保湿剤は種類によってテクスチャーや使い方が異なります。毎日のボディケアには、どんな保湿剤を使えば良いのでしょうか?
今回は、乾燥しがちなお肌の保湿におすすめしたい保湿剤について、テクスチャごとにその特徴をご説明します。
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定番・人気な保湿剤はどれ?
ボディローションは全身用の化粧水として人気を集めてきましたが、さらなる保湿力を求めて、近年ではさまざまな保湿剤が販売されています。代表的なのはクリームとオイル、ミルクの3タイプ。
ボディローションはお肌になじみやすいものの、油分を含まない物が多いので、保湿目的ならこの3タイプのいずれかを使えば効果が期待できます。
クリームとミルクの違い
ボディクリームとボディミルクはテクスチャーの違いによって分類されることが一般的です。濃厚なテクスチャーのボディクリームと比較して、ボディミルクはとろみのある液状の物が多く見られます。
テクスチャーに応じて容器も異なり、ボディミルクはボトル入りやポンプ入りの物が多く、リッチな手触りのボディクリームは、チューブ入りのものがほとんど。
天然素材の美容オイル
さまざまな成分を組み合わせたボディクリームやボディミルクとは対照的に、スキンケアに使用される美容オイルは天然素材がベースです。
ベーシックなオリーブオイルや椿オイル、マカダミアナッツオイル、保湿力の高さからホホバオイルやスクワランオイルも注目を集めています。
保湿ケアに使うならどれが一番いい?
お肌の乾燥対策は、たっぷりの油分でお肌にフタをすることが重要だといわれています。リッチな塗り心地の保湿剤でじっくりケアしたい人には、オイルかクリームがおすすめです。いっぽう、サラッとした塗り心地を求めるなら、油分控えめなミルクタイプがおすすめです。
オーガニック派にはオイルがおすすめ!
さまざまな成分が含まれるボディクリームやボディミルクは、アレルギー反応が出たときにどの成分が自分に合わないのか判断しづらいのがデメリット。その点、美容オイルはシンプルケアや天然素材を好む人にはうってつけです。
注意したいのは、製品によっては防腐剤が含まれている場合があること。また、天然素材でも肌に合わないケースもあるため、事前のパッチテストなどは欠かせません。
クリームとミルクの優良成分に期待!
ボディクリームやボディミルクは、その配合成分が魅力。加齢により減少する保湿成分を補うことができるので、積極的に活用することで若々しい見かけを保つことができます。また、天然素材によるアレルギーが心配な人にもおすすめです。成分が気になる場合は、全成分を開示している商品を選ぶとよいしょう。
保湿力を高める正しい使い方とは?
ボディ用の保湿剤を使用する適切なタイミングとはどんなものでしょうか?入浴後のお肌は水分が蒸発しやすく、潤いが損なわれやすいので、入浴後はなるべく早くに保湿剤を塗れるように準備しておきましょう。
お肌を擦らず優しくなじませて
保湿の手順をご紹介します。つま先から太もも、腕から肩へと心臓に向かうようにしてマッサージすることで、血行促進する効果も期待できます。
保湿剤の基本の塗り方
- 適量の保湿剤を手のひらに取り、体温で温める
- 保湿剤をお肌につけます。手の広い面を使うようにして、優しく伸ばす
- お肌を擦らないよう注意しながらなじませる
重ね付けするのも効果的
ボディ用の保湿剤は、基本的に一つの商品で保湿ケアが完結するように処方されていますが、重ね付けする方法もあります。おすすめは美容オイルの次にボディクリームかボディミルクを塗る方法。美容オイルは保湿剤としての役割だけでなく、導入剤(ブースター)としての機能も備えています。
お肌を滑らかに整えて、その後に使用する化粧品が浸透しやすくなることが期待できるので、頑固な乾燥肌でお悩みの人はぜひ、試してみてくださいね。
おわりに
クリームとオイルとミルクタイプの保湿剤には、それぞれ異なる特徴があります。テクスチャーや成分などに注目して、ぜひ自分の肌質に合った保湿剤を見つけてください。どうしても一つに絞れない人は、複数の保湿剤を重ね付けする方法もおすすめです。
都内で営業として勤務した後、現在では美容・医療系ライターとして活動中。コスメの成分情報などマニアックなネタを好む。プライベートでは1男1女の子育てに追われ、コスメと洋服の購買欲が止まらない。