単なる乾燥肌でも敏感肌でもない、 乾燥性敏感肌 って知っていますか？
実は案外多くの人が悩まされている肌トラブルの一つなのです。肌が乾燥しているなあ…と思って対策をしてみても症状がなかなか緩和されない場合、乾燥性敏感肌になっているかもしれません。
ここでは、乾燥性敏感肌の原因や症状、そして効果的な治し方とスキンケア方法を紹介します。
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乾燥性敏感肌 とは
角層にあるセラミドが少なくなると、肌が乾燥しバリアー機能が正常に機能しなくなってしまいます。
バリアー機能が低下している肌は、ちょっとした刺激にもダメージを受け、乾燥がどんどん進行してしまいます。この状態を、乾燥性敏感肌と言います。
- 髪の毛が顔に触れるとヒリヒリする
- 化粧水がしみる
- かゆみがある
- 肌の乾燥をひどく感じる
といったことがありませんか？もしあるとすれば、バリアー機能が低下している可能性大ですよ。
セラミドとは、肌の細胞と細胞の間に存在し、水分を保持する機能をもったもの。肌の乾燥や外部からの刺激によってバリアー機能が低下した肌は、セラミドが減っていき水分が保（たも）てなくなります。その結果、肌は乾燥し角質細胞がバラバラの状態となり、皮膚にできた隙間からますます水分が蒸発していきます。そして、肌が隙間を埋めようと肌のターンオーバーを早めることになります。
肌のターンオーバーが早いということは一見良さそうですが、肌のセラミドが十分に成長していない状態で肌が生まれ変わることになるので、バリアー機能がますます低下することになるのです。
参考：花王
乾燥性敏感肌 のバリアー機能を低下させる七つの原因
1.間違ったクレンジングや洗顔
クレンジングを行うことは、メイクと同時にセラミドも落としてしまっています。洗浄効果の高いクレンジングや洗顔料の場合、肌のバリアー機能まで低下させてしまうので、実はとても危険です。
洗顔の際にゴシゴシとこすり洗いをするのもダメ。肌を必要以上に擦ったり、たたいたりして肌に刺激を与えることはバリアー機能を低下させてしまうのです。
2.紫外線によるダメージ
肌は、ごくわずかな紫外線でも浴び続けることで肌を保護しようとして、角質を分厚くします。分厚くなった角質の内部ではセラミドが減少してしまうので、肌の保湿効果も弱まることに。
また、潤い成分を浸透しにくくするので、バリアー機能の低下を一層引き起こします。肌は非常に刺激を受けやすい状態になっているため、内部まで紫外線を浸透しやすくなっています。
その結果、乾燥だけでなく、炎症も引き起こしやすくなります。
3.不規則な生活習慣
男性と同じように女性が社会で活躍するようになってからというもの、不規則な生活をせざるを得ない女性も多くなっていますよね。そのため、睡眠時間の確保が難しい方もいることでしょう。
しかし、肌のためには最低6時間、質の良い睡眠を確保することが大切で、上質なスキンケア用品を使う事や美肌のための栄養素を摂取することよりも重要です。なぜなら、良質の睡眠が肌のバリアー機能を維持する効果があるからです。
4.偏った食生活
肌トラブルには外部から働きかけるだけではなかなか状況は改善されません。外部からの働きかけと同時に、体の内側からも働きかけると肌症状の改善が比較的早く見られる傾向にあります。
ダイエット中で食事をあまり取らないことは問題ですが、しっかり食べていたとしても食べている内容に気をつけなくてはいけません。野菜や果物は極力食べない、好きなものばかり食べるといったような栄養に偏りのある食生活は肌のバリアー機能の低下を招きます。
5.ストレス
肌ケアに普段から気をつけていて、スキンケアにこれといった問題がない場合は、ストレスが影響していることもあります。イライラするような心理的ストレスを抱えていると、血行不良や免疫力が低下していきます。
ストレスを抱えているとおなかを壊しやすい人が多いように、内臓へ刺激を受けやすくなることも想像できるでしょう。特に腸に強い刺激を受けると免疫力が低下しやすいことはよく知られていますよね。
免疫力の低下は肌のバリアー機能も低下しやすくなるのです。
6.環境による刺激
心理的ストレスのような内部ストレスと同様に、肌への外部ストレスも乾燥を伴うトラブルを起こしやすくします。代表的な外部ストレスとして、紫外線、外気の乾燥、大気の汚染、花粉症のようなアレルギー源があげられます。
外部ストレスを受け乾燥した肌はバリアー機能もうまく働かなくなるので、かゆみや赤みを伴うじんましんや湿疹に悩まされることも少なくありません。
7.寒暖差
季節の変わり目になると肌がカサカサする、吹き出物が出るといった肌トラブルに悩まされる人も案外多いですね。特に、冬から春、夏から秋にかけて寒暖差を強く感じ、湿度変化を肌で感じやすい時期に目立ちます。
同時に、体は気候の変化に慣れようとすることが多かれ少なかれストレスとなって、自律神経が乱れがちになります。自律神経が不安定になると肌の状態も不安定になりやすくなり、肌のバリアー機能も低下してしまいます。
乾燥性敏感肌 の症状
赤みやかゆみがある
前述したように、乾燥性敏感肌とは肌のバリアー機能が低下し、肌が乾燥することで外部刺激を受けやすくなった状態の肌です。外部からの刺激を受けた肌は皮脂膜が薄くなることがわかっています。
そして、皮脂膜が薄くなった肌は外部からの刺激を受け、赤みを帯びた炎症を起こしやすくなります。すると、肌の乾燥がますますひどくなることがあります。乾燥がひどくなると肌がかさつくため、かゆみを伴うことも多いです。
皮がむける
乾燥性敏感肌で皮がむけるのは、肌の生まれ変わりであるターンオーバーが正常に働かないことが原因。ターンオーバーが早いと角質が剝がれ落ちるサイクルも早くなっています。
正常なターンオーバーであれば、古くなった角質が新しい角質に押し出されて剝がれ落ちます。しかし、乾燥性敏感肌では肌内部のセラミドや皮脂が不足しているので、できたばかりの新しい皮膚が押し出されて剝がれ落ちてしまいます。むけている皮は新しくできたばかりの皮膚ということです。
スキンケアがしみてヒリヒリする
スキンケア用品がしみてヒリヒリするといっても、化粧水がしみるのか、乳液がしみるのか、美容液がしみるのか、クリームがしみるのかによっても肌の状態が違っています。少なくとも、ヒリヒリするのであれば肌が保湿すら拒絶している状態であることは間違いないです。
そして、この不快な症状は肌の乾燥とバリアー機能が低下していることが原因。また、セラミドが不足することで起きる肌内部の隙間がどのくらいなのかで、しみる程度とヒリヒリとした痛みの程度も変わってきます。
今すぐ試したい！ 乾燥性敏感肌 の三つの改善法
セラミド配合の化粧水を使用する
乾燥肌敏感肌の場合にはやはり肌の乾燥が気になるところ。肌の乾燥対策にはたっぷりと化粧水で保湿しなくちゃ！と思うでしょう。化粧水を使う時にはぜひセラミド配合の化粧水を選ぶようにしましょう。
大抵の化粧水は大部分が水分でできているので、肌にたっぷりつけて満足してもほとんどが蒸発してしまうため、実は意味がないのです。
乾燥肌敏感肌の肌内部は、肌の潤いに影響を与えるセラミドが不足している状態なので、化粧水で水分補給をしながらセラミドの補給も行っていきましょう。
ワセリンを使用する
乾燥肌敏感肌といっても肌の状態には個人差があって、乾燥があまりにひどい場合は化粧水、乳液、美容液のどれをつけてもしみてしまう…ヒリヒリ痛みがある…という人さえいます。
この場合は、ワセリンがおすすめ。ワセリンは赤ちゃんからお年寄りまで安心して使える保湿剤として知られています。ワセリンには肌に油分を補う成分が配合されているだけでなく、低下してしまったバリアー機能や水分を補い、角質層に水分を閉じ込めて油分を補う働きがあります。
バリアー機能を低下させる原因を取り除く
乾燥肌敏感肌対策に、セラミド配合の化粧水やワセリンをいくらつけても、バリアー機能を低下させる根本的な原因を取り除かない限りは、なかなか肌の改善が見られません。
そこで、肌ケアを行いながら、バリアー機能を低下させている原因を取り除くことを意識しましょう。
例えば、ゴシゴシ洗顔していないか、アレルギーを起こしていないか、ストレスを抱えていないか、生活習慣が乱れていないか、睡眠がとれているのか…心当たりのあるところから見直していくようにしましょう。
乾燥性敏感肌 の人気化粧水ランキングBEST5
1位：ディセンシア「アヤナス ローションコンセントレート」
All About ベストコスメ大賞 2016、通販ベストコスメ敏感肌部門で大賞を受賞した人気商品。濃密なうるおいが深く広がり喜びを感じられる化粧液。
とろみのあるエキスがひとつひとつの細胞に働きかけ、潤いのあるしっとりとした肌へと整えてくれる、高保湿ローション。少量のローションでも濃密なうるおいで、肌になじんだ途端にすーっと浸透するのを実感できます。
まるで肌の深奥部分からしなやかに、そしてふっくらとしたハリのある肌へ導いてくれるようです。使ってすぐに実感できる効果は期待以上。また、バリアー機能が低下したことで加速したエイジングケアができる点も魅力です。
使い終わった後はポンプの耐久性の面から、約5本分は専用リフィルで使用し続けられるところは、肌だけでなくお財布にも環境にも優しく、衛生的でうれしいです。
2位：常磐薬品 「ノブⅢ フェイスローションR（しっとり）」
肌のバリアー機能をサポートしているといわれているのが、セラミド・天然保湿因子・皮脂の三つ。ノブはこの三つに着目し、代わりとなる成分として、セラミド３・アミノ酸・スクワランに注目しました。この成分を肌に適したバランスで化粧水に配合することで、悩み多き肌から潤いのある美肌へ導いていきます。
肌あれや乾燥が気になる肌のために、臨床皮膚医学に基づいて考えられたしっとりタイプの「ノブ Ⅲ フェイスローション R」。しっとりとしたローションの感触は、 肌あれや乾燥しがちなお肌につけた直後に素早くなじんでたっぷりと潤いを与えてくれます。潤いが角層まで浸透し、もっちりとした肌を持続できるのは、肌トラブルに悩む人にとって強い味方です。
化粧水の浸透力と保湿力の高さがありながらもサラッとしたテクスチャーは、べたつきが苦手な人にも好まれています。
3位：資生堂「dプログラム モイストケアローションW」
敏感肌に悩む人のために資生堂が開発したdプログラム。一般的に、敏感肌とひとくくりにされがちですが、dプログラムでは敏感肌も四つのプログラムに細分化し、それぞれの悩みに合った商品を用意しています。
その一つに、肌あれや粉ふきしやすい肌のために作られた「モイストケア プログラム」があります。乾燥しやすい肌環境で崩れがちな肌のバリアー機能を整え、しっとりもちもちとした透明感あふれる美肌に導く化粧水が「モイストケア ローション Ｗ」です。
1プッシュ目でしっとり潤い、2プッシュ目でもっちりした肌を実感できます。保湿効果が高いスキンケア用品にありがちな重さがないので、年間を通して使えるのもうれしいです。
オイルフリーなのでヒリヒリ感に敏感な肌でも安心して使えます。愛用者には10年以上のリピーターも多く、品質と効果の高さはお墨付きです。
4位：花王「キュレル 化粧水III とてもしっとり」
くり返しがちな肌荒れやカサつきのある乾燥性敏感肌に特化した商品をそろえたキュレル。セラミドの働きを守って潤いを365日間与え続ける『セラミドケア』を行うのがキュレルの化粧水の特徴です。
化粧水には、化粧水I（ややしっとり）・化粧水II（しっとり）・化粧水III（とてもしっとり）の3種類を取りそろえているので、肌の状態に合わせて使い分けることもできます。特に、この3種類の中でも肌を一番しっとりとさせ、リッチな使い心地を感じさせてくれるものが化粧水IIIです。
毎日朝晩のスキンケアとして使い続けることで、肌を守るバリアー機能が改善されます。また、潤い成分であるユーカリエキスが配合されているので、角層の深奥部までじっくりと浸透していきます。
乾燥が気になる季節でも肌荒れしにくい、十分に保湿された肌を保つことが効果的になります。
5位：小林製薬「ヒフミド エッセンスローション」
セラミドとまったく同じ構造をもつ保湿成分ヒト型セラミドを3種類配合した、ヒフミドシリーズの化粧水エッセンスローション。化粧水は肌に直接つけるものだからこそ、外部から角質層のすみずみまで不足しているセラミドや水分をしっかり補えるかが重要です。
化粧水のテクスチャーはとろみがあるのにべたつかず、つけてすぐに肌へ浸透していきます。そして、肌が失いかけていた潤いを与え、弾力とハリのある肌へと導く効果があります。
同時に、肌の老化や小ジワにつながる乾燥から守り、肌の基礎力やバリアー機能を高める効果も期待できます。使い続けることで肌がもちもちと柔らかくなったという声が多いです。
乾燥性敏感肌 におすすめの化粧品ブランドBEST3
1位：NOV（ノブ）「ノブⅢ」
1985年に敏感肌のために誕生。低刺激性でありながら肌をすこやかに保（たも）てるスキンケアを目指しています。赤ちゃんからお年寄りまで乾燥肌や敏感肌に悩む全ての人に効果絶大。肌の状態がどうしようもなくひどい時の特効薬的な存在として、多くの女性から人気を集めています。
皮膚科の専門医に勧められて使う人も多く、臨床皮膚工学に基づいて開発された商品は専門家のお墨付きだけのことはあって安心して使えますね。
クレンジング
ノブⅢ クレンジングクリーム
肌あれや乾燥が気になる人にやさしいメイク落とし。肌への負担が少ないので、洗い上がりの乾燥やつっぱり感はないです。唇が特に乾燥しやすくいつもガサガサでしたが、今ではだいぶ落ち着いています。メイクや肌の汚れをきれいに落としながらも、潤いをキープしながら、しっとりなめらかな使い心地なので安心です。
洗顔料
ノブⅢ ウォッシングクリーム
きめの細かい弾力のある泡立ちは肌の潤いをキープしたまま汚れをスッキリ落としてくれます。肌負担が少ないので、洗い上がりのつっぱり感がなく、しっとりともちっとした肌に洗い上げるのもうれしいです。
化粧水
ノブⅢ フェイスローションR（しっとり）
しっとりした感触で 肌あれや乾燥しがちな肌にたっぷりと潤いを与える化粧水。手にとって肌につけると素早くなじみ、もっちりとした肌が持続できるので思わず何度も手で触りたくなるほどうれしいです。
美容液
ノブⅢ バリアコンセントレイト
肌あれや乾燥を防ぎ、潤いと透明感のある肌へと導く高保湿美容液。皮膚と同じ構造の天然型セラミドを配合しているので肌に素早くなじんで浸透力のすごさを感じさせてくれます。バリアー機能が低下した角層にまで保湿成分が入りこんでいくのを実感できます。
乳液
ノブⅢ ミルキィローション
みずみずしい感触からは想像もつかないほど、実際に肌につけてみるとあまりのしっとり感に驚きます。少しべたつく感じがする…と思ったのもつかの間、しばらくするとサラッとしてくるので不思議な感覚です。潤いを与え、 肌あれや乾燥しがちな肌を柔らかく滑らかに整える乳液です。
クリーム
ノブⅢ モイスチュアクリーム
しっとりとリッチな感触で肌あれや乾燥しがちな肌に潤いを閉じ込めて滑らかに整える保湿クリーム。まるで肌につけた化粧水や乳液にふたをしてくれるようです。
2位：ディセンシア「アヤナス」
敏感肌や乾燥肌をケアしながら、女性の肌の悩みにアプローチし、ハリつや肌へと導く効果があります。敏感肌専用なので保湿効果が高いのは当然ですが、エイジングケアの効果が高いのもうれしいですね。
保湿効果やエイジング効果が高いのも、30代以降になって使用する人が多いことが物語っていますね。
化粧水
アヤナス ローション コンセントレート
濃厚なとろみのあるエキスはまるで潤いが肌全体に行き渡るような感覚を与えてくれる高保湿ローション。 まるで芯からしなやかでふっくらとハリのある肌へ導いてくれているようです。
美容液
アヤナス エッセンス コンセントレート
とろりと広がり肌へ溶け込む濃密なエッセンス。とろみのあるエッセンスは肌なじみが良く、肌と一体化するように浸透します。抗炎症や抗糖化のWケアを行いながら滑らかでピンッとしたハリ肌へと導いてくれます。
クリーム
アヤナス クリーム コンセントレート
美容成分を閉じこめ、上質な肌に仕上げてくれる極上クリーム。リッチでコクのある濃密なクリームが、肌の上でとろけるように浸透します。肌本来のバリアー機能を高めつつ美容成分を閉じこめて極上のハリ肌に仕上げてくれるようです。
3位：ETVOS（エトヴォス）
日本初の国産のミネラルコスメを発売した、大人ニキビや肌トラブルに悩む人専用に作られたブランド。石けんで落とせる肌に負担の少ないミネラルメイクとしても有名です。
保湿力がものすごいので、少量でも十分しっとり！コスパが最高に良いです。肌トラブルに悩み、ヒト型セラミド配合にひかれた20代から40代まで幅広い年齢層の人が愛用しています。
化粧水
モイスチャライジングローション
肌の潤いや保水力に着目した化粧水。水分を抱え込む保湿成分が配合されているので、肌につけると潤いを与えられことを実感しながら、肌の保水力が育っていくのも日々感じられます。
美容液
モイスチャライジングセラム
保湿成分であるヒト型セラミドを配合した保湿美容液。塗ってすぐにもちっとした感触を得られるほど保湿に優れた美容液です。潤いに満ちた、肌トラブルの起きにくい肌へと変わっていくのを感じられます。
クリーム
モイスチャライジングクリーム
5種のヒト型セラミドとビタミンが配合された、リッチな使用感の保湿クリーム。初めて使う時は硬めのテクスチャーで使いにくいと感じますが、肌にのせたあとのサラッとした感触と保湿の高さに驚きます。油分が少なく乾燥しがちな肌をツヤ感のある肌へと導いてくれます。
乾燥性敏感肌 を改善させるスキンケア
1.クレンジング
どんな肌質でも、肌への負担が一番大きいのはクレンジングです。特に、乾燥性敏感肌の場合はクレンジングに使うコスメ選びが重要。おすすめなのはせっけんやクレンジングミルクです。
これだけで落とせないようなメイクは肌負担が大きいので、乾燥性敏感肌であればなるべくせっけんやクレンジングミルクで落とせる程度のナチュラルメイクを心がけるとよいでしょう。
クレンジングの仕方
- 肌に優しいタイプのクレンジングをTゾーン、Uゾーン、全体のメイクと優しくすばやくなじませる。
- 32度程度のぬるま湯で、優しく手ですすぐ。
2.洗顔
乾燥性敏感肌を改善させる洗顔のポイントは短時間で済ませること、なるべく肌を擦らないことです。
洗顔の仕方
- 32度程度のぬるま湯で短時間に洗顔する。この時にゴシゴシ擦らない！
- 柔らかいタオルやペーパータオルで水分を吸収する。この時もゴシゴシ擦らない！
よほどのオイリー肌でない限りぬるま湯洗顔で十分汚れは落とせます。また、時間がかかる洗顔は油分を取りすぎてしまいます。そして、話題の泡洗顔も洗顔に時間がかかってしまうので乾燥性敏感肌には不向きです。
3.化粧水
どんなに良い化粧水を使ったとしてもても、正しい使い方をしなければ期待する効果は得られません。乾燥性敏感肌を改善させる化粧水をつけるポイントは、洗顔後は１秒でも早く化粧水をつけること、適量を2から3回にわけて優しく手で包むようにつけることです。
化粧水のつけ方
- 適量の半分の化粧水を手にとって体温で温める
- 顔全体に手でなじませる
- 適量の半分の化粧水を目元や口元につける
- 全体がもっちりしたら完了
4.美容液
美容液も化粧水と同じで、どんなに高価なものや効果的なものを使っても、正しい使い方をしなければ乾燥性敏感肌の改善は期待できません。乾燥性敏感肌を改善させる美容液をつけるポイントも、化粧水と同様になるべく早くつけることです。
美容液のつけ方
- 適量の美容液を手にとって体温で温める
- 顔全体に手で優しくなじませる
- 全体がもっちりしたら完了
5.乳液
乾燥性敏感肌を改善させる乳液をつけるポイントは、皮脂の分泌量で塗る量を分けること、ハンドプレスで肌になじませることです。
乳液のつけ方
- 適量を手のひらにとって、両手を合わせて軽く体温で温める
- 顔の中心から外側に乳液を押し当てながら顔全体になじませる
- 目元や口元といった乾燥が特に気になるところには指で重ね塗りする
- 皮脂が多いなぁと感じるところは余った乳液をティッシュで押さえてとる
乳液をつける順番はメーカーによって異なりますので、メーカーの指示に従って使う事をおすすめします。
6.クリーム
乾燥性敏感肌で、起床時や夕方に肌のカサつきを感じる場合は、クリームをスキンケアに取り入れると良いでしょう。そして、クリームをつけるポイントは、顔用のクリームを適量つけること、毎日スキンケアに取り入れることです。特に、セラミド配合の高保湿タイプのクリームで肌の改善が期待できます。
クリームのつけ方
- 顔専用のクリームを適量手に取る
- 特に乾燥が気になる目元や口元は重ね塗りをすると効果的
- 入浴後のスキンケアから就寝まで時間があく場合は就寝前にもう一度クリームを塗る
乾燥性敏感肌 の絶対NGな五つのスキンケア
1日2回以上の洗顔料を使った洗顔
乾燥性敏感肌は女性特有の肌トラブルなの？と思っている方も多いかもしれませんが、女性に乾燥性敏感肌で悩む方が多い理由は、男性に比べて洗顔の時間が丁寧で、回数も多いからです。
男性の洗顔をみてもわかるように、きちんと洗ってる？と聞きたくなるような洗い方ですよね。いい加減にみえる洗顔にも関わらず、男性の方が肌のきれいな人が多いのは事実です。
基礎化粧品のつけすぎ
乾燥性敏感肌を引き起こす、悪化させるものに基礎化粧品のつけすぎもあります。基礎化粧品をたっぷりつけてスキンケアすることが良いことだと思われていますが、実は間違った認識です。
肌には一定量の水分しか吸収されないので、必要以上に基礎化粧品をつけるのは、意味がないどころか逆効果になっているのです。
多くの女性はスキンケア用品が肌に吸収しやすいようにとパッティングを行っていると思いますが、実はこの動作が肌の角質層を傷つけていることもあります。
長時間のパック
両手があくことで『ながら』スキンケアができて便利だと、多くの女性が愛用する美容パック。特に忙しい朝やお風呂上がりに使っている人も多いのではないでしょうか。
実はこの美容パックも、使い方を間違えると乾燥性敏感肌には負担になります。長時間し続けると美容パックが乾燥して、肌から水分を奪ってしまいます。保湿するはずの美容パックで乾燥肌になってしまっては意味がありませんね。
長時間の入浴
長時間の入浴をすることで発汗を促し顔の保湿にも良さそうなイメージですが、これもNG。長時間お風呂につかることで肌の角質層が大量の水分を吸収します。そして、肌の保湿成分である油分がなくなってしまうことに。
長時間お風呂に入っていると肌が梅干しのようにシワシワになった経験があるかと思いますが、あれは肌の保湿成分がなくなっているサインだったのです。
肌がシワシワにふやけるほどの長時間の入浴は肌の保湿どころか、乾燥をますます悪化させてしまうのです。
オイルなどの過度なマッサージ
オイルを肌につけるとしっとり感が得られます。そして、このしっとり感が「肌が保湿され、乾燥を防いでくれる。」という錯覚を起こさせます。オイルは肌表面の水分を蒸発させない効果がありますが、保湿効果は一切ありません。
さらに、オイルをつけて手でマッサージすることで起きる摩擦も、肌をさらに乾燥させてしまうのです。
乾燥性敏感肌 のメイクのポイント
ナチュラルメイクにする
クレンジングを行うことは、どんな肌質の人にも負担が大きいので乾燥性敏感肌であれば特に注意したいスキンケアの一つ。特に乾燥性敏感肌の場合は肌に優しいクレンジングを使う事が肌の改善には効果的です。
しかし、肌に優しいクレンジングは洗浄効果が弱いのが特徴です。またメイクそのものが肌への負担にもなります。肌負担の少ないクレンジングで落とせるようなナチュラルメイクをすることも、乾燥性敏感肌を改善させるためには大切です。
刺激の少ないファンデーションを使う
乾燥性敏感肌には肌への刺激が少なく、保湿効果の高いファンデーションがおすすめ。特におすすめなのが、乾燥の気になる韓国発祥のクッションファンデーション。
多くのクッションファンデーションは下地が不要で、美容液配合のため乾燥性敏感肌には向いていますね。
特に、下地不要というメイクの工程が省けるところは肌負担も減るので、肌のため優しい、メイクが時短できることもうれしいポイントではないでしょうか。
おわりに
良かれと思っていたスキンケアが乾燥性敏感肌の原因だった…と目からうろこの情報もあったのではないでしょうか。
肌の状態をみると、身体の状態や生活状況がわかるといわれています。人が思うよりも肌は敏感で正直です。乾燥性敏感肌は主な原因がわかっていますので、肌の状態を改善したいのなら少しずつできることから原因となるものを取り除いていく、見直していくことを始めましょう。
ちょっぴりこだわりが強い自他共に認めるおしゃれ大人リケジョ。エンジニアからフリーライターに転職後、目下多数メディアで執筆中。楽しいこと、おしゃれなこと、カッコいいこと大好きな自遊人♡いつも高くアンテナ立てて、発信できる情報を探知しています。