ダイエットの基本とも言える食事制限では、主食に多く含まれる「炭水化物」を減らすことは大前提。では、そんな炭水化物たっぷりの「おにぎり」を使ったダイエットがあるのを、あなたは知っていますか?
今回は、注目を集める「おにぎりダイエット」のポイントや効果についてご紹介します。
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おにぎりダイエットの仕組みとその効果
おにぎりダイエットとは
おにぎりダイエットとはその名の通り、食事のときにおにぎりを食べるダイエット法です。
現代人の肥満は、高カロリー・高脂肪の洋食が浸透したのが原因と言われています。これを米を主食とした和食に改めることで体質改善を目指し、ダイエットするのが狙いです。
基本的におにぎり以外に食べるものはみそ汁のみで、肉や魚、果物など、糖質や炭水化物の多いものはNG。サラダのドレッシングにはポン酢やノンオイルドレッシングを使います。メニューの制約が多いことから、おにぎりダイエットの目安期間は最長でも3週間程度と、挑戦しやすいダイエット方法と言えるでしょう。
おにぎりダイエットの効果
お米は炭水化物の中でも燃焼しやすく、体を温める効果が期待できます。また、脂質が少なくアミノ酸のバランスが良好で、消化吸収のスピードも遅いので、脂肪として蓄積される量が少ないのもメリットです。加えて、食べ過ぎを抑えることもできます。
おにぎりダイエットのポイント
おにぎりにするご飯
おにぎりにするご飯は「冷や飯」がベター。握りやすくなるのはもちろん、整腸作用と脂肪燃焼を促す作用が期待できる「難消化性デンプン」が大腸まで届きやすくなります。難消化性デンプンをより効果的に摂取するためには、白米だけよりも玄米や雑穀米を使用する方がベストです。
おにぎりダイエットに適した具材
おにぎりの具の定番であるツナマヨネーズやカルビ、めんたいこやシャケは高カロリーなのでNG。梅やオカカ、昆布、ゴマ塩、岩のりといった低カロリーの具を選びましょう。
おにぎりダイエットの注意点
摂取する飲み物・食材
おにぎりダイエットでの食事中の水分補給は水やお茶が基本です。最近ではコーヒーや紅茶と一緒に食べる人もいますが、ノンシュガー・カフェインレスのものを選ぶようにしましょう。また、おにぎりと一緒に飲むみそ汁も、具は野菜や海藻類にして、肉や魚は使わないようにしましょう。
期間は「3週間」を守る
おにぎりダイエットは米と野菜を中心とした食生活になるので、長期間続けると栄養バランスも偏ってきます。あくまで「3週間」が目安となるダイエットです。
我慢のしすぎはリバウンドの原因になるだけではなく、栄養不足の原因にもなります。ダイエット期間中の栄養不足が気になる方は、サプリメントなどで補うこともOK。
ダイエット後の食生活は、体調を見ながら徐々に元に戻していくようにしましょう。
おわりに
話題の「おにぎりダイエット」は、肥満の人ほど効果を実感しやすいようです。日本人にとっては身近なおにぎりを使ったダイエットなので、それほど実践しづらい方法ではないかと思います。
ゆっくり噛んで味わってみたら、お米の美味しさにあらためて気づけるかもしれません。
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