。ガサガサかかとは「外部からの刺激や摩擦」と「乾燥」が主な原因です。
刺激や摩擦による「肥厚化」と「乾燥」
肌は刺激を受けるとバリアー機能によって角質を厚くする働き(肥厚化)があります。足に合わない靴で締めつけたり、紫外線などが肥厚化を招く原因になります。
また、足の肌は皮脂腺が少ないため、汗こそかきやすいものの、乾燥しやすくなっています。肌は乾燥すると、水分を蒸発させないために肥厚化が進むので、ガサガサはさらにひどくなります。さらに血行が滞ることでターンオーバーがとどこおると、肥厚化が進む悪循環に陥るのです。
ガサガサかかとは水虫が原因のことも?
足の指にある水虫が長引くと、最終的にかかとの角質まで真菌が到達して粉吹き状態になることも。ここまでくると乾燥やひびわれと見分けるのが難しく、皮膚科で根気よく治療する必要があります。
かかとだけに水虫ができることはない
足の指に水虫がある場合、まれに水虫がかかとのほうまで広がってくることがあります。ジュクジュクしないので放置されがちですが、足全体が白っぽく粉を吹いているなら、水虫が広がっている可能性もあるので要注意です。
ロート製薬 メンソレータム エクシブ Wディープ10クリーム
メンソレータムブランドのこのクリームは、水虫の治療と角質ケアがこれ一本でできる医薬品です。
正しいかかとの角質ケア方法
ガサガサのかかとを見ると、ついやすりでこすりたくなりますが、これはNG。やすりを使って角質を落とすと、肌は刺激が加えられたとみなして角質を厚くしようとします。ここでは筆者がネイリストスクールのフットケアの授業で学んだ、正しい角質ケアの方法を詳しく伝授します!
やすりを使ったかかとケアでツルツルのかかとになる方法
やすりを使うときはまず、角質を柔らかくしておくことがポイント。やすりを使った正しいかかとケアの手順を見てみましょう。
用意するのは、かかと用やすりと人肌より若干熱いお湯、大きめのタオルです。
やすりを使ったかかとケアの手順
- 足首までお湯に5~10分程度ひたします。好みに応じてアロマオイルや入浴剤を入れてもOK
- 片足を出してタオルで軽くの水気をふき取ります。続いてかかと用やすりをお湯で湿らせて、こちらも軽く水分をふき取ります。やすりの目は細かいほうを使用してください
- かかとに当ててこすります。少し角質が出てきたら、それを広げるような感じでこすりましょう
- 反対の足も同じようにして、最後にかかとをすすいで完了です。
ポイントはかかともやすりも完全に乾燥させないこと。乾いてきたらもう一度お湯につけて、湿らせてから続けてください。また、角質を落としたことで刺激に弱くなっているので、しっかりと保湿することも重要です。
ロート製薬 肌ラボ 極潤ヒアルロン液 ライトタイプ
そのまま使用できますが、べたつくときは精製水で薄めてスプレーボトルに入れて使用すると快適。かかとはもちろん体全体の保湿用にひとつ用意しておくと便利です。
DHC 薬用URクリーム
保湿クリームとしてはベーシックな内容で、角質を柔らかくしてはがれ落ちやすくする尿素配合。ヒジやヒザのガサガサ対策にも効果的です。
おわりに
サンダルで歩いている女性のガサガサかかとになっているのを見て「自分は大丈夫?」と心配したことのある人は多いはず。
かかとは意外と人から見られているパーツなのです。正しいお手入れでツルツルのかかとを取り戻しましょう!
ヨーロッパ在住歴アリの美容オタク。ドラックストアのコスメから美容皮膚科のコスメまでなんでもトライしなければ気がすまない性格。20代のころからアンチエイジング&美白の鬼と呼ばれていただけあって30代後半になってもシミ・シワはほとんどありません!