ゴルフというと、「金持ちの道楽」、あるいは「中年のおじさんの趣味」というイメージが強いスポーツの1つ。しかし最近では、美容や健康、ダイエット効果が期待できることから、ゴルフを始める若い女子が増えているのです。
今回は、ゴルフをはじめた人も、これからはじめようとしている人にも役立つ、ダイエットとしてのゴルフを成功させるコツをご紹介します。
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ゴルフで痩せられる理由とは?
実は運動量の多いゴルフ
ゴルフにダイエット効果がある1つの理由は、プレーをしていると知らず知らずのうちに長い距離を歩けるということです。
ゴルフは1回のプレーで平均10キロほどの距離を歩くと言われています。ウォーキングで10キロ歩くことは簡単ではありませんが、ゴルフであれば楽しみながらできるわけです。
しかしゴルフのプレー中、歩くペースは非常にゆっくりですし、継続的に10キロを歩くわけではありません。ダイエット効果は本当にあるのでしょうか。
有酸素運動としての効果が期待できる
一般に有酸素運動で重要なポイントは、20分以上続けて運動することと言われています。20分経過すると血中の脂肪が使用され尽くし、蓄積されている脂肪の燃焼へとシフトするからです。
歩くことは有酸素運動に含まれますが、20分連続して歩く必要があるなら、継続して歩かないゴルフは、有酸素運動に含まれません。しかし、国立健康・栄養研究所の田中茂穂基礎栄養研究部部長の研究によると、合計時間が20分であれば、途中で中断しても継続して運動したときと同じ脂肪燃焼効果が期待できるという研究結果が出ています。
つまり、ゴルフのプレイ中の断続的なウォーキングでも、ダイエット効果は期待できるのです。
ゴルフダイエットを成功させるポイント
フォームに気をつける
一般的にゴルフは何人かと一緒にプレーしますから、自分だけペースを上げて、スタスタ歩いて行くことはできません。そこで、歩くフォームを少し意識して、ダイエット効果を高めます。
ポイントは、背筋を伸ばして胸をできるだけ張り、腕もできるだけ大きく振って、歩幅も大きめにとり、かかとから着地するように歩くこと。緊張感を持って歩くことによって、10キロのウォーキングが相当ハードな有酸素運動へと早変わりします。
正しいフォームで打つ
歩くことが注目されていますが、ゴルフのメインはプレーにあります。スウィングのフォームも正しく保とうとすると、スコアがよくなるだけではなく、ダイエット効果が高まります。
はじめたばかりのゴルファーは腕力で打とうとしがちですが、正しいフォームで打つためには、おなかを意識することが重要です。鼻から息を吸っておなかをへこませ、へその下にある丹田(たんでん)を意識しながら体幹筋を使い、体全体を使って打ちます。
正しいフォームでプレイできればスコアが良くなるだけではなく、ダイエット効果も期待できます。スウィングのたびに体幹筋を意識することで、腹筋や背筋を中心とした筋肉が鍛えられ、基礎代謝が向上するからです。
基礎代謝が向上すれば、たまった脂肪も燃えやすい体となり、より大きな痩せやすく太りにくい体質になります。
プレー終了後の食事に気をつける
せっかくゴルフでカロリーを消費しても、その後にお酒を飲んだり高カロリーのものを食べたりすれば、すべて水の泡になってしまいます。過度に我慢する必要がありませんが、食べるものに少し注意を払うだけで効果は変わってきます。
ポイントは糖質、脂肪をできるだけ避け、タンパク質を摂取すること。ビールやご飯は糖質ですから控えめに、肉や魚はできるだけ脂身の少ない部分を選ぶことで、脂肪を減らして筋肉をつけるサポートができます。
おわりに
ここまで見てきたように、ゴルフもプレー次第で効果的なダイエットになることがお分かりいただけたと思います。
ただ、ゴルフの楽しさはコースを他の人と一緒にまわることです。一人でストイックにプレーするのも味気ないもの。上に挙げたことをすべてできないとしても、多少意識するだけでもダイエット効果は大きく違います。
プレーにも少なくない費用がかかるゴルフ、どうせプレーするなら、楽しみながら痩せられたらベストです。
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